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  • 採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ | 病院DX③

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は、病院DXに関する記事の第3回。「採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ」というテーマでお届けします。 第1回「病院DXに取り組むときの3つのコツ | 病院DX①」はこちら。 第2回「無料で始める病院DX〜HubspotとConfluence〜 | 病院DX②」はこちら。 復習:病院DXとは? 病院DXとは、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革することです。 変革を推し進める際のコツとして、以下の3つを紹介しました。 患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること 組織的に小さく始めること 金額的に小さく始めること 1つ目のコツである「患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること」は、DXの定義である顧客ニーズにあったものを提供するという部分を参考にしています。 日本の医療機関の多くは、世の中一般的なデジタルの流れに沿ってサービスを提供できていないのが現状ですが、今回はスマートフォンの縦型動画に対して、どう策を講じていくかについて紹介していきます。 デジタルの流れ:スマホの普及 令和2年の総務省「通信利用動向調査」では、スマートフォンの普及率が全世帯で83.4%となり初めて8割を超えたと発表されました。 年代別にみても、69歳までの個人の多くがスマートフォンを利用していることがわかります。 社会の流れ、患者のニーズを考えると、スマートフォンを中心とするデジタルコミュニケーションは無視できなくなっています。 スマホの動画は、縦型動画 ウェブサイトが、パソコンの画面中心に作られていた時代から、スマートフォンでの閲覧を前提に移り変わったように、動画の世界も、縦型動画を見かける機会が大幅に増えています。 代表的な例はTiktokやInstagram ストーリー、YouTube Shortsでしょうか。 短い動画は、縦で見る 先の例で挙げたアプリ(Tiktok、Instagram、YouTube Shorts)では、縦型動画として見せるのは、尺の短いものです。 アプリごとの動画の長さの違いはあるものの、1分以下の動画の場合、縦型動画に寄せていきたい流れが見て取れます(LISKUL)。 実際、筆者も日頃からSNSで縦型動画を見ていますが、スマートフォンへの没入感やテンポから動画を見入ってしまうことが多いです。 病院に縦型動画をどう応用するのか? Tiktok、Instagram、YouTube Shorts なんて10-20代向けの話で、うちの医療機関は関係ない、と思う方もいらっしゃるかもしれません。 ただ、縦型動画の、短くテンポよいコンテンツは 確実に最後まで視聴され 理解もしやすい だからこそ、世の中に受け入れられている側面もあります。 世の中を見渡すと、縦型動画に挑戦している病院があります。 今回はその例を4つほど紹介します。 採用動画 こちらは、日本医科大学附属病院の看護師採用動画です(タップ・クリックすると動画に遷移にします)。 看護師という、20代の理解しやすい文脈として、Tiktokを利用して採用動画を作成されているのは、素晴らしいと思いました。 患者説明 続いてご紹介するのは、湘南藤沢徳洲会病院のInstagramアカウントの、患者確認動画です(タップ・クリックすると動画に遷移にします)。 医療安全において、患者の氏名と生年月日の2つの情報を尋ねるのがスタンダードになりつつありますが、患者にとっては初めてだったり、その意味がわからないこともあります。 instagramというやわらかいコミュニケーション手段を通じて、患者に協力していただきたい内容を説明していくのは、とても好感が持てますね。 職員紹介:Mayo Clinic(メイヨークリニック) まず紹介したいのが、Newsweek World’s Best Hospital で1位を獲得したMayo Clinic。 Mayo Clinicでは、職員紹介の一貫で、YouTube Shortsに動画をアップしています。 病院の広報誌でよく職員紹介の記事を載せられてますが、数年で簡単なショート動画による職員紹介の時代が来そうですね。 患者説明(妊婦):Cleveland Clinic(クリーブランドクリニック) もうひとつは、Newsweek World’s Best Hospital 第2位のCleveland Clinic。 Cleveland Clinicは、出産の初期の合図について、YouTube Shortsに動画をアップしています。 自分が近い将来体験することを、動画を使って説明するのは、さすが世界トップレベルの病院だと思いました。 まとめ 今回は、病院DX第3弾として「採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ 」というタイトルのもと、これからの病院はスマホ動画時代にどう対応していくかをご紹介しました。 採用活動や患者説明を、縦型動画で行なう時代はもうそこまで来ています。 実際に、縦型動画は、短くテンポもよく 確実に最後まで視聴され 理解もしやすい というメリットがあります。 初めは慣れないかもしれませんが、始めないことにはクオリティーも上がらないのが現状です。 病院DXとして、縦型動画を始めてみませんか? 参考文献 デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会. “デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX 推進ガイドライン)Ver. 1.0”. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/dx/dx_guideline.pdf (2022. 08. 05) 総務省 "令和2年通信利用動向調査の結果". https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/210618_1.pdf (2022. 09. 14) LISKUL. “SNS運用するなら知るべき縦型動画とは?メリットや作成方法を解説”. SO Technologies株式会社. https://liskul.com/vertical-movie-2-102555 (2022. 09. 14) Newsweek, “World's Best Hospitals 2022”. Newsweek. https://www.newsweek.com/worlds-best-hospitals-2022 (2022. 09. 15)

  • 無料で始める病院DX〜HubspotとConfluence〜 | 病院DX②

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は、病院DXに関する記事の第2回。「無料で始める病院DX〜HubspotとConfluence〜」についてお届けします。 第1回「病院DXに取り組むときの3つのコツ | 病院DX①」はこちらから。 復習:病院DXとは? 病院DXとは、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革することです。 変革を推し進める際のコツとして、以下の3つを紹介しました。 患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること 組織的に小さく始めること 金額的に小さく始めること 金額的に小さく始める…無料でできることは? いざ病院でDXを始めようと思っても、「今年度の予算はない…けど、なにかしなきゃ」「上層部はDXに懐疑的で、説得に時間がかかるのも…」と考える病院職員の方もいらっしゃるでしょう。 そんな病院でも小さく始めることができるのが、フリーミアムの製品です。 フリーミアムとは(ウィキペディア) 基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。 つまり、基本機能を無料で提供しているソフトウェアで、病院DXをはじめられます。 私もかつて病院事務職員として働いていましたので、今回のブログでは、病院職員時代を振り返って、「このツールがあればよかったのに!」と心から思ったフリーミアムなソフトウェアを2つ紹介します。 おすすめ1:HubSpot Sales Hub 病院DXを無料で始めるのに、第一におすすめするのが、営業支援ソフトウェアのHubSpot Sales Hubです。 HubSpot Sales Hubを使うと、外部の人とのメールのやりとり(ログ)やミーティングのメモを、会社ごとや個人ごとに自動で管理し、チームで共有・閲覧することができます。 外部ベンダーや取引先とやりとりしていると、以下のような課題はありませんか? 引き継いだばかりで、前任者がおこなったコミュニケーションを把握できない 各企業とのやりとり履歴を、上司の立場として把握できない 前方連携先のクリニックの医師と、どういうやりとりをしたか忘れてしまった… HubSpot Sales Hubをチーム全員で導入して外部とやりとりをすれば、上記の課題は一気に解消されます。言った言わない・把握してるしてないという問題がなくなり、仕事の質・スピードが向上するでしょう。 HubSpot Sales Hubの良いところは、無料で利用できる機能が多いところです。 無料の範囲でありながら、セールス機能以外にも、マーケティングやCRM(顧客管理)機能も、充実しています。 また、導入が簡単なところもおすすめの理由です。メールサービスとして、GmailやOutlookを使っていれば、HubSpotとの連携に多くの時間は取られません(※情報部門に、決裁書は回してくださいね!)。 筆者自身もHubSpotユーザーで、Gmailのアドオン機能を使ってメールのログを記録したり、打ち合わせの議事録や電話対応の記録をHubSpot上に入力し、チームで業務を冗長化しています。 個人や会社単位だけでなく、案件ごとにメールを仕分けることも可能です(取引という機能を使います)。 病院によっては、前方連携や後方連携に関して、やりとりを可視化するのにも、活用可能でしょう。 ※メールのドメインを指定して、メールのトラッキングを外すことができます。病院内のメールのやりとりが、HubSpot内に記録されないよう設定するのをおすすめします。 https://www.hubspot.jp/products/sales?hubs_content おすすめ2:Confluence 病院DXを無料で始めるのに、もうひとつおすすめしたいのが、Confluenceです。 Confluenceは、社内用のドキュメントツールです。 Confluenceを導入すれば、部署やプロジェクトチームで、 マニュアル・ルール・手順書 調査結果・議事録・プロジェクトの最新情報 など Wordを作る感覚でウェブサイトのような見た目に仕上げることができます。 特に、情報システム室や物品管理室・用度課など、部署内で記録しておかないといけない業務が多い部署におすすめです。 病院内で働いていると、以下のような課題はありませんか? 委員会を引き継いだが、最新情報がどこで管理されているかわからない… システムのドキュメントの記録がWordやExcelで管理されてて、情報をいつどう更新したかわからない… 部署の業務範囲が広すぎて、どこに何の情報を格納しているかわからない… Confluenceを用いれば、Word感覚で、情報を一元管理できるため、部署の掲示板やプロジェクトマップとして、利用可能です。 また、ドキュメントの履歴や更新差分も確認できます。 Confluenceのよいところは、もちろん無料で始められることです。 10名までは、無料で利用することができます。 また、ドキュメントに階層構造をもたせることで、ページの行き来がしやすく、閲覧しやすいのが特徴です。 部署単位だけでなく、委員会や組織横断のプロジェクト(新棟建設、人事制度改革、広報室立ち上げなど)で、大量の調査や意思決定を記録に残して置く際に、とても役に立ちます。 プロジェクトが終われば、すべての記録をPDFにエクスポートすることも可能です。 Confluenceを導入すれば、大量のWord文書やPowerpointを開いて、過去の履歴を追う必要はなくなります。 部署やプロジェクトチームのメンバーは、常に最新の情報をみて、仕事を進めることができるようになるため、仕事のスピードや質の向上に寄与するでしょう。 https://www.atlassian.com/ja/software/confluence まとめ 今回は、病院DXのコツの1つである「金額的に小さく始めること」に焦点を当て、無料で始めるDXと称して、私自身がかつて病院職員だったときに使いたかったソフトウェアを2つ紹介しました。 HubSpot Sales Hub:外部の人とのメールを一元管理 Confluence:部署やプロジェクトのドキュメントを一元管理 皆さんの病院でも、小さく始められる病院DXとして、無料で始められるソフトウェアを導入してみませんか? 参考文献 ウィキペディア フリー百科事典. "フリーミアム”. Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0 (2022.09. 09) Sales Hub. HubSpot. https://www.hubspot.jp/products/sales?hubs_content (2022.09. 09) Confluence. Attlassian. https://www.atlassian.com/ja/software/confluence (2022.09. 09)

  • 病院DXに取り組むときの3つのコツ | 病院DX①

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は、「病院DXに取り組むときの3つのコツ」というテーマでお届けします。 病院DXと聞いて… 病院関係者からすると、病院DXと聞くと、こんなことを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 「DXなんて、どうせ流行り言葉でしょ?」 「DXの前に、電子カルテをなんとかして…」 「職員がメールアドレスさえもってないのに、DXなんて考えられない」 「他病院さんとのやりとりは、まだまだ電話とFAXですけど…」 どちらかというと、ポジティブな期待より、現状を改善しなければならないプレッシャーや日々の運用のシワ寄せによるネガティブな想いのほうが強いかもしれません。 情報システム部門としては、 PHSサービスも終了したし、うちの病院もスマホに切り替えないと… SlackやZoomを使いたいという声が医師から出てるけど、病院全体へ適応するには、費用もかかるし、運用を決めるのも大変… DXって言うけど、既存の電子カルテのメンテナンスでいっぱいいっぱいだよ... 部門システムは正直、各部門で導入・管理してくれないかな… と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回のブログでは これから病院DXに取り組もう、もしくは、DXに取り組んでいるがなかなか前進しないという関係者向けに、「病院DXに取り組むときのコツ」についてお伝えします。 そもそもDXとは? そもそも、DX(Digital Transformation)とはなんでしょうか。 経産省が2018年12月に発表した “デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX 推進ガイドライン)Ver. 1.0” によると以下のように定義されています。 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。 DXの定義で特に重要なのは、以下の点です。 「製品やサービス、ビジネスモデルを変革」 つまり、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革するのが、病院DXです。 病院DXに取り組むときのコツとは? では、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革する際に、何を前提にプロジェクトを進めればいいでしょうか。 いきなり大風呂敷を広げて、たくさんのメンバー・大きな計画・大きな予算でスタートするのはおすすめしません。 病院DXに取り組むときのコツとして、以下の3つを考慮するのはいかがでしょうか。 コツの1つ目は、「患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること」です。 DXの定義である顧客ニーズにあったものを提供するという部分を参考にしています。 コツ2つ目の「組織的に小さく始めること」というのは、まず結果を出すことが組織全体をDXしていくうえで重要だからです。DXを主導する担当者が責任者を巻き込んで一緒に汗をかく姿を職員に見せることは、中期的に全体を巻き込んだDXを進める際の土台になります。 コツ3つ目の「金額的に小さく始めること」は、失敗のリスクを最小限にする意味です。小さく始めても、うまくいかない可能性はつきまといます。失敗を許容しながらPDCAを回し、うまくいく体制を作ってから、全体のDXを始める必要があります。 病院DXの事例 実際に、患者や取引先へ提供する価値をデジタルを使って変革している例を2つほど紹介し ます。 聖隷浜松病院「LINE公式アカウント」 病院からのお知らせやイベント情報、LINE限定のメッセージなど、週1回の頻度で配信している、聖隷浜松病院のLINE公式アカウント。 以前は広報誌が担っていた役割を、LINEをコミュニケーションの柱にして展開しています。 LINEだけでは伝えるのが難しいコンテンツは、YouTubeも組み合わせることで、コミュニケーションの幅を広げています。 https://www.seirei.or.jp/hamamatsu/guidance/public-relations/line/ 東京医科歯科大学:Zoomによるセカンドオピニオン 東京医科歯科大学では、携帯電話のSMS機能をフックに患者にEmailアドレスを登録してもらい、最終的にZoomでセカンドオピニオンを実施する仕組みを構築しています。 既存のツールを組み合わせて、患者へのサービスをデジタルを変革していることが見て取れます。 ウェブページに詳しいフローも掲載されていますので、ぜひご覧になってください。 https://www.tmd.ac.jp/medhospital/patient/online_second.html まとめ 今回は、「病院DXに取り組むとき3つのコツ」というテーマで、考慮いただきたいコツと実際の事例2つをご紹介しました。 改めて、病院DXに取り組むときのコツは、以下です。 患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること 組織的に小さく始めること 金額的に小さく始めること 皆さんの病院でも小さく始められそうな部分から病院DXをおこない、患者への提供価値を向上していきませんか? 参考文献 デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会. “デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX 推進ガイドライン)Ver. 1.0”. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/dx/dx_guideline.pdf (2022. 08. 05) 聖隷浜松病院. “聖隷浜松病院「LINE公式アカウント」”. 聖隷浜松病院. https://www.seirei.or.jp/hamamatsu/guidance/public-relations/line/ (2022. 08. 29) 東京医科歯科大学. “オンラインセカンドオピニオン外来”. 東京医科歯科大学 https://www.tmd.ac.jp/medhospital/patient/online_second.html (2022. 08. 29)

  • [メディア掲載] 看護のお仕事 に「看護師さんの業務効率アップやスキルアップをサポートする企業」として紹介されました

    レバレジーズ株式会社様が運営するメディア「看護のお仕事」に、弊社OPEReが「看護師さんの業務効率アップやスキルアップをサポートする企業」として掲載されました。 【記事URL】https://kango-oshigoto.jp/media/article/16684/ 弊社の他にも、株式会社カルディオ様や日本メディカルネクスト株式会社様も、紹介されています。

  • 一度は読むべき「入院案内・PFM」に関する8つの記事 | PFMノート②

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 入院案内・PFMに関する記事「PFMノート」の第2回は、「一度は読むべき「入院案内・PFM」に関する8つの記事」を紹介します。 第1回「入院案内のその先へ PFMセンターのメリットと具体例 | PFMノート①」はこちらから。 座談会のレベルを超えた名講義 「入院案内の理想の役割って、なんだろう?」 「『PFMについて調べてみてよ』って上司に言われたけど、そもそもPFMは良いものなの?」 そんな疑問をお持ちの方にまず読んでいただきたいのが、 医学書院「医学界新聞」にて、牧野 憲一氏(旭川赤十字病院院長)、西澤 延宏氏(佐久総合病院・佐久医療センター副統括院長兼副院長)、鬼塚 伸也氏(長崎リハビリテーション病院)の3名で行われた座談会記事です(2018)。 https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2018/PA03281_01 必読ポイントを簡単にまとめますと、 PFMが求められる背景 病院の機能分化、平均在院日数の短縮による病床稼働上昇 早期退院推進に合わせた、転院・施設入所の増加 上記2点による入院関連業務の増加 PFMのメリット 医師の業務効率化による、手術件数の増加と入院単価の上昇 情報集約による、日曜入院の増加 専門部署による、患者満足度の向上 3氏の所属病院についての体制比較や、PFMセンターの参考業務フローも掲載されています。 理想の入院案内、PFMのメリットや運用方法を知るのに、もっともまとまった記事といえるでしょう。 佐久総合病院PFMセンター解体新書 医学界新聞の座談会記事にも出ている、佐久総合病院の患者サポートセンターを詳しく取材した記事があります。それが、HOSPITAL VIEW Vol. 41(2020. 3) です。 https://www.jbpo.or.jp/med/jb_square/hospital/pdf/HV41.pdf 必読ポイントは、 2ページ目の図1「佐久医療センターのPFMの流れ」 2ページ目の図2①「入退院支援室の主な業務」 3ページ目のパス適応率 パス適用率は73%まで向上 100%適用している診療科も多く、標準化は順調 その他、業務の細かなヒントがたくさん散りばめられている記事です。入院案内、PFMセンター担当者は必読の記事といえるでしょう。 第1回「入院案内のその先へ PFMセンターのメリットと具体例 | PFMノート①」の「PFMセンターの3つのフェーズ」で説明すると、佐久医療センターは「経営大幅改善フェーズ」に相当するでしょう。 自病院ではどう実現する? 参考になる病院ウェブサイト PFMセンターの理想やメリットは理解したものの、実現に向けてどう動いていけばいいか、なかなか一歩踏み出すのは難しい…。 既存の入院案内の運用フローを動かすのに、関係各社への説明や理解を得て協力してもらうなど、責任者や担当者はやるべきことが山積みです。 まずは、PFMセンターをウェブサイトに掲載している病院を参考にして、具体的な組織づくりをイメージしてから着手してみるのはいかがでしょうか。 以下、3つの病院のウェブサイトでは、PFMセンターをどう実践しているかが非常にわかりやすくまとまっていました。引用させていただきます 関西ろうさい病院 https://www.kansaih.johas.go.jp/kirakiranurse/interview/pfm.html 関西ろうさい病院のPFMセンターのウェブサイトでは、入院支援のフロー、担当職種、それぞれの業務について細かく図解されています。 PFMセンターの組織だけでなく、担当看護師のインタビューも掲載されているため、組織のメンバーを具体的に決めていく上でも、役に立つ記事になっています。 岡山市立市民病院 https://okayama-gmc.or.jp/shimin/department/pfm 岡山市立市民病院のPFMセンターのウェブサイトでは、構成する部署と役割が掲載されているのが特長です。 構成する部署を抜粋すると、以下のとおりです。 地域医療連携室 (患者相談室) 入退院支援室 ベッドコントロールセンター 口腔ケアサポートセンター 入退院管理支援センター予約担当(旧:予約センター) 地域医療推進センター クリニカルパス開発支援 1つ目に紹介した「医学界新聞」の記事でも、クリニカルパスをPFMセンターでコントロールしていくのが鍵と紹介されていましたが、岡山市立市民病院はまさしくそれを実践していることが見て取れます。 また岡山市立市民病院入退院管理支援センター看護師長のインタビュー記事も、とても参考になります(2021)。 https://medica.sanyonews.jp/article/17703/ 一例として、「手術予定患者のフロー」が掲載されています。 来院回数に応じて、各職種が何を行なうかを記載している図は必見です。 十全記念病院 https://www.jyuzen-byouin.com/support/pfm/ 十全記念病院のPFMセンターは、看護部門と地域連携室部門の2つで構成されています。 ウェブサイトからもわかるように、比較的部署の人数は少ないですが、PFMとして、患者の事前の情報収集・早期介入・ベッドコントロール・退院調整をスムーズに実施するために、しっかりと体制を構築していることがわかります。 十全記念病院のPFM・地域医療連携室室長の臼井氏の、medical noteのインタビュー記事で、詳しい業務内容や病院内の患者導線が掲載されています。人数は限られているがしっかりと成果を出したいと考えている医療機関の方は、ぜひご一読下さい(2017)。 https://medicalnote.jp/contents/170824-006-VI PFMセンターは入院業務の負荷軽減にもつながる 最後にご紹介するのが、旭川赤十字病院の勤務環境改善に関するプレゼンテーションです(2018)。 https://iryou-kinmukankyou.mhlw.go.jp/pdf/information/2018/1d768059d67a9b7d7ae87b6da9e1a7f9175fea38.pdf 本資料のポイントは、 入院決定から病棟入院までの課題をきっかけに、入院支援コーナー設立に至った経緯の部分です。 実際にあった課題として、以下が挙げられてました。 病棟看護師の看護記録の残業 各科外来での入院説明の差 家族の支援が困難なケースの発生 PFMセンターは、第1に患者のため、第2に全体最適化による手術数増加/稼働率増加 が挙げられます。しかし、看護部のもっとも身近な問題として解決したいのは病棟内での入院後のトラブルです。 入院後のトラブルをPFMセンターを用いて解決した事例として、参考になるのは、このプレゼンテーション資料です。 まとめ 入院案内・PFMに関する記事「PFMノート」の第2回は、『一度は読むべき「入院案内・PFM」に関する8つの記事』を紹介しました。 入院案内に課題を感じている方、入院案内からPFMセンターに刷新しようとしている企画部の方などに、参考になると幸いです。 参考文献 医学書院. “PFM導入の鍵は何か(牧野憲一,西澤延宏,鬼塚伸也)”. 医学会新聞. 2018. https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2018/PA03281_01 (2022-08-01) 一般社団法人 日本血液製剤機構. “PFM体制の構築で進める これからの急性期病院の経営改善 現場スタッフの負担軽減と業務の効率化が患者満足度と医療の質を向上させる” HOSPITAL VIEW. 2020.3 Vol.41 https://www.jbpo.or.jp/med/jb_square/hospital/pdf/HV41.pdf (2022-08-01) 関西ろうさい病院. “PFM”. 関西ろうさい病院. https://www.kansaih.johas.go.jp/kirakiranurse/interview/pfm.html (2022-08-01) 岡山市立市民病院. “入退院管理支援センター(PFMセンター)”. 岡山市立市民病院. https://okayama-gmc.or.jp/shimin/department/pfm (2022-08-01) 岡山の医療健康ガイドMEDICA. “(2)PFMって何ですか? 岡山市立市民病院入退院管理支援センター看護師長 江國千代子”. 山陽新聞社. https://medica.sanyonews.jp/article/17703/ (2022-08-01) 十全記念病院. “PFM”. 十全記念病院. https://www.jyuzen-byouin.com/support/pfm/ (2022-08-01) Medical Note. “十全記念病院のPFM 「安心できる入院」「その日に結果が出る外来」を実現する取り組み”. Medical Note. https://medicalnote.jp/contents/170824-006-VI (2022-08-01) 医療勤務環境改善マネジメントシステム普及促進セミナー. “当院における勤務環境改善の取り組みについて 〜⼊院⽀援コーナー・医療秘書課の事例〜”. 旭川赤十字病院. https://iryou-kinmukankyou.mhlw.go.jp/pdf/information/2018/1d768059d67a9b7d7ae87b6da9e1a7f9175fea38.pdf (2022-08-01)

  • [看護師管理職向けオンラインセミナーで講演] 短期集中で結果を出す 事例で学ぶ 業務改善3つのステップ

    日総研様の企画する【録画配信】オンラインセミナーにて、弊社代表の澤田が業務改善をテーマに講演しています。 ttps://www.nissoken.com/s/173300/index.html 狙い 本セミナーでは多忙ながらも業務改善をしなければならない皆さんに、3つのステップで行う方法を解説します。改善ターゲットの見つけ方、見つけたターゲットの優先順位とどんな改善にするか?の決め方、どのようにゴールに向かって進めるか?の3ステップです。それぞれに根拠や事例を交えながら学んでいきます。 視聴期間 約2週間 開講日 2022年7月28日(木) 講義時間 約3時間 受講料 一般14,000円 会員11,000円(1名につき・消費税込) ※会員は日総研会員制・専門雑誌の年きめ購読者です。  ※サービスチケットご利用について 申込締切 2022年9月22日(木)※メール注文は翌日朝8:00まで受付 教材 テキスト1冊(視聴用ID、パスワード) ご興味ある方は、ぜひ以下のURLにアクセスください! https://www.nissoken.com/s/173300/index.html

  • 7月13〜15日 国際モダンホスピタルショウ出展中

    株式会社OPERe は、2022年7月13日〜15日 東京ビッグサイト 東展示棟 東2・3ホールで開催される「国際モダンホスピタルショウ2022」に出展いたします。 https://noma-hs.jp/hs/2022/ 主催者企画「スマート院内マネジメント」で、他5社(GEヘルスケア・ジャパン株式会社様、株式会社3Sunny様、株式会社ソラスト様、株式会社パースジャパン様、PSP株式会社様)と共同出展しています。 場所は、会場中央です(下記、地図をご参照ください)。 前日の、ブース風景です。 国際モダンホスピタルショウ2022にお越しの方は、会場中央の「スマート院内マネジメント」ブースに、ぜひお立ち寄りください。 お会いできるのを楽しみにしています。

  • 国際モダンホスピタルショウ2022 DX推進サービスの展示企画「スマート院内マネジメント」に出展します

    一般社団法人日本経営協会(東京都渋谷区、会長:高原 豪久)が開催する、医療・介護・福祉の総合展示会「国際モダンホスピタルショウ2022」のDX推進サービス展示企画 「スマート院内マネジメント」に、株式会社OPEReが参加します。 『国際モダンホスピタルショウ2022』 会期:展示会:2022年7月13日(水)~15日(金) 3日間 10:00~17:00 会場:東京ビッグサイト 東展示棟:東2・3ホール、会議棟 詳細は、一般社団法人日本経営協会のプレスリリースをご覧ください。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000078820.html

  • 円滑な入退院のためのスクリーニング・支援に集中するために | ポケさぽ導入事例 川崎幸病院様

    導入のポイント 入院支援センターの大事な目的である「円滑な入退院のためのスクリーニング・支援」に時間を割くためにも、理解度の高い患者さんに「ポケさぽ」をご案内。 初めての入院の方も多い婦人科では、「なんどでも入院説明を見返せる」というニーズが高い。その要望を、ぽけさぽが解決。 メッセージで問い合わせできるという安心感を患者さんに提供しつつ、入院案内の時間を短縮し、電話のお問い合わせも減少。 お客様情報 社会医療法人財団 石心会(川崎幸病院)患者支援センター https://saiwaihp.jp/hospital/visit/medical_support/support.php 患者支援センター副センター長 橋本 理恵子 様 ー 石心会 川崎幸病院様の入院支援センターについて、教えてください。 石心会 川崎幸病院の入院支援センターは、患者支援センターという大きな組織の中にあります。患者支援センターは、入院から退院までを支える組織として、入院支援センターのほかに、地域医療連携室、医療相談科、入退院支援科、病床管理課で構成されています。 入院支援センターは、特に入院の案内部分に特化した部署で、看護師、医療ソーシャルワーカー、事務、薬剤師といった職種で構成されています。 ー 患者支援センターおよび入院支援センターについて、貴院ならではの特徴はありますか? わたしたち石心会は、外来機能と入院機能を分離して運営しています。 外来機能を川崎幸クリニックと第二川崎幸クリニック、さいわい鹿島田クリニック、川崎クリニックが担い、入院機能を川崎幸病院が担っています。 クリニックと病院をつなぐ組織として、石心会に直接所属する形で患者支援センターは位置づけられています。 ー 入院支援センターの主な業務を教えていただけますか? 主な業務は「患者さんが入院するにあたって必要なことを説明すること」と、「患者さんの円滑な退院のためのスクリーニングをすること」の2つです。 入院にあたって必要な説明では、 必要な荷物、書類 必要な金額 治療内容 などをお話しします。 円滑な退院のためのスクリーニングでは、 身体機能 食事の介助 介護が必要 病気の症状 経済的な状況 などの項目を質問しています。 スクリーニング後退院支援を行うのは、入院支援センターで入院案内する患者さんの中の15%前後ほどです。 ー ポケさぽ導入の経緯を教えて下さい。 私たちの業務で特に重要なのは、円滑な退院のためのスクリーニングです。 退院困難になりそうな方をどのようにスクリーニングし、どう病院スタッフに共有するかが業務の根幹にあります。 幅広い患者さんに、入院にあたって必要な説明を行います。一連の説明の流れの中で、スクリーニングを実施していきます。 説明していく中で私たちが時間をかける必要があると思っているのは、説明への理解が足りない方や、入退院のための支援が必要な患者さんです。 同時に、十分理解でき、支援の必要のない患者さんにも、適した説明が必要です。 そういった理解度もあり、入退院が円滑にできる患者に適切な説明を行えるシステムが、ポケさぽでした。それが導入の経緯です。 ー 婦人科からスモールスタートした理由を教えていただけますか? 開始する診療科を選定するにあたって、1ヶ月ほどアンケートを実施しました。 LINEの利用の有無について調査を行いまして、利用率が一番高かったのが婦人科でした。 婦人科の医師は、ポケさぽでの入院案内について理解がありました。加えて、婦人科入院患者は必ず入院支援センターを利用するという業務フローになっていたのも、大きな理由です。 実際にスタートして、婦人科の患者さんの約75%の方にポケさぽをご利用いただいています。 ー 婦人科に導入してみて、起こった変化はありますか? 婦人科の患者さんへの入院案内の時間は、かなり短縮されました。 合わせて、説明時間を短縮できたことで、入院支援センターの混雑も解消することができました。 時間短縮には、運用の工夫が必要でした。 導入直後は、入院支援センターに来てからQRコードの読み込みをしていただいていたため、登録に時間がかかっていました。 運用を変更し、入院支援センターに足を運ぶ前に、外来側で登録QRコードを配布する運用に切り替えました。 そうすることで、患者さんのタイミングで、先にQRコードを読み込んでいただけるので、入院支援センターでの案内時間を短くすることができました。 ー 患者さんの様子はいかがですか? 婦人科の患者さんは初めての入院という方が少なくなく、「入院案内の細かい部分を、あとからゆっくり確認したい」という声がありました。 また、患者さんは外来やIC(インフォームド・コンセント)を終えられたあと、入院支援センターにいらっしゃるので、お疲れの方もいらっしゃいます。 そのような状況に対して、動画とメッセージで入院案内できるポケさぽは、患者のニーズを捉えていると思います。 ー 副次的な効果もあったと伺っていますが、教えていただけますか? 婦人科については、お問い合わせの電話の件数が減りました。 新型コロナウイルスの影響で、滞在時間を少なくするために、説明時間を短くしました。 その代わりに、入院支援センターの電話番号をお渡しして、わからない部分についてはいつでも質問に答えられる体制にしていました。 ポケさぽの導入によって、婦人科の患者さんからお電話をいただくことは少なくなりました。 ー 電話が減った分、メッセージでの問い合わせが大変ではないですか? 診療科を絞っているのもあって、メッセージでの問い合わせは1日0〜2件です。 連続して質問を送られた患者さんも過去にはいらっしゃいました。 しかし、それらの質問を電話で受け答えたと仮定して比較すると、メッセージのほうがスタッフの時間を柔軟に使えます。 患者さんもメッセージに返事が返ってくることで、安心感を得ている印象はあります。 ただ文字に残ってしまう分、私たちは慎重にお返事しています。 ー 今後の診療科の広げ方について、考えていらっしゃることはありますか? 徐々に、対象の診療科を増やしていこうと思っています。 メッセージでの問い合わせ件数が読めない部分もあり、診療科ごとに運用が異なる部分もあるので、ひとつひとつ広げていこうと考えています。 ー 最後に、どんな医療機関にポケさぽをおすすめしたいですか? 入院支援、入院案内で人手不足を感じている医療機関におすすめです。 患者自身がスマートフォンユーザーでなくても、ご家族の方が付き添われる診療科の患者さんにも、ポケさぽは機能すると思います。 加えて、産科や小児科の患者さんとは、とても相性が良いと思います。 ー お話を聞かせていただき、ありがとうございました。 ありがとうございました。 「ポケさぽ」や「導入事例」に関するお問い合わせはこちらから

  • 病院のテレビ・冷蔵庫・Wi-Fiなどの利用申し込みをクラウド上で行う「PERS Pay」が、入院案内を半自動化する「ポケさぽ」とサービス連携

    2022年6月21日 株式会社 パースジャパン 株式会社OPERe 株式会社 パースジャパン(代表取締役:髙西正博、以下 パースジャパン)と株式会社OPERe(オペリ)(代表取締役:澤田優香、以下 OPERe)は、パースジャパンが提供する入院時のテレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の患者様直収日額レンタルサービス「PERS Pay」とOPEReが提供する入院案内を半自動化する「ポケさぽ」が、サービス連携したことをお知らせいたします。 【PERS Payとは】 病院の入院病棟では一般的に、患者自身が病棟でテレビカードを購入することで、テレビや冷蔵庫を利用できる仕組みが運用されています。 この度パースジャパンが提供を開始したPERS Payとは、パースジャパンと患者が入院前にテレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の利用申し込みをクラウド上で行うことで、患者がより安心・より便利な入院準備を可能にします。支払いはクレジットカードまたはコンビニ後払いのため、従来のテレビカードよりも簡便な方法での決済が可能となりました。 【ポケさぽとは】 「ポケさぽ」は、患者のポケットにあるスマートフォンから、動画やチャットを用いて入院案内を半自動的に行うシステムです。入院案内の「同じ説明を違う患者に」する部分をポケさぽが担うことで、患者は、いつでも・どこでも・なんどでも入院案内を受けることができ、より安心・より便利に入院に向けた準備を行えます。 【サービス連携の概要】 入院患者がテレビや冷蔵庫を利用する際に「テレビカードを現金で購入し、カードを差し込んで利用する」という従来の方法は、スマートフォンやキャッシュレス決済が普及した現在、入院患者が不便さを感じることが多くなってきました。 そこで、パースジャパンは「PERS Pay」を開始し、テレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の利用申込みをクラウド上で行うことで入院前の患者がスマートフォンで申し込みを行う事を可能としました。さらにはクレジットカードまたはコンビニ後払いで支払えるようにしたことで、患者は便利になり、病院でもこれまであった患者からのテレビカードのお使いの手間が無くなるという評価を頂いております。 一方で、スマートフォンでの申し込み操作方法を案内するのは病院の現場職員となります。患者が便利になれば、病院職員の説明内容が増加する現状の仕組みでは、患者と病院双方にとって、継続的に快適性を向上させていくことはできません。 入院案内を半自動化する「ポケさぽ」と、PERS Payがサービス連携することにより、病院職員の業務負荷を増大させることなく、患者は動画やチャットを通じてPERS Payについての仕組みや申し込み方法を理解し、自身のスマートフォンから入院時のテレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の利用を入院前に申し込めるようになります。 【パースジャパン 事業戦略部長 坂川のコメント】 OPERe様の理念である「医療現場のオペレーション刷新」に共感し、協議を重ねてまいりました。この度提携がスタートできることを非常にうれしく思っております。 両社でのサービス連携は、患者様と医療機関様の利便性の向上が図れ、皆様のお役に立ち、喜んでいただけるサービスとなると確信しております。 【OPERe 代表取締役 澤田のコメント】 入院療養環境の分野で日本トップシェアを誇るパースジャパン様と提携させて頂いたこと、大変光栄に感じております。このサービス提携によって、入院患者と病院のより快適な入院フローを構築すべく、患者様、病院様、パースジャパン様の協力の元、精進してまいります。 【会社概要】 株式会社パースジャパン 所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目26番4号 東京クリスタルビル 設立 :1984年4月27日 代表者:代表取締役 髙西正博 URL :https://persjapan.co.jp/ 株式会社パースジャパンは、1984年医療機関様向けコインタイマー式テレビのレンタル業務を開始しました。創業以来、顧客第一主義をモットーに先端テクノロジーを取り入れ、医療機関様とご利用いただく患者様の利便性向上に努めており、医療機関様向けに「病院向けレンタル事業」「病院向けソリューション」「商品販売・サービス」を提供しています。 株式会社OPERe 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F荒井倶楽部内 設立 :2020年6月 代表者:代表取締役 澤田優香 URL :https://www.opere.jp/ 株式会社OPERe(オペリ)は「医療現場のオペレーション刷新」をミッションとし、持続可能な病院運営を支援する企業です。新型コロナウイルス病棟用チャットツール「ちょいリク」や入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」を提供しています。 ---------------------------------------------------------------------------------------- <本件お問い合わせ先> 株式会社パースジャパン 担当:安田 メールアドレス:shohin@persjapan.co.jp 株式会社OPERe 担当:小迫 正実 メールアドレス:pr@opere.jp

  • 入院患者の不安を軽減。スタッフの「精神的なゆとり」も生まれ、新しい価値を提供 | ポケさぽ導入事例 熊本機能病院 様

    導入のポイント 導入前は、入院案内の説明に追われながら、書類準備も行い、時間的にも精神的にも余裕のない運用。 若年層の入院患者や小児患者のご家族に「ポケさぽ」を案内することで、入院案内の待ち時間が減少。 焦って説明する必要がなくなり、余裕が生まれたことで、患者対象に応じた配慮が可能に。 お客様情報 社会医療法人 寿量会 熊本機能病院 https://www.juryo.or.jp/ 入退院支援看護師 寺本 美千代 様 ー 熊本機能病院様の入院案内の業務について、教えていただけますか? 私たちの部署では、入院・手術が決まった患者さんへの「手術のリスク管理」と「入院生活のご案内」、それに加えて「入退院支援」の3つ業務を担当しています。 入院案内を行なう部署として3名が所属し、1日のシフトで説明を実施するのは常時2名という体制です。 主に整形外科や口唇口蓋裂を中心とした形成外科の患者さんとそのご家族への説明を担当しています。 ー ポケさぽ導入のきっかけとなる出来事はございますか? 看護師業務の見直しとコロナ禍で接触を抑えるため検討を行い、導入となりました。 入院案内業務では、以下のことが慢性的に起こっていました。 朝の10-11時に、一斉に入院案内の依頼が集中。 ブースの数が限られるため、患者さんの待ち時間が発生。 説明時、早口であったり患者さんの理解度を確認する余裕がない。 ある時は、小児患者さんのご家族に説明している際に、お子さんが泣き出してしまいご家族が入院案内に集中できないことがありました。 そのときは、「どうしてこちらの状況を配慮してくれないのか」というご指摘をいただき、ハッとさせられました。業務に追われ、患者さんへの配慮に欠けており、深く反省しました。 ー ポケさぽを導入して起こった変化を教えて下さい。 若年層の患者さんや小児患者さんのご家族に、ポケさぽのQRコードをご案内するだけで、案内を簡素化できるようになったことで、スタッフに精神的な余裕が生まれたことが一番大きいです。 一定の割合の患者さんがポケさぽを使うようになったことで、対面で説明が必要な方に時間を取ってゆっくり話せるようになり、さらにご自宅でご家族と何度もご覧いただけます。 私たちも、ポケさぽを選んでいただければ、その分資料を準備する量が減るので、とても助かっています。今までは、入院案内を患者さんごとに印刷・準備を行い、時には修正作業する業務も、負担が大きく時間を要していました。 ポケさぽは、動画や資料に写真を多く載せて説明を案内できるので、小児患者さんのご家族からの質問も少なくなりました。 ー 他部署への影響はありましたか? ポケさぽ導入の前も後も、入院後のトラブルは起きていません。 私たちの業務負荷が軽減されつつ、入院後のトラブルが起きてないというのは、部署として大変ありがたいです。 ー ポケさぽを導入したことで提供できた新しい価値などがあれば、教えて下さい。 実はポケさぽ導入以前は、検査説明や入院スケジュール説明を、私たちの部署ですべて受けることができない状況でした。 説明が難しいときは、他の外来看護師に説明をお願いすることがしばしばあり、外来業務に負担をかけていました。 ポケさぽ導入後は、検査説明や入院スケジュール説明がスムーズとなり、外来業務の改善にもつながっています。 また精神的にも時間的にも少し余裕が生まれたことで、高齢患者さんへの対応を手厚くしたり、事務的な業務の時間も取れるようになりました。 導入前は全く実施できなかったことを考えると、大きな変化です。 ー 最後に、どんな医療機関にポケさぽをおすすめしたいですか? たくさんの資料を説明する必要があったり、入院案内が人手不足の医療機関には、とても役に立つと思います。 また、患者さんご自身やご家族も若い方が対象となる、小児科等で手術を実施している医療機関やお産や産婦人科の医療機関に、とても向いていると思います。 ー お話を聞かせていただき、ありがとうございました。 ありがとうございました。 「ポケさぽ」や「導入事例」に関するお問い合わせはこちらから

  • 入院案内のその先へ PFMセンターのメリットと具体例 | PFMノート①

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回のトピックは、「入院案内のその先へ PFMセンターのメリットと具体例」です。 入院案内は、多くの病院職員にとって身近な業務の1つではないでしょうか。そんな入院案内を、最近「PFMセンター」の職員が実施することが増えてきました。 この記事では、初めに入院案内やPFMについて説明し、その後PFMセンターを立ち上げるメリットについてお話しします。 【この記事を読んでわかること】 ・ 入院案内とPFMセンターの概要 ・ PFMセンターのメリット ・ PFMセンターの具体例 入院案内とは? 入院機能のある医療機関において、どんな施設でも存在する役割のひとつが「入院案内」です。主に急性期の医療機関では、下記の図のように患者が流れていきます。 急性期の医療機関の入口は、「紹介」「救急」「直接予約」などがあります。 患者が外来で診察や検査を受け、入院や手術を行なうことになった際に、医療機関が患者に実施するのが「入院案内」です。 入院案内では、患者が入院する前に、治療などを含む医療のことや、医療外のことである診療報酬や病院方針、部屋代などについての説明を行います。 PFMとは? Patinet Flow Management(以下、PFM)は病院経営改善のひとつの手段としてあげられる概念です。 PFMは、以下の図で示す「医療機関の入り口(外来での初診)から出口(術後の退院など)」までを管理して、病院経営を向上させる考え方です。 PFMの考え方を実際に実行する組織のことを、PFMセンターと呼びます。 入院案内はどの入院パターンでも実施されており、病院全体のPFMに大きく影響します。 ただ「医療機関の入り口(外来での初診)から出口(術後の退院など)」までのすべてを管理するのは、難易度も高く運用も大変です。そのため多くの医療機関では、入院案内をPFM介入のポイントとしておいています。それを専門部署として実践しているのがPFMセンターです。 ここからは、入院案内業務に留まらず、より業務範囲の広いPFMセンターが医療機関にどのようなメリットをもたらすかについて紹介します。 PFMセンターの業務とメリット 入院案内をPFMの介入開始のポイントとしている日本のPFMセンターは、以下の3つの業務を担っています。 入院準備の支援 入院医療の充実 早期介入による入院期間短縮 上記3つの業務をワンストップで管理することで、予定入院患者の情報を事前に把握し早期に問題を解決するとともに、医療機関の病床稼働を最適かつ効率的に運用することが可能になります。 通常の入院案内とPFMセンターで業務を集約した場合の以下の2つの図を、ご覧ください(弊社作成)。 通常の入院案内の場合 病棟看護師は患者が入院してから情報収集を行うため、気づいた人が気づいたタイミングで適切な部署(図の中では、栄養科やソーシャルワーカー)と連絡を取ります。加算等のスクリーニングも、病棟の看護師が実施します。これは看護師ひとりひとりの業務負荷になると同時に、管理者である師長や主任の多くの管理工数を必要とします。 PFMセンターに業務を集約する場合 病棟看護師が行なっていた入院後の情報収集を、入院前に行い、入院計画を立てます。今まで病棟からの連絡で患者への介入を行なっていた栄養士やソーシャルワーカーの方にとっては、入院する前に介入要否がわかります。そのため、業務の事前準備を行うことができ、より効率的な働き方を実施することができます。検査や加算のスクリーニングも、入院前にまとめて行うため、対象者をとらえやすい、早期介入が可能になる、外来収益につながる など、収益面でもメリットが大きくなります。 どんな医療機関がPFMセンターを設置しているの? ここまで、PFMセンターの良い部分を読んでいただきましたが、こんな疑問を持たれる方もいるかと思います。 「メリットはわかったけど、実現している医療機関はあるの・・・?」 そこで、PFMセンター設置している医療機関を、2つ紹介します。 東海大学医学部付属病院 佐久医療センター PFMセンターの始まりは、東海大学医学部付属病院です。田中豊医師が1999年にPFMを命名したと言われています*1。2006年の新病院開院と同時に、PFMセンターを全面稼働させました。 2022年4月時点の、東海大学付属病院のウェブページには、以下の説明と挿絵があります。*2 患者支援センターは、地域医療機関・施設からの紹介患者さんをサポートする部門です。「患者支援センター」では、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・管理栄養士・薬剤師等コメディカルと事務職員が協働して、地域医療機関・施設からの紹介患者さんの受診から入院、退院後の生活まで、安心した療養が受けられるよう、サポートしております。 (参照:東海大学医学部付属病院 患者支援センター) 続いては、長野にある佐久医療センターです 佐久医療センターでは「患者サポートセンター」という部署がPFM(PatientFlowManagement)をしています。 患者サポートセンターは、センター長(診療部)、入院支援室、地域医療連携室、持参薬管理室、外来栄養相談室、医療福祉相談室、医事課をひとつにした70名近い人数で構成されています。人数からも、佐久医療センターがPFMを病院経営の中枢に置いていることがわかるのではないでしょうか。 佐久医療センターの場合、医師が入院・手術を決定すると同時に患者サポートセンターの介入がはじまります。病歴確認から検査対応、入院におけるパスや説明、かかりつけ医への連絡、周術期周りのアセスメントやスクリーニング、入院準備支援等を行なっています。*3 佐久医療センターのPFMは、様々な雑誌でも取り上げられており、「お手本」とも言える事例でしょう。 PFMセンターの3つのフェーズ こうした医療機関の成功事例を受け、2018年度にPFMは診療報酬としての評価を受けるようになりました(入院時支援加算)。現在は急性期病院の約7割の施設が入院時支援加算を取得しており、多くの病院にPFMセンターが設置されていることがわかります*4。※急性期入院料1 急激に増加したPFMセンターですが、あまりにも急激に増えたこともあり、医療機関によって、担当する業務やその範囲はまちまちです。 オペリでは、日本のPFMセンターのフェーズは、「集約フェーズ」「機能拡大フェーズ」「経営大幅改善フェーズ」の3つがあると考えています(2022年5月時点)。 1. 集約フェーズ 多くの病院が該当するのが、集約フェーズです。このフェーズのPFMセンターでは、入院時支援加算の施設基準に則り「入院前に患者情報を収集する」「情報をもとに計画を立てる」「入院案内業務を実施する」ことが主な業務となっています。体制は施設基準に沿って、1~3人ほどのスタッフで構成される独立した組織になっていることが多いです。 2. 機能拡大フェーズ 2つ目の「機能拡大マネジメント」フェーズでは、「術前検査」「加算・指導料のスクリーニング」など入院医療の一部も担っています。 具体的には、入院中であれば包括されてしまう検査を外来で実施することにより、「入院コスト」を「外来収益」に転換する取り組みを行なっています。加算・指導料に関しても、対象症例を確実にとらえ早期からの算定開始につなげることで、病院収益に貢献しています。業務内容から、スタッフを拡充している施設が多くなるのも特長です。 3. 経営大幅拡大フェーズ 3つ目の「経営大幅改善」フェーズでは、「医師業務のタスクシフト」「指導料・加算の算定」「フロー最適化によるベッドコントロールの改善」などを実行し、PFMセンターが病院経営に大きなインパクトを与えます。スタッフの数もかなり多くなっていますが、病床回転率の向上等にも貢献し、病院経営に億単位での効果を与えることも、少なくありません。 まとめ 今回の記事では、「入院案内のその先へ PFMセンターのメリットと具体例」について、説明しました。 入院機能のある医療施設では当たり前のように行われている入院案内業務。 医療機関は入院案内をPFMの介入開始のポイントとして、患者の入院の流れをワンストップで管理することで、予定入院患者の情報を事前に把握し早期に問題を解決するとともに、病床管理の効率的な運営も可能にできます。 経営改善のひとつの手法として、PFMセンターの役割や業務を再度見直してみるのはいかがでしょうか? 参照 PFM (医療) https://ja.wikipedia.org/wiki/PFM_(%E5%8C%BB%E7%99%82) 東海大学医学部付属病院 患者支援センター https://www.fuzoku-hosp.tokai.ac.jp/service/kanja/ HOSPITAL VIEW Vol.41 (2020年3月) https://www.jbpo.or.jp/med/jb_square/hospital/pdf/HV41.pdf 令和3年度 第5回 入院医療等の調査・評価分科資料https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000823767.pdf