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採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ | 病院DX③

こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。

OPEReのコサコです。

オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。


今回は、病院DXに関する記事の第3回。「採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ」というテーマでお届けします。


第1回「病院DXに取り組むときの3つのコツ | 病院DX①」はこちら

第2回「無料で始める病院DX〜HubspotとConfluence〜 | 病院DX②」はこちら



復習:病院DXとは?

病院DXとは、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革することです。

変革を推し進める際のコツとして、以下の3つを紹介しました。

  • 患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること

  • 組織的に小さく始めること

  • 金額的に小さく始めること

1つ目のコツである「患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること」は、DXの定義である顧客ニーズにあったものを提供するという部分を参考にしています。


日本の医療機関の多くは、世の中一般的なデジタルの流れに沿ってサービスを提供できていないのが現状ですが、今回はスマートフォンの縦型動画に対して、どう策を講じていくかについて紹介していきます。



デジタルの流れ:スマホの普及


令和2年の総務省「通信利用動向調査」では、スマートフォンの普及率が全世帯で83.4%となり初めて8割を超えたと発表されました。


年代別にみても、69歳までの個人の多くがスマートフォンを利用していることがわかります。

社会の流れ、患者のニーズを考えると、スマートフォンを中心とするデジタルコミュニケーションは無視できなくなっています。



スマホの動画は、縦型動画


ウェブサイトが、パソコンの画面中心に作られていた時代から、スマートフォンでの閲覧を前提に移り変わったように、動画の世界も、縦型動画を見かける機会が大幅に増えています。


代表的な例はTiktokやInstagram ストーリー、YouTube Shortsでしょうか。

短い動画は、縦で見る


先の例で挙げたアプリ(Tiktok、Instagram、YouTube Shorts)では、縦型動画として見せるのは、尺の短いものです。


アプリごとの動画の長さの違いはあるものの、1分以下の動画の場合、縦型動画に寄せていきたい流れが見て取れます(LISKUL)。

アプリ

動画の長さ

Tiktok

​15秒、30秒、3分

Instagram

15秒、30秒、15分

YouTube Shorts

60秒

実際、筆者も日頃からSNSで縦型動画を見ていますが、スマートフォンへの没入感やテンポから動画を見入ってしまうことが多いです。



病院に縦型動画をどう応用するのか?


Tiktok、Instagram、YouTube Shorts なんて10-20代向けの話で、うちの医療機関は関係ない、と思う方もいらっしゃるかもしれません。


ただ、縦型動画の、短くテンポよいコンテンツは

  • 確実に最後まで視聴され

  • 理解もしやすい

だからこそ、世の中に受け入れられている側面もあります。


世の中を見渡すと、縦型動画に挑戦している病院があります。

今回はその例を4つほど紹介します。


採用動画


こちらは、日本医科大学附属病院の看護師採用動画です(タップ・クリックすると動画に遷移にします)。


看護師という、20代の理解しやすい文脈として、Tiktokを利用して採用動画を作成されているのは、素晴らしいと思いました。



患者説明

続いてご紹介するのは、湘南藤沢徳洲会病院のInstagramアカウントの、患者確認動画です(タップ・クリックすると動画に遷移にします)。

医療安全において、患者の氏名と生年月日の2つの情報を尋ねるのがスタンダードになりつつありますが、患者にとっては初めてだったり、その意味がわからないこともあります。

instagramというやわらかいコミュニケーション手段を通じて、患者に協力していただきたい内容を説明していくのは、とても好感が持てますね。



職員紹介:Mayo Clinic(メイヨークリニック)


まず紹介したいのが、Newsweek World’s Best Hospital で1位を獲得したMayo Clinic。

Mayo Clinicでは、職員紹介の一貫で、YouTube Shortsに動画をアップしています。

病院の広報誌でよく職員紹介の記事を載せられてますが、数年で簡単なショート動画による職員紹介の時代が来そうですね。



患者説明(妊婦):Cleveland Clinic(クリーブランドクリニック)


もうひとつは、Newsweek World’s Best Hospital 第2位のCleveland Clinic。

Cleveland Clinicは、出産の初期の合図について、YouTube Shortsに動画をアップしています。

自分が近い将来体験することを、動画を使って説明するのは、さすが世界トップレベルの病院だと思いました。



まとめ


今回は、病院DX第3弾として「採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ 」というタイトルのもと、これからの病院はスマホ動画時代にどう対応していくかをご紹介しました。


採用活動や患者説明を、縦型動画で行なう時代はもうそこまで来ています。

実際に、縦型動画は、短くテンポもよく

  • 確実に最後まで視聴され

  • 理解もしやすい

というメリットがあります。


初めは慣れないかもしれませんが、始めないことにはクオリティーも上がらないのが現状です。

病院DXとして、縦型動画を始めてみませんか?


続きは、こちら「SNSを活用した病院広報誌のデジタル化 | 病院DX④


参考文献