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一度は読むべき「入院案内・PFM」に関する8つの記事 | PFMノート②

こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。

OPEReのコサコです。

オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。


入院案内・PFMに関する記事「PFMノート」の第2回は、「一度は読むべき「入院案内・PFM」に関する8つの記事」を紹介します。


第1回「入院案内のその先へ PFMセンターのメリットと具体例 | PFMノート①」はこちらから。


一度は読むべき「入院案内・PFM」に関する8つの記事」


座談会のレベルを超えた名講義

  • 「入院案内の理想の役割って、なんだろう?」

  • 「『PFMについて調べてみてよ』って上司に言われたけど、そもそもPFMは良いものなの?」

そんな疑問をお持ちの方にまず読んでいただきたいのが、

医学書院「医学界新聞」にて、牧野 憲一氏(旭川赤十字病院院長)、西澤 延宏氏(佐久総合病院・佐久医療センター副統括院長兼副院長)、鬼塚 伸也氏(長崎リハビリテーション病院)の3名で行われた座談会記事です(2018)。



必読ポイントを簡単にまとめますと、

  • PFMが求められる背景

    • 病院の機能分化、平均在院日数の短縮による病床稼働上昇

    • 早期退院推進に合わせた、転院・施設入所の増加

    • 上記2点による入院関連業務の増加

  • PFMのメリット

    • 医師の業務効率化による、手術件数の増加と入院単価の上昇

    • 情報集約による、日曜入院の増加

    • 専門部署による、患者満足度の向上


3氏の所属病院についての体制比較や、PFMセンターの参考業務フローも掲載されています。


理想の入院案内、PFMのメリットや運用方法を知るのに、もっともまとまった記事といえるでしょう。



佐久総合病院PFMセンター解体新書


医学界新聞の座談会記事にも出ている、佐久総合病院の患者サポートセンターを詳しく取材した記事があります。それが、HOSPITAL VIEW Vol. 41(2020. 3) です。



必読ポイントは、

  • 2ページ目の図1「佐久医療センターのPFMの流れ」

  • 2ページ目の図2①「入退院支援室の主な業務」

  • 3ページ目のパス適応率

    • パス適用率は73%まで向上

    • 100%適用している診療科も多く、標準化は順調


その他、業務の細かなヒントがたくさん散りばめられている記事です。入院案内、PFMセンター担当者は必読の記事といえるでしょう。


第1回「入院案内のその先へ PFMセンターのメリットと具体例 | PFMノート①」の「PFMセンターの3つのフェーズ」で説明すると、佐久医療センターは「経営大幅改善フェーズ」に相当するでしょう。

PFMセンターの3つのフェーズ


自病院ではどう実現する? 参考になる病院ウェブサイト


PFMセンターの理想やメリットは理解したものの、実現に向けてどう動いていけばいいか、なかなか一歩踏み出すのは難しい…。

既存の入院案内の運用フローを動かすのに、関係各社への説明や理解を得て協力してもらうなど、責任者や担当者はやるべきことが山積みです。

まずは、PFMセンターをウェブサイトに掲載している病院を参考にして、具体的な組織づくりをイメージしてから着手してみるのはいかがでしょうか。


以下、3つの病院のウェブサイトでは、PFMセンターをどう実践しているかが非常にわかりやすくまとまっていました。引用させていただきます


関西ろうさい病院

関西ろうさい病院のPFMセンターのウェブサイトでは、入院支援のフロー、担当職種、それぞれの業務について細かく図解されています。

PFMセンターの組織だけでなく、担当看護師のインタビューも掲載されているため、組織のメンバーを具体的に決めていく上でも、役に立つ記事になっています。


岡山市立市民病院

岡山市立市民病院のPFMセンターのウェブサイトでは、構成する部署と役割が掲載されているのが特長です。

構成する部署を抜粋すると、以下のとおりです。

  • 地域医療連携室 (患者相談室)

  • 入退院支援室

  • ベッドコントロールセンター

  • 口腔ケアサポートセンター

  • 入退院管理支援センター予約担当(旧:予約センター)

  • 地域医療推進センター

  • クリニカルパス開発支援

1つ目に紹介した「医学界新聞」の記事でも、クリニカルパスをPFMセンターでコントロールしていくのが鍵と紹介されていましたが、岡山市立市民病院はまさしくそれを実践していることが見て取れます。


また岡山市立市民病院入退院管理支援センター看護師長のインタビュー記事も、とても参考になります(2021)。

一例として、「手術予定患者のフロー」が掲載されています。

来院回数に応じて、各職種が何を行なうかを記載している図は必見です。


十全記念病院

十全記念病院のPFMセンターは、看護部門と地域連携室部門の2つで構成されています。

ウェブサイトからもわかるように、比較的部署の人数は少ないですが、PFMとして、患者の事前の情報収集・早期介入・ベッドコントロール・退院調整をスムーズに実施するために、しっかりと体制を構築していることがわかります。


十全記念病院のPFM・地域医療連携室室長の臼井氏の、medical noteのインタビュー記事で、詳しい業務内容や病院内の患者導線が掲載されています。人数は限られているがしっかりと成果を出したいと考えている医療機関の方は、ぜひご一読下さい(2017)。



PFMセンターは入院業務の負荷軽減にもつながる


最後にご紹介するのが、旭川赤十字病院の勤務環境改善に関するプレゼンテーションです(2018)。


本資料のポイントは、

入院決定から病棟入院までの課題をきっかけに、入院支援コーナー設立に至った経緯の部分です。

実際にあった課題として、以下が挙げられてました。

  • 病棟看護師の看護記録の残業

  • 各科外来での入院説明の差

  • 家族の支援が困難なケースの発生

PFMセンターは、第1に患者のため、第2に全体最適化による手術数増加/稼働率増加 が挙げられます。しかし、看護部のもっとも身近な問題として解決したいのは病棟内での入院後のトラブルです。

入院後のトラブルをPFMセンターを用いて解決した事例として、参考になるのは、このプレゼンテーション資料です。



まとめ


入院案内・PFMに関する記事「PFMノート」の第2回は、『一度は読むべき「入院案内・PFM」に関する8つの記事』を紹介しました。

入院案内に課題を感じている方、入院案内からPFMセンターに刷新しようとしている企画部の方などに、参考になると幸いです。



参考文献


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