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「」に対する検索結果が82件見つかりました

  • 病院広報の効果を可視化。LINE公式を用いた広報DX | LINE公式アカウント立ち上げ支援事例 関東中央病院 様

    導入のポイント 広報業務を見直した際に、雑誌などの紙媒体への出稿費用が突出していることを認識。 紙媒体への出稿は効果が見えづらいことから、効果を可視化できるLINE公式アカウントを始めることに。 立ち上げて数ヶ月で、友だち登録数は500人を突破。ホームページへの流入数も増加中。 今後は、LINE公式アカウントに加え、動画にも挑戦し、病院がお知らせしたい内容だけではなく、地域の患者さんが知りたいことを精査して発信をしていきたい。 お客様情報 公立学校共済組合関東中央病院 https://www.kanto-ctr-hsp.com/ 総務課 企画研修係 氏家 毅 様、北川 保美 様、島田 未来 様 ― 今日はお時間をいただき、ありがとうございます。企画研修係で広報業務を担当されているとのことですが、まずは広報業務に教えていただけますか? はい、大きく分けて4つの業務があります。 広報誌の発行(月1回) 病院ホームページの運用 院内の掲示物の管理 イベントや講演会などをLINE公式アカウントで周知 病院ホームページの運用の中には、休診情報の発信なども含まれます。 ― 上記を3人で回していくのはなかなか大変そうですね。いまの広報体制になるまでの、関東中央病院の広報室の歴史を少し訊かせていただけますか? 15年くらい前までしか遡れませんが…、15年前は広報誌だけが業務として存在していました。広報誌は当時職員全体を巻き込むというよりは、頼める先生に原稿を頼み、あとは自分たちでエッセイを書くという形で運用していたようです。 その後、ホームページが構築されて、広報業務は職員全員でやっていくという土壌が少しずつ作られました。現在は、各部署から、「この取り組みをホームページに載せてください」という依頼が多いです。これは過去にホームページ載せてうまく行った経験がコツコツと積み上がってきた結果だと思います。 ― 貴院のホームページは、情報がかなり整理されていて綿密なメンテナンスを行なっている印象ですが、実際のところどのようなホームページの運用をされているのでしょうか。 15年の間に、ホームページは全体構成的には2回リニューアルしています。 運用していくと、どうしても情報の整理の部分でツギハギの部分も出てきますので、その時々でリセットして整理しています。 ホームページをリニューアルするときは、ホームページ制作会社に丸投げすることなく、やりたいこと・必要なことを広報業務担当者が直接伝える形で仕事を進めています。 ― 2023年のタイミングで、弊社にLINE公式アカウントの立ち上げ支援を依頼くださったわけですが、そこにはどういう背景があったのでしょうか? 広報を担当していた企画係と、研修を担当していた研修係が合併して企画研修係となったタイミングで、広報業務の見直しをしたのがきっかけです。 見直しの中で、雑誌などの紙媒体への出稿費用が系列8病院の中でも自院が特に多いことがわかりました。 お金をかけていたことが問題というより、その効果がなかなかわからない・・・という状況になりまして、一旦、紙媒体の出稿をやめて、効果が見えやすいデジタル施策をしようと決めました。 Twitter(現 X )やFacebookなどのSNSを比較する中で、患者さんに見に来てもらう受動的な広報ではなく、病院から患者さんに直接情報を発信する能動的な広報の方法として、LINE公式アカウントに目をつけ、OPEReさんにLINE公式アカウント立ち上げを手伝ってくれませんか?とお声掛けしました。 ― 弊社としては嬉しいお声がけでした。ありがとうございます。実際にLINE公式アカウントを弊社と一緒に立ち上げてみて、いかがでしたでしょうか? 当初は動画も一緒に始めようか、なども考えていたのですが、「まずはホームページなどの既存コンテンツで始めましょう」という広報全体を見た助言はありがたかったです。 立ち上げの難易度がぐっと下がりました。 LINE公式アカウントってすべてを自分たちでやることもできるのですが…、頼んで良かったと思います。 ― どの辺が良かったでしょうか・・・? 何と言っても、スピードです。ご支援いただいたおかげで、LINE公式アカウントをやると決めて2ヶ月後にはアカウントが立ち上がっていました。 デザイン面もご支援いただいたのは、助かりました。 病院の素材をお渡しすると、良い感じに2−3案方向性の案をご提示いただけたのは、とても進めやすかったです。 小さいことですが、提案それぞれに、提案理由を入れてくださっていたのもよかったです。 ― 嬉しいフィードバック、本当ありがとうございます。関東中央病院のLINE公式アカウントを開始されて数ヶ月が経ちました。成果はいかがでしょうか。 LINE公式アカウントを開始して数ヶ月で、500人以上の友だち登録をいただいていますが、実は友だち登録を常時促しているのは院内の待合にある呼び出しモニターだけです。 それでも多くの方にご登録いただき、時代のニーズを実感しています。 登録されている年代も50代以上が多く、当院が情報を届けたい層と一致しているので、狙い通りという感じです。 ― もともと気にされていた効果の可視化についてはいかがですか? まずまずだと思っています。 それぞれの配信に対して、3分の1以上の方が情報をタップしてくださっています。 発信に対してどのくらいの方が見たかを可視化でき、我々がフィードバックを受けられるようになったのは大きいです。今後も開封状況などを参考にしながら、投稿方法を工夫していきたいと思います。 リッチメニューのタップには意外な結果がありました。 「診療科」と「予約変更」へのアクセスがとても多かったのです。予約変更については、もともとニーズがあると思っていましたが、診療科は意外でした。 病気、診断、診療についての情報を患者さんが適宜求めているということが数値に表れていると、部署内では考えています。 ― 最後に関東中央病院の今後の広報について教えていただけますか? まずはLINE公式アカウントの友だちを増やしていきたいです。同時に院内の仕組みとして、LINEを使えば患者さんが便利になる、という仕組みを整えていきたいです。 動画にも挑戦したいと思っています。短い動画からセミナーなどの長いものまでいろいろ配信したいです。 ただその前提には、関東中央病院を支えてくださる地域住民のみなさん・患者さんがいらっしゃいます。今後も、利用者が知りたい情報をしっかり発信できるような仕組みを整えつつ、LINE公式アカウントを含む広報全体が、地域とコミュニケーションを取れる形を目指したいです。 ― 今日は本当に勉強になりました。お話しいただきありがとうございました。 --- 合わせて読んでいただきたい記事 SNSを活用した病院広報誌のデジタル化 | 病院DX④ 病院向け「LINE公式アカウント立ち上げ支援」にご興味をお持ちいただけましたら、ウェブサイトお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

  • ポケさぽがIT導入補助金2023の対象ITツールに認定されました

    このたび株式会社OPEReが提供する「ポケさぽ」が、IT導入補助金2023の対象ITツールに認定されました。 ITツール名 ポケさぽ 対象となる医療機関様の条件 総従業員数が300人以下の法人 ポケさぽ導入運用に関する最大補助額 145万円 ※交付には審査があります 詳細情報 https://it-shien.smrj.go.jp/search/results/detail/?BusinessNumbering=ITP04-0008937&IsCyberSecurityHelper=false IT補助金2023詳細 https://it-shien.smrj.go.jp/ 本補助金のご利用にご興味のある方は、お気軽に弊社ウェブサイトより「お問い合わせ」からご連絡ください。

  • 季刊誌「継続看護を担う体質強化 外来看護」2023 秋号に、熊本機能病院様でのポケさぽの活用が紹介されています

    季刊誌「継続看護を担う体質強化 外来看護」2023 秋号に、熊本機能病院様でのポケさぽの活用が紹介されています。 以下、該当の目次部分です。 【リレー連載】 紹介します! 当院外来の創意工夫 看護の質を高める環境整備(第20回) 社会医療法人寿量会 熊本機能病院 外来看護師 寺本美千代 ほか 詳細は、以下の画像・URLからご確認ください。 継続看護を担う体質強化 外来看護 2023 秋号 https://www.nissoken.com/jyohoshi/gi/contents/72.html 定期購読していらっしゃる医療機関様もございますので、ご興味のある方は看護部の方に訊いてみていただけると幸いです。

  • ウェビナー 12月20日「そのポスターや動画は大丈夫?! 〜病院のための著作権基礎知識〜」| ハーバードMPH出身弁護士 南谷 健太 先生(森・濱田松本法律事務所)

    OPEReでは「病院管理職向けプロフェッショナルウェビナー」(略して、プロウェビ)と題して、病院運営に関してその領域のプロフェッショナルから学べるランチョンウェビナー開催しています。 第2回目のウェビナーは「そのポスターや動画は 大丈夫?! 〜病院のための著作権基礎知識〜」。講師として、森・濱田松本法律事務所所属され、Harvard T.H. Chan School of Public Health(ハーバード大学公衆衛生大学院)ご出身の弁護士 南谷 健太 先生をお招きし、登壇いただきます。 第2回の本プロウェビも、荒井財団 にご後援いただいています。 ウェビナータイトル 「そのポスターや動画は大丈夫?! 〜病院のための著作権基礎知識〜」 対象 病院の運営に関わる方 事務管理職 経営企画・総務・情報システムなどの部署に所属する方 IT、DXなどのプロジェクトに関わっている方 など セミナー概要 開催日時:2023年12月20日(水) 12:10 - 13:00 開催方法:Zoom(URLは申込後に送付します) 内容 オンライン上のコンテンツを利用したりフリーランスのクリエイターに依頼するなどして、柔軟にコンテンツの作成・発注等が可能となってきています。それに伴い著作権に関するトラブルが増加していることもまた事実であり、このような現状に対処する必要があるのは、病院・クリニックにおいても変わりありません。このセミナーは、具体的な事例をベースに、病院・クリニックがコンテンツを作成・発注等する際に必要な著作権の基礎知識の取得を目的としています。 講師紹介 弁護士 南谷 健太 先生 森・濱田松本法律事務所、弁護士(第二東京弁護士会所属)。東京大学経済学部経済学科卒業、慶応義塾大学法科大学院修了、ハーバード大学公衆衛生大学院修士課程修了。現在はスタンフォード大学ロースクールに留学中。労働法・ヘルスケア等、人々の健康に関わる幅広い分野の法律問題を取り扱う。著書に『労働事件ハンドブック改訂版』(共著、2023・労働開発研究会)、『ヘルステックの法務Q&A[第2版]』(共著、2022・中央経済社)等多数。2022年及び2023年に人事労務分野でThe Best Lawyers in Japan: Ones to Watchを受賞。 参加費と定員 参加費:無料 定員 :50名 申込み方法

  • 雑誌「医事業務」にて、ポケさぽに関する導入事例の連載が開始

    医事業務 2023年11月15日号より、弊社 代表の澤田とマーケティング担当 小迫による、ポケさぽに関する導入事例の連載が始まりました。 以下、該当の目次部分です。 ◎病院導入事例から検証する 業務改善とDX(新連載) 株式会社OPERe 代表取締役 澤田優香 ほか 詳細は、以下の画像・URLからご確認ください。 医事業務 2023年11月15日号 https://www.e-sanro.net/magazine_iryo/iji/h20231115.html

  • 月曜日が1番好き。病院との打ち合わせが何より楽しみ。CMO 小迫 正実 | OPERe 7 Questions〜オペリで働く人に訊いてみた〜

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReでは、事業拡大に伴い一緒に働く方を募集しています。 募集にあたり、OPEReの社内の雰囲気を少しでも知っていただき、興味を抱いていただければと思い、採用に関するブログも発信していきます。 採用ブログ、題して” OPERe 7 Questions〜オペリで働く人に訊いてみた〜”。 第4回目の働く人は、Chief Marketing Officer(CMO)で、マーケティングや医療機関への導入を担当する小迫さんです。 事前に用意した7つの質問を中心に、小迫さんには、OPEReで働くことについて答えてもらいました。 オペリで働くうえで気に入っていることはなんですか? オペリに入ってできるようになったことはなんですか? オペリで働くうえでの難しさを教えてください。 どうやってリフレッシュしていますか? 今後1年、オペリでチャレンジしたいことはなんですか? 好きな料理や得意料理を教えてください。 一緒に働くかもしれない方へメッセージをお願いします。 1. オペリで働くうえで気に入っていることはなんですか? たくさんの医療機関の方と一緒に働けることが気に入っています。もともと急性期病院に勤務していたこともあり、医療機関そのものが好きでして、今の仕事を通していろんな医療機関の方と働き、運用を一緒に考えられるのはとてもうれしいです。 マーケティングの担当をしながら、サービス導入も担当している点も気に入っています。サービス導入で得た知見やインサイトをマーケティング施策に活用して、そこからまた新しい医療機関と出会い、またサービス導入で新しい知見を得て…とPDCAを回している実感があります。 2. オペリに入ってできるようになったことはなんですか? 「営業」でしょうか。 過去の職歴上、営業支援・営業同行を行なうことは多々ありましたが、既存商品を自分自身で提案し契約締結まで行なう経験は初めてでした。 マーケティングと営業の間の業務として、展示会に立って医療機関の方に声掛けをする、というのもできるようになったことです。 展示会での声掛けは、初めは恥ずかしかったですが、展示会に知り合いも顔を出してくれ少しずつ緊張がほぐれ、いまは展示会が楽しみでしょうがないです。 3. オペリで働くうえでの難しさを教えてください。 物理的に共有する時間が少ないことです。 リモートでも日々会社のメンバーと話をしていますが、会社の事業成長にあたり膝を突き合わせて話したほうがいいことも少なくなく。 反面、お客様(医療機関の方々)との時間の優先度も高く、、、バランスが難しいですね。 4. どうやってリフレッシュしていますか? 実はリフレッシュという概念があんまりなくて、、、 一番好きな曜日は、月曜日です。小さい頃から学校とか会社とか所属している組織が好きなので、月曜日が来ると嬉しいです。 いまは特に、「今日は、〇〇病院と打ち合わせだ〜(嬉)」って感じです。 気分を切り替えるという意味では、料理をしたり、Spotifyで音楽を聴いたりするのも好きです。 5. 今後1年、オペリでチャレンジしたいことはなんですか? チャレンジしたいのは、できるだけOPEReが提供するサービスを多くの医療機関へ届けることです。会社を2倍、3倍と成長させることにコミットしたいですね。 組織の成長とともに、働きたいと思っていただける会社にしたいと思います。 6. 好きな料理や得意料理を教えてください。 先に得意料理からお伝えすると、パスタですね。 パスタの中でも、ひき肉とトマト缶で作るボロネーゼが得意です。子どもが2人いますが、2人ともすごい勢いで食べてくれます。 好きな料理は、知り合いのフレンチビストロの料理です。そういう答えでいいんでしたっけ?笑 パスタとビストロには私の中で深いつながりがありまして。 大学に入学してすぐにイタリアンレストランで皿洗いのバイトを始めました。そのときのシェフがバイト代におまけをしてくれ「自分で稼いだ金で、ちゃんとしたレストランでご飯を食べてこい」と言ってくれまして。 その「勉強代」でたまたま入ったレストランが、そのフレンチビストロです。 大学4年生のときには、そこのビストロのホームページを作らせてもらったりして、とてもよい関係を築かせていただいています。 7. 一緒に働くかもしれない方へメッセージをお願いします。 医療業界・病院業界の経験がなくても、大歓迎です。 自分の経験を社会に還元したい方、キャリアにブランクがあるけどもう一度挑戦し てみたい方、やる気あふれる方と働けるのを楽しみにしています。 少しでも興味を持っていただけるなら、ぜひお話させていただけると嬉しいです。 --- OPEReでは、事業拡大に伴い一緒に働く方を募集しています。 少しでもOPEReで働くことに興味をもっていただけるようでしたら、以下の採用ページをご覧いただけるとうれしいです!

  • 週刊医学界新聞(看護号):第3538号にて、ケアプロ代表 川添氏と弊社代表 澤田の対談が掲載されました

    2023年10月23日発行の週刊医学界新聞(看護号):第3538号にて、ケアプロ代表 川添氏と弊社代表 澤田の対談が掲載されました。 以下のURLおよび画像よりご覧いただけます。 https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2023/3538_01 対談のお相手 ケアプロ株式会社 代表取締役 川添 高志氏のプロフィール 2005年慶大看護医療学部卒。経営コンサルティング会社,東大病院勤務等を経て,07年ケアプロ株式会社を起業。セルフ健康チェックやオンライン保健指導,在宅治験,スポーツ救護,ツアーナース,民間救急等の多領域にわたる事業を展開する。 ケアプロ株式会社ウェブサイト https://carepro.co.jp/

  • 病院で働いているなら知っておきたい個人情報保護法概略〜事例を交えて〜

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 OPEReでは、2023年10月6日に、病院管理職向けプロフェッショナルウェビナー(略して、“プロウェビ”)と称して、「改めて学ぶ個人情報保護法及び次世代医療基盤法」ウェビナーを森・濱田松本法律事務所所属の南谷健太先生をお招きして開催しました。 本ブログは、ウェビナー「改めて学ぶ個人情報保護法及び次世代医療基盤法」のうち、個人情報保護法に焦点をあててまとめた内容です。 ※内容は2023年10月6日時点のものであり、情報を参考にする際は最新情報をご確認ください。 個人情報の知識はどんなときに必要なの? 個人情報の概要を教科書的に学ぶというより、どういうケースの際に、どういう個人情報の知識が必要になるかご説明します。 事例1:病院・大学・企業との共同研究の場合 A病院の担当職員になった場合、 チェックポイントは、以下の3点です。 個人情報/個人データ/要配慮個人情報に該当するか 第三者提供の同意取得の方法はどうなっているか 第三者提供の例外に当たるかどうか です。 はじめに、分析対象となっている患者カルテが、患者さんの個人情報・個人データなのかを確認する必要があります。患者カルテですので、要配慮個人情報が含まれた個人データに該当する可能性が高いといえるでしょう。 次に、その患者カルテの情報は、オプトアウト式による第三者提供への提供ができるか否か、および、共同研究の場合は、協業する大学・企業が「第三者」に該当するか(特に「共同利用」に該当することによって「第三者」に該当しないと整理できるか)を考える必要があります。結論としては、要配慮個人情報が含まれる個人データのため、オプトアウト式によることは難しく、また「第三者」への提供に該当すると整理される可能性が高いと思われます。 最後に、第三者提供の例外事由に該当するか(とりわけ、学術研究分野の適用除外に該当するか もしくは 公衆衛生例外に該当するか)を確認する必要があります。これらの例外事由に該当するかは、ケースバイケースで判断していくこととなります。 ✄--- ここまでですでに多くの知らない言葉が出てきて、お腹いっぱいの方もいると思いますので、一旦用語の解説をします。 個人情報について 個人情報とは、生存する個人に関する情報であって、以下の1 又は2に該当するもの 1当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等もしくは、他の情報と容易に照合することにより特定の個人を識別することができるもの(個人情報保護法2条1項1号) 2 個人識別符号が含まれるもの(同条2項) ※実務上は、1に該当することが問題になることが多いです。 個人データとは、 個人情報データベース等を構成する個人情報のこと 個人情報データベース等は、個人情報を含む情報を含む情報の集合物で、特定の個人情報を、電子計算機を用いて検索可能なように体系的に構成したものなどを指します。 第三者提供の規制の対象になるのは、「個人データ」です。 第三者提供について 第三者提供 個人データを第三者に提供する際は、事前の本人同意が必要です。 第三者提供の例外 ただしいくつかの例外があります。 そのひとつ:個人情報保護法27条1項各号に該当する場合 個人情報保護法第27条1項各号 個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。 一 法令に基づく場合 二 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。 三 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合 であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。 四 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。 五 当該個人情報取扱事業者が学術研究機関等である場合であって、当該個人データの提供が学術研究の成果の公表又は教授のためやむを得ないとき(個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)。 六 当該個人情報取扱事業者が学術研究機関等である場合であって、当該個人データを学術研究目的で提供する必要があるとき(当該個人データを提供する目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)(当該個人情報取扱事業者と当該第三者が共同して学術研究を行う場合に限る。)。 七 当該第三者が学術研究機関等である場合であって、当該第三者が当該個人データを学術研究目的で取り扱う必要があるとき(当該個人データを取り扱う目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)。 ✄--- 事例2:病院がクラウドベンダーを選定するとき チェックポイントは、 患者の診療情報の取り扱いが、 「第三者」への提供か 委託であり「第三者」への提供ではないか です。 ✄--- クラウドベンダーの利用を検討されている場合、クラウド例外と呼ばれている、当局の以下の見解を知っておく必要があります(個人情報保護法ガイドラインQ&A Q7-53、6-19) クラウドサービスには多種多様な形態がありますが、クラウドサービスの利用が、本人の同意が必要な第三者提供(法第 27 条第1項)又は委託(法第 27 条第5項第1号)に該当するかどうかは、保存している電子データに個人データが含まれているかどうかではなく、クラウドサービスを提供する事業者において個人データを取り扱うこととなっているのかどうかが判断の基準となります。 当該クラウドサービス提供事業者が、当該個人データを取り扱わないこととなっている場合には、当該個人情報取扱事業者は個人データを第三者に提供したことにはならないため、本人の同意を得る必要はありません。 また、上述の場合は、個人データを提供したことにならないため、「個人データの取扱いの全部又は一部を委託することに伴って・・・提供される場合」(法第 27 条第5項第1号)にも該当せず、法第 25 条に基づきクラウドサービス事業者を監督する義務はありません。 ✄--- 上記のガイドラインに照らせば、事例2の状況で、クラウドベンダーが個人データを提供したことにはならない場合、そもそも「第三者」への提供ではなく、かつ「委託」としても整理されないこととなります。しかし、報告対象となる個人データの漏えい等が発生したときには、クラウドサービスを利用する事業者(=本件ではB病院)が報告義務を負うことになる点に注意する必要があります。 個人情報に困ったら、どこで調べればいいの? 個人情報保護委員会のウェブサイトが参考になります。主に以下の3点が役立つでしょう。 個人情報保護委員会 法令・ガイドライン・Q&A 個別分野ガイダンス 啓発資料・社内研修用教材等 です。 法令・ガイドライン・Q&Aは、以下のURLからご覧いただけます。 https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/ ガイドライン・Q&Aは、個人情報保護法の解釈における当局の見解が示されているため、疑問点が生じた場合に、一次資料として参照する価値の高い重要な資料です。ただし、頻繁に改定されており、記載の追記・削除があるので、逐次最新版をチェックいただくのがよいでしょう。 個別分野ガイダンスは、以下のURLからご覧いただけます。 https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines/ 個別分野ガイダンスには、上記で挙げたガイドラインやQ&Aに記載していない、医療機関向けのより具体的な記載があるので、こちらも重要性が高い資料です。 啓発資料・社内研修用教材等として、個人情報保護委員会のウェブサイトには、広報資料(出版物・動画)というページがあります。 https://www.ppc.go.jp/news/publicinfo/ こちらを活用して、医療機関内の研修や勉強会のコンテンツを拡充するのもおすすめです。 まとめ 今回は、2023年10月6日に開催した病院管理職向けプロフェッショナルウェビナー「改めて学ぶ個人情報保護法及び次世代医療基盤法」から、講演内容を抜粋しながら記事にしました。 個人情報と個人データ、第三者提供、クラウド例外など、押さえておきたいポイントを少しだけ共有しました。 OPEReでは、病院管理職向けプロフェッショナルウェビナーとして、専門家を招いたウェビナーを継続的に開催していきます。次回開催のお知らせを受け取りたい方は、この記事の下にあるメルマガ登録フォームから、ぜひOPEReのメルマガにご登録ください。

  • 適格請求書保存方式(インボイス制度)に関するお知らせ

    2023年10月1日から、消費税の適格請求書等保存方式(インボイス制度)が開始されます。 弊社OPEReにて、適格請求書発行事業者の登録番号を取得しましたのでお知らせします。 登録番号:T1010901046395 弊社登録番号詳細については、以下の「国税庁 インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」をご参照ください。 https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/regno-search/detail?selRegNo=1010901046395

  • 会社もフライパンも育てることが好き CEO補佐 武藤 敦子 | OPERe 7 Questions〜オペリで働く人に訊いてみた〜

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReでは、事業拡大に伴い一緒に働く方を募集しています。 募集にあたり、OPEReの社内の雰囲気を少しでも知っていただき、興味を抱いていただければと思い、採用に関するブログも発信していきます。 採用ブログ、題して“OPERe 7 Questions〜オペリで働く人に訊いてみた〜”。 第3回の働く人は、CEO補佐でカスタマーサクセスも担当する武藤 敦子さんです。 事前に用意した7つの質問を中心に、武藤さんには、OPEReで働くことについて答えてもらいました。 オペリで働くうえで気に入っていることはなんですか? オペリに入ってできるようになったことはなんですか? オペリで働くうえでの難しさを教えてください。 どうやってリフレッシュしていますか? 今後1年、オペリでチャレンジしたいことはなんですか? 好きな料理や得意料理を教えてください。 一緒に働くかもしれない方へメッセージをお願いします。 1. オペリで働くうえで気に入っていることはなんですか? いろんなことをゼロから作っていくところが気に入っています。 社内の仕組み、プロダクト、組織、ミッション、ビジョン、バリューなどいろんなものを作ってきています。作っている最中も、作ったのができたときも、結構嬉しいです。 もう少し具体的にいうと、みんなが意見を出して、AとBを議論していて、最終的にどっちでもないCというより良いものになっていく工程が好きですね。 2. オペリに入ってできるようになったことはなんですか? 突き詰めれば上には上がある思うタイプなので、なにかを「できるようになった」感覚はないです。 ただ、初めてのことも多いので、真摯に正面から取り組んでいます。 3. オペリで働くうえでの難しさを教えてください。 事業の成長に対して物理的に時間が足りないことです。さっきも話しましたが、ミッション・ビジョンのような会社の大きなところから、カスタマーサクセスの顧客要望の細かいところまで粒度も数も違うものを扱うので、そのあたりは難しいです。 4. どうやってリフレッシュしていますか? リフレッシュは、温泉に行くことと週末にお酒を飲むことです。 この半年で行った温泉は、金沢の湯桶温泉、伊豆の温泉、群馬の水上温泉、徳島の祖谷温泉です。 週末のお酒は、、、土曜日の夕方にスパークリングワインを開けることにしているんです。月に3本ワインが届くサービスをやっていまして。 5. 今後1年、オペリでチャレンジしたいことはなんですか? チャレンジというか、未来は日々の積み重ねだと思っているので、毎日きちんと確実にやっていきたいです。 そのひとつとして、良い方を採用して、私の仕事をどんどん引き継ぎたいです。 6. 好きな料理や得意料理を教えてください。 好きな食べ物は、出町ふたばの豆餅です、京都の。わたし、関西出身で、小さい頃にお母さんがよく買ってきてくれました。大学時代は京都で過ごしたので、出町ふたばの豆餅を買って、鴨川の河原沿いでよく食べてました。 得意料理…ではなく、ハマっているのが、鉄フライパンです。 野菜や肉を焼いたり、チャーハンを炒めたりします。テフロン(フッ素加工)のフライパンを最初は使ってたのですが、悪くなっては買い替えるのに嫌気が差して、育てる系がいいなと思い、鉄のフライパンを買いました。 会社もフライパンも育てるのが好きなのかもしれませんね(笑) 7. 一緒に働くかもしれない方へメッセージをお願いします。 働くのを諦めている方が、諦めてなくていい会社にしたいと思っています。 プライベートも仕事もどっちも楽しめる方と一緒に働きたいです。 仕事をゼロにする必要もない。生活のフェーズに応じて、働き方を変えればいいと思っているので、もしこの記事を読んで興味を持ってくださる方がいれば、ぜひご応募ください! --- OPEReでは、事業拡大に伴い一緒に働く方を募集しています。 少しでもOPEReで働くことに興味をもっていただけるようでしたら、以下の採用ページをご覧いただけるとうれしいです!

  • 日々の感謝の積み重ねが自信につながってます カスタマーサクセス 八木 祐佳 | OPERe 7 Questions〜オペリで働く人に訊いてみた〜

    こんにちは、オペリ採用ブログ “OPERe 7 Questions〜オペリで働く人に訊いてみた〜”にアクセスいただき、ありがとうございます。 第2回目に登場するオペリで働く人は、カスタマーサクセスの八木祐佳さんです。 八木さんに、以下の7つの質問について答えてもらいました。 オペリで働くうえで気に入っていることはなんですか? オペリに入ってできるようになったことはなんですか? オペリで働くうえでの難しさを教えてください。 どうやってリフレッシュしていますか? 今後1年、オペリでチャレンジしたいことはなんですか? 好きな料理や得意料理を教えてください。 一緒に働くかもしれない方へメッセージをお願いします。 1. オペリで働くうえで気に入っていることはなんですか? 感謝を伝え合う文化です。 オペリでは、リモートで働く方が多く、ウェブ会議やSlackでやりとりし、物理的に空間を共有しない状態で仕事を進めます。 直接会えなかったあり、空気で分からない分、オペリのみなさんはお互い思いやりをもって、そのときに伝えるべき感謝の気持ちをきちんと伝えて仕事をしています。 それがとても気にいっています。 2. オペリに入ってできるようになったことはなんですか? すべてが初めてだったので…たくさんできるようになりました(笑) 私自身、子育てで働くことから離れていたのですが、気がついたら世の中はウェブ会議中心になっていました。 なので、昔働いていた自分を比較すると リモートでウェブ会議しながら仕事をする 医療機関のコンテンツ作成を行なう Slackを使って、社内のやりとりをする など、小さいことですが、ひとつひとつできるようになりました。 初めてSlackに触れたときは、その情報量に圧倒されて、「え、何言ってんの・・・?」と正直戸惑いましたが、 いまは何も感じないくらいに慣れました。 医療機関のコンテンツを作る際も、以前よりは落ち着いて作業をできるようになりました。 3. オペリで働くうえでの難しさを教えてください。 仕事とプライベートの切り替えが難しいです。 どうしても気持ちの面で「ちゃんとやらなきゃ」という思いが強く、集中しすぎてしまう傾向にあります。 実際のところ、子どもたちのお迎えにいってしまえば、物理的に切り替えられるのですが、それでも難しいなぁとは思います。 働き方の面では、チームで仕事をしているので、コンテンツを他の方に引き継ぐこともあります。 その際に、「最後までやりきりたかった…」という思いもありますが、同時にチームのありがたさも感じます。 4. どうやってリフレッシュしていますか? 夜、テレビドラマを見るのが、とても好きです。 2023年の今の時期(8月末のインタビューです)ですと、テレビ朝日の木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」や日本テレビの水曜ドラマ「こっち向いてよ向井くん」にハマっています。 スポーツも好きなので、世界陸上やバレーボールなどのスポーツも観ます! 5. 今後1年、オペリでチャレンジしたいことはなんですか? 漠然とした答えになってしまいますが、1人でコンテンツの組み立てをできるようになりたいなと思っています。 1つ前のインタビューで答えていた井本さんとよくお仕事をするのですが、いまは彼女が設計したコンテンツのストーリーをもとに、私は作業をしています。 今後は、自分が主体となって、コンテンツの組み立てを行えるようになりたいですね。 6. 好きな料理や得意料理を教えてください。 好きな食べ物は、ぶどうです。旬の果物が大好きです。 のめり込むと食欲がなくなるのもあって、それなら果物食べよう!というのもあります。 好きな料理、、、というか子どもたちが喜んでくれる料理なのですが、それは、唐揚げとナポリタンです。 唐揚げは、火の通りの良い、手羽中をよく使います。肉が骨から離れやすく、子どもたちも食べやすいので。 ナポリタンは、子どもたちはなんで好きなんでしょうね(笑)。お昼ご飯として作る事が多く、玉ねぎ、ウィンナー(ベーコン)、しいたけなどの入れた、普通のナポリタンです。 7. 一緒に働くかもしれない方へメッセージをお願いします。 わたし、上沼恵美子さんの「自分の化粧品くらいは買えるくらいの働きはした方が良い。社会との接点は持っていてほしい。」という言葉がとても好きで*。 実際に働き始めると、その言葉のとおりというか、自分に対する自信が少しずつ付いてきています。 子育てって終わりがなくて、感謝されることも少ないんです。 それが仕事になると、 「資料できました」「ありがとうっ!」 「納品しました」「ありがとう!!!」 と日々、誰かに感謝されたり、誰かの役に立っている感覚があります。 その積み重ねが自信に繋がっていると思っています。 昔がむしゃらに働いていて、そろそろ仕事でも。。。という思う方、ぜひオペリにご応募いただき、一緒に働きたいです。 番外Question. 化粧品を買われたんですか? 子ども用の、電動自転車の雨除けカバーを買いましたっ! どこまでも子ども思いで、素敵ですね。 --- OPEReでは、事業拡大に伴い一緒に働く方を募集しています。 少しでもOPEReで働くことに興味をもっていただけるようでしたら、以下の採用ページをご覧いただけるとうれしいです! 参考 日刊スポーツ (2023)「北川景子が上沼恵美子に質問「なんでどっちも完璧?」女性にエール「自分の化粧品くらいは…」」. https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202305070001607.html (2023. 9. 8 にアクセス)

  • ウェビナー 10月6日「改めて学ぶ個人情報保護法および次世代医療基盤法」| ハーバードMPH出身弁護士 南谷 健太 先生(森・濱田松本法律事務所)

    この度、OPEReでは「病院管理職向けプロフェッショナルウェビナー」(略して、プロウェビ)と題して、病院運営に関してその領域のプロフェッショナルから学べるランチョンウェビナー開催します。 第1回目のテーマは「改めて学ぶ個人情報保護法および次世代医療基盤法」。講師として、森・濱田松本法律事務所所属され、Harvard T.H. Chan School of Public Health(ハーバード大学公衆衛生大学院)ご出身の弁護士 南谷 健太 先生をお招きし、登壇いただきます。 また第1回目の本プロウェビは、荒井財団 にご後援いただいています。 ウェビナータイトル 「改めて学ぶ個人情報保護法および次世代医療基盤法」 対象 病院の運営に関わる方 事務管理職 経営企画・総務・情報システムなどの部署に所属する方 IT、DXなどのプロジェクトに関わっている方 など セミナー概要 開催日時:2023年10月6日(金) 12:10 - 13:00 開催方法:Zoom(URLは申込後に送付します) 内容 PHRやAIを活用したビジネスは、ヘルスケア産業において急速に広がっており、それに伴い、個人情報保護法や次世代医療基盤法の順守が求められる場面も増加しています。 他方で、個人情報保護法及び次世代医療基盤法の規制や法実務は複雑な点も多く、多くの方が頭を悩ませている問題ではないでしょうか。 このセミナーでは、これらの法律の基本的な要点を総ざらいしてこうした悩みを少しでも解消いただくことを目的としています。 講師紹介 弁護士 南谷 健太 先生 森・濱田松本法律事務所、弁護士(第二東京弁護士会所属)。東京大学経済学部経済学科卒業、慶応義塾大学法科大学院修了、ハーバード大学公衆衛生大学院修士課程修了。現在はスタンフォード大学ロースクールに留学中。労働法・ヘルスケア等、人々の健康に関わる幅広い分野の法律問題を取り扱う。著書に『労働事件ハンドブック改訂版』(共著、2023・労働開発研究会)、『ヘルステックの法務Q&A[第2版]』(共著、2022・中央経済社)等多数。2022年及び2023年に人事労務分野でThe Best Lawyers in Japan: Ones to Watchを受賞。 参加費と定員 参加費:無料 定員 :50名 申込み方法 本ウェビナーの申込み受付は終了しました。

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