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SNSを活用した病院広報誌のデジタル化 | 病院DX④

こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。

コサコです。


オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。


今回は、病院DXに関する記事の第4回。「SNSを活用した病院広報誌のデジタル化」というテーマでお届けします。



復習:病院DXとは?


病院DXとは、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革することです。

変革を推し進める際のコツとして、以下の3つを紹介しました。

  • 患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること

  • 組織的に小さく始めること

  • 金額的に小さく始めること



DXしやすい広報部門


筆者個人として、病院DXにもっとも手をつけやすい領域は、「広報」だと考えています。

病院の広報部門は以下の特徴があります。

  • 独立した部門がある

  • 過去のアーカイブコンテンツがデジタル化されている

  • 患者さんへの情報発信・コミュニケーションを目的としている

つまり、すでにデジタル化されたコンテンツを持ち、小さな組織で始められ、患者さんへの提供価値の形態を変化できるということです。

こんなにDXに向いた組織はないのではないか、と筆者は考えます。



広報誌をDX!紙とデジタルのハイブリッド運用


前提


多くの病院では、周辺クリニックに配布したり、院内のラックに配置するようの紙の広報誌を運営していると思います。

本ブログでは、紙の広報誌をデジタルに置き換えよう!という提案ではなく、あくまでも、既存の紙の広報誌をベースに、デジタル広報誌をハイブリッド運用してはいかがでしょうか?という話です。



デジタル広報誌のメリット


デジタル広報誌を立ち上げるメリットは3つあります。

  1. 過去の記事を検索できるようになること

  2. ホームページなどでリンクを貼るなど、利活用しやすいこと

  3. 記事ごとの閲覧数を評価することで、患者ニーズがわかること

患者さんは、患者さん自身にとって突然のタイミングで病院に通院するケースが多々あります。

その際、「自分の担当する医師はどんな人なんだろう?」「自分の通う病院ってどんなところ?」と感じる方も多いはずです。


残念ながら、現行の紙の広報誌では、過去の記事をさかのぼって、担当の医師のインタビューを探すのは難しいのが現状です。


病院にとっても、人気の診療科や伸ばしていきたい診療科の特集を紙の広報誌で組んでも、その記事がどのくらい読まれたか可視化できず、PDCAを回せないのが現状です。


それらを解決できるのがデジタル広報誌です。



デジタル広報誌の目指すところ


筆者としては、3つのSNSを活用した、デジタル広報誌を3段階で提案します。

  1. 初級:紙の広報誌をnoteに記事化する

  2. 中級:noteで作成したコンテンツをLINEで配信する

  3. 上級:noteでの記事化に合わせて、インタビューを動画でも作ってYouTubeにし、noteやLINE内に組み込む

以下が、デジタル広報誌の運用全体像です。


それぞれのSNSの目的


まずは、note。

noteの良いところは、記事の更新のしやすさと、出した記事を月別でまとめられるところです。

ホームページと違って、広報部門が独立して、コンテンツを管理・運営できるのが、一番のメリットです。

過去2−3年の、紙の広報誌のコンテンツを転載していけば、デジタル広報誌の立ち上げとして充分でしょう。

細かいところで、各記事とは別に、その月やその季節の「号」としてまとめたい場合は、文藝春秋Digitalの配信方法をご参考ください。

https://bungeishunju.com/n/n88e555070073


つぎに、LINE。

LINEは、病院と患者の、1対Nのコミュニケーションを実現できる便利なツールです。

患者向けの広報LINEと、医療機関向けのLINEのチャネルを分けて運用すれば、情報発信の幅が広がります。

こまめに発信しすぎると、患者からブロックされる可能性もあるので、月1回くらいの配信で、noteのまとめ号を添付する運用を、筆者としてはおすすめします。


最後に、YouTube。

動画の時代、文字だけでなく、動画による患者とのコミュニケーションは避けられなくなっています。

広報誌で、病院で働く方にインタビューする際に、同時に動画を回して、2−3分の動画にするのがおすすめです。 また、院内のイベント(盆踊りやクリスマス会)を映像にするのもよいでしょう。



まとめ


今回は、病院DX第4弾として「SNSを活用した病院広報誌のデジタル化」というタイトルで、筆者がおすすめするデジタル広報誌の運用案についてご紹介しました。


本記事で紹介した、note、LINE、YouTubeは、すべて無料で始められるサービスです。

必要なのは、始める勇気と続ける胆力。

患者を取り巻く情報環境が変化する今、病院DXとして、広報誌から始めてみるのはいかがですか?



参考資料