top of page

「」に対する検索結果が113件見つかりました

  • 病院のテレビ・冷蔵庫・Wi-Fiなどの利用申し込みをクラウド上で行う「PERS Pay」が、入院案内を半自動化する「ポケさぽ」とサービス連携

    2022年6月21日 株式会社 パースジャパン 株式会社OPERe 株式会社 パースジャパン(代表取締役:髙西正博、以下 パースジャパン)と株式会社OPERe(オペリ)(代表取締役:澤田優香、以下 OPERe)は、パースジャパンが提供する入院時のテレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の患者様直収日額レンタルサービス「PERS Pay」とOPEReが提供する入院案内を半自動化する「ポケさぽ」が、サービス連携したことをお知らせいたします。 【PERS Payとは】 病院の入院病棟では一般的に、患者自身が病棟でテレビカードを購入することで、テレビや冷蔵庫を利用できる仕組みが運用されています。 この度パースジャパンが提供を開始したPERS Payとは、パースジャパンと患者が入院前にテレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の利用申し込みをクラウド上で行うことで、患者がより安心・より便利な入院準備を可能にします。支払いはクレジットカードまたはコンビニ後払いのため、従来のテレビカードよりも簡便な方法での決済が可能となりました。 【ポケさぽとは】 「ポケさぽ」は、患者のポケットにあるスマートフォンから、動画やチャットを用いて入院案内を半自動的に行うシステムです。入院案内の「同じ説明を違う患者に」する部分をポケさぽが担うことで、患者は、いつでも・どこでも・なんどでも入院案内を受けることができ、より安心・より便利に入院に向けた準備を行えます。 【サービス連携の概要】 入院患者がテレビや冷蔵庫を利用する際に「テレビカードを現金で購入し、カードを差し込んで利用する」という従来の方法は、スマートフォンやキャッシュレス決済が普及した現在、入院患者が不便さを感じることが多くなってきました。 そこで、パースジャパンは「PERS Pay」を開始し、テレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の利用申込みをクラウド上で行うことで入院前の患者がスマートフォンで申し込みを行う事を可能としました。さらにはクレジットカードまたはコンビニ後払いで支払えるようにしたことで、患者は便利になり、病院でもこれまであった患者からのテレビカードのお使いの手間が無くなるという評価を頂いております。 一方で、スマートフォンでの申し込み操作方法を案内するのは病院の現場職員となります。患者が便利になれば、病院職員の説明内容が増加する現状の仕組みでは、患者と病院双方にとって、継続的に快適性を向上させていくことはできません。 入院案内を半自動化する「ポケさぽ」と、PERS Payがサービス連携することにより、病院職員の業務負荷を増大させることなく、患者は動画やチャットを通じてPERS Payについての仕組みや申し込み方法を理解し、自身のスマートフォンから入院時のテレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の利用を入院前に申し込めるようになります。 【パースジャパン 事業戦略部長 坂川のコメント】 OPERe様の理念である「医療現場のオペレーション刷新」に共感し、協議を重ねてまいりました。この度提携がスタートできることを非常にうれしく思っております。 両社でのサービス連携は、患者様と医療機関様の利便性の向上が図れ、皆様のお役に立ち、喜んでいただけるサービスとなると確信しております。 【OPERe 代表取締役 澤田のコメント】 入院療養環境の分野で日本トップシェアを誇るパースジャパン様と提携させて頂いたこと、大変光栄に感じております。このサービス提携によって、入院患者と病院のより快適な入院フローを構築すべく、患者様、病院様、パースジャパン様の協力の元、精進してまいります。 【会社概要】 株式会社パースジャパン 所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目26番4号 東京クリスタルビル 設立 :1984年4月27日 代表者:代表取締役 髙西正博 URL :https://persjapan.co.jp/ 株式会社パースジャパンは、1984年医療機関様向けコインタイマー式テレビのレンタル業務を開始しました。創業以来、顧客第一主義をモットーに先端テクノロジーを取り入れ、医療機関様とご利用いただく患者様の利便性向上に努めており、医療機関様向けに「病院向けレンタル事業」「病院向けソリューション」「商品販売・サービス」を提供しています。 株式会社OPERe 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F荒井倶楽部内 設立 :2020年6月 代表者:代表取締役 澤田優香 URL :https://www.opere.jp/ 株式会社OPERe(オペリ)は「医療現場のオペレーション刷新」をミッションとし、持続可能な病院運営を支援する企業です。新型コロナウイルス病棟用チャットツール「ちょいリク」や入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」を提供しています。 ----------------------------------------------- <本件お問い合わせ先> 株式会社パースジャパン 担当:安田 メールアドレス:shohin@persjapan.co.jp 株式会社OPERe 担当:小迫 正実 メールアドレス:pr@opere.jp ----------------------------------------------- 関連記事 病室でテレビを見るのにテレビカードはもういらない?! 病院での新しい決済方法 “PERS Pay”とは

  • 川崎幸病院が入院説明を半自動化するサービス「ポケさぽ」の運用を開始、患者や家族が入院前の必要情報を好きな時間に簡単に入手可能

    2022年5月18日 株式会社OPERe 株式会社OPERe(オペリ)(代表取締役:澤田優香、以下 OPERe)は、社会医療法人財団石心会 川崎幸病院(理事長:石井暎禧、院長:山本晋、以下 川崎幸病院)の婦人科の入院手術案内にて、医療機関の入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」の運用を開始したことをお知らせいたします。 【ポケさぽとは】 「ポケさぽ」は、患者のポケットにあるスマートフォンから入院案内を行い、入院準備をサポートするシステムです。動画やチャットによる入院案内を半自動で行います。入院案内の「同じ説明を違う患者に」する部分はポケさぽが担うことで、患者はいつでも・どこでも・なんどでも入院案内を受けることができます。 【川崎幸病院での導入経緯】 川崎幸病院について 川崎幸病院は、神奈川県川崎市に位置し、急性期医療を担う地域の中核病院として365日、24時間「断らない救急」を実践しています。地域のニーズに答えながら世界トップレベルの医療を展開し、将来の有能な医療人を輩出するという使命のもと、医療を提供しています。 導入経緯 救急車を約1万台受け入れている川崎幸病院では、できるだけ多くの患者を安全に受け入れるためにも、スムーズな入退院が絶対条件となっています。とくに入院に関しては、患者側にも十分な入院準備に協力していただかないといけません。昨今の新型コロナウイルスの流行により「感染対策が万全であること」も入院準備に加わり、医療従事者は説明事項とともに、患者に理解してもらったり、準備してもらったりする内容も増え続けていました。 今回、川崎幸病院は、患者が万全な入院準備をするために、自宅でもチャットや動画による入院案内を受けとり、より入院に必要な情報を理解していただくことができるのであればと、「ポケさぽ」を導入しました。また、感染対策に関して、患者に適切なタイミングで「感染対策に則った行動の依頼」と「感染兆候の確認」が行われる事で、双方が的確に情報共有ができることも導入のポイントでした。体調確認の他にも、入院案内における一部の説明内容も、スマートフォンから動画やチャットで案内することで、結果的に、事務職員による説明内容及び説明の時間が削減されました。 導入初期となる現在は、婦人科に絞ってポケさぽを導入しています。今後は他診療科においても動画やチャットを利用した半自動化をおこない、スマートフォンから入院案内できるようにする予定です。 【川崎幸病院 入院担当者からのコメント】 コロナになって、患者さんやご家族が理解したり、やっていただいたりすることが大変増えてしまいました。すべてを一度に理解し、やっていただくことは難しいと思っていたところ、スマートフォンで患者さんの都合のいい時間や好きな時に情報を取得いただくことに加え、毎日報告が必要な体調管理の連絡については、入院前に記録の確認が出来て入院手続きの短縮となる当サービスを導入することにしました。患者さんからは、「繰り返し視聴して確認できる」、「後日気づいた質問を気軽にLINEできる」など、好評をいただいております。また、結果的にLINEから質問が来ることで電話問い合わせ件数が減るなどに二次的効果もありました。 【会社概要】 株式会社OPERe(オペリ) 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F荒井倶楽部内 設立 :2020年6月 代表者:代表取締役 澤田 優香 URL :https://www.opere.jp/ 株式会社OPERe(オペリ)は「医療現場のオペレーション刷新」をミッションとし、持続可能な病院運営を支援する企業です。新型コロナウイルス病棟用チャットツール「ちょいリク」や入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」を提供しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ <本件お問い合わせ先> 株式会社OPERe 担当:小迫 正実 メールアドレス:pr@opere.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • OPERe社が、医療・ヘルスケア領域の支援プログラム Vision Hacker Association(VHA)に採択されました

    2022年10月26日 株式会社OPERe 入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」を提供する株式会社OPERe(読み方:オペリ、代表取締役 澤田優香、以下、OPERe)は、ファミリーヘルス財団とNPO法人ETIC.が合同事務局にて運営する医療・ヘルスケア領域の共創組織 Vision Hacker Association の支援プログラム第一期に採択されました。 OPEReは支援プログラムを通して、「患者と医療者のコミュニケーションハブになる」というビジョンに、顧客である医療機関(病院・クリニック)への提供価値を高めて参ります。 Vision Hacker Associationとは Vision Hacker Associationは、医療・ヘルスケア領域を起点にして社会変革に挑むビジョンハッカーが集う共創組織です。ファミリーヘルス財団、NPO法人ETIC.共催にて、2022年6月よりスタートしました。 医療機関、企業、NPO/NGO、研究機関、政府、行政自治体などセクターや立場を問わず、多種多様な主体者がフラットに交わり、次世代のリーダーを迎え育み、共に学び構想し合いながら、10-20年後の医療を創っていきます。 https://vha.jp/about VHA支援プログラムとは VHA支援プログラムでは、約6ヶ月にわたり様々なサポートを活用しながら、実践とフィードバックを繰り返し、事業のブラッシュアップに取り組むことができます。 6ヶ月間のプログラムが終了した後もアソシエーションに所属し続けることができ、VHA Labへの参加、事業提携などのマッチング、出資・ファンドレイズなど、様々な機会にアクセスできます。 https://vha.jp/program OPEReについて 株式会社OPERe(オペリ)は「患者と医療者のコミュニケーションハブになる」というビジョンとし、持続可能な病院運営を支援する企業です。入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」を提供しています。 ■会社概要 【会社概要】 株式会社OPERe(オペリ) 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F荒井倶楽部内 設立 :2020年6月 代表者:代表取締役 澤田 優香 URL :https://www.opere.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ <本件お問い合わせ先> 株式会社OPERe 担当:小迫 正実 メールアドレス:pr@opere.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • ウェビナー 2月9日「会計士から見た今直面する病院経営の会計的な課題」| 公認会計士 安田 憲生 先生

    OPEReでは「病院管理職向けプロフェッショナルウェビナー」(略して、プロウェビ)と題して、病院運営に関してその領域のプロフェッショナルから学べるランチョンウェビナー開催しています。 第3回目のウェビナーは「会計士から見た今直面する病院経営の会計的な課題」。講師として、多くの病院で会計監査を行なう安田憲生公認会計士事務所の安田 憲生 先生をお招きし、登壇いただきます。 第3回の本プロウェビも、荒井財団 にご後援いただいています。 ウェビナータイトル 「会計士から見た今直面する病院経営の会計的な課題」 対象 病院の運営に関わる方 事務管理職 経営企画・総務・情報システムなどの部署に所属する方 IT、DXなどのプロジェクトに関わっている方 など セミナー概要 開催日時:2024年2月9日(金) 12:10 - 13:00 開催方法:Zoom(URLは申込後に送付します) 内容 アフターコロナと経営環境の大きな変化が、医療機関の抱えているリスクを顕在化させたと言っても過言ではありません。具体的には、下記5つの経営リスクを顕在化させたと思われます。 1. 医師・看護師不足 2. 見せかけの事業利益と経常利益 3. コロナ融資の返済開始【巨額債務の返済スタート】 4. コロナ関連補助金により取得した固定資産の減価償却費の発生が及ぼす収支悪化 5. 医療従事者の働き方改革 講師紹介 公認会計士 安田 憲生 先生 経歴 中央大学商学部 川北博ゼミ卒業 太田昭和監査法人入所(現 新日本有限責任監査法人) アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社 川北博・徳永信事務所 を経て 安田憲生公認会計士事務所 開所 上場会社の非常勤取締役、IPOを目指す会社の監査役に多数就任。 自身の事務所では医療法人や学校法人、一般社団財団の監査を行っている。 参加費と定員 参加費:無料 定員 :50名 申し込み方法 本ウェビナーの申込み受付は終了しました。

  • 病院で働いているなら知っておきたい個人情報保護法概略〜事例を交えて〜

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 OPEReでは、2023年10月6日に、病院管理職向けプロフェッショナルウェビナー(略して、“プロウェビ”)と称して、「改めて学ぶ個人情報保護法及び次世代医療基盤法」ウェビナーを森・濱田松本法律事務所所属の南谷健太先生をお招きして開催しました。 本ブログは、ウェビナー「改めて学ぶ個人情報保護法及び次世代医療基盤法」のうち、個人情報保護法に焦点をあててまとめた内容です。 ※内容は2023年10月6日時点のものであり、情報を参考にする際は最新情報をご確認ください。 個人情報の知識はどんなときに必要なの? 個人情報の概要を教科書的に学ぶというより、どういうケースの際に、どういう個人情報の知識が必要になるかご説明します。 事例1:病院・大学・企業との共同研究の場合 A病院の担当職員になった場合、 チェックポイントは、以下の3点です。 個人情報/個人データ/要配慮個人情報に該当するか 第三者提供の同意取得の方法はどうなっているか 第三者提供の例外に当たるかどうか です。 はじめに、分析対象となっている患者カルテが、患者さんの個人情報・個人データなのかを確認する必要があります。患者カルテですので、要配慮個人情報が含まれた個人データに該当する可能性が高いといえるでしょう。 次に、その患者カルテの情報は、オプトアウト式による第三者提供への提供ができるか否か、および、共同研究の場合は、協業する大学・企業が「第三者」に該当するか(特に「共同利用」に該当することによって「第三者」に該当しないと整理できるか)を考える必要があります。結論としては、要配慮個人情報が含まれる個人データのため、オプトアウト式によることは難しく、また「第三者」への提供に該当すると整理される可能性が高いと思われます。 最後に、第三者提供の例外事由に該当するか(とりわけ、学術研究分野の適用除外に該当するか もしくは 公衆衛生例外に該当するか)を確認する必要があります。これらの例外事由に該当するかは、ケースバイケースで判断していくこととなります。 ✄--- ここまでですでに多くの知らない言葉が出てきて、お腹いっぱいの方もいると思いますので、一旦用語の解説をします。 個人情報について 個人情報とは、生存する個人に関する情報であって、以下の1 又は2に該当するもの 1当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等もしくは、他の情報と容易に照合することにより特定の個人を識別することができるもの(個人情報保護法2条1項1号) 2 個人識別符号が含まれるもの(同条2項) ※実務上は、1に該当することが問題になることが多いです。 個人データとは、 個人情報データベース等を構成する個人情報のこと 個人情報データベース等は、個人情報を含む情報を含む情報の集合物で、特定の個人情報を、電子計算機を用いて検索可能なように体系的に構成したものなどを指します。 第三者提供の規制の対象になるのは、「個人データ」です。 第三者提供について 第三者提供 個人データを第三者に提供する際は、事前の本人同意が必要です。 第三者提供の例外 ただしいくつかの例外があります。 そのひとつ:個人情報保護法27条1項各号に該当する場合 個人情報保護法第27条1項各号 個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。 一 法令に基づく場合 二 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。 三 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合 であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。 四 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。 五 当該個人情報取扱事業者が学術研究機関等である場合であって、当該個人データの提供が学術研究の成果の公表又は教授のためやむを得ないとき(個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)。 六 当該個人情報取扱事業者が学術研究機関等である場合であって、当該個人データを学術研究目的で提供する必要があるとき(当該個人データを提供する目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)(当該個人情報取扱事業者と当該第三者が共同して学術研究を行う場合に限る。)。 七 当該第三者が学術研究機関等である場合であって、当該第三者が当該個人データを学術研究目的で取り扱う必要があるとき(当該個人データを取り扱う目的の一部が学術研究目的である場合を含み、個人の権利利益を不当に侵害するおそれがある場合を除く。)。 ✄--- 事例2:病院がクラウドベンダーを選定するとき チェックポイントは、 患者の診療情報の取り扱いが、 「第三者」への提供か 委託であり「第三者」への提供ではないか です。 ✄--- クラウドベンダーの利用を検討されている場合、クラウド例外と呼ばれている、当局の以下の見解を知っておく必要があります(個人情報保護法ガイドラインQ&A Q7-53、6-19) クラウドサービスには多種多様な形態がありますが、クラウドサービスの利用が、本人の同意が必要な第三者提供(法第 27 条第1項)又は委託(法第 27 条第5項第1号)に該当するかどうかは、保存している電子データに個人データが含まれているかどうかではなく、クラウドサービスを提供する事業者において個人データを取り扱うこととなっているのかどうかが判断の基準となります。 当該クラウドサービス提供事業者が、当該個人データを取り扱わないこととなっている場合には、当該個人情報取扱事業者は個人データを第三者に提供したことにはならないため、本人の同意を得る必要はありません。 また、上述の場合は、個人データを提供したことにならないため、「個人データの取扱いの全部又は一部を委託することに伴って・・・提供される場合」(法第 27 条第5項第1号)にも該当せず、法第 25 条に基づきクラウドサービス事業者を監督する義務はありません。 ✄--- 上記のガイドラインに照らせば、事例2の状況で、クラウドベンダーが個人データを提供したことにはならない場合、そもそも「第三者」への提供ではなく、かつ「委託」としても整理されないこととなります。しかし、報告対象となる個人データの漏えい等が発生したときには、クラウドサービスを利用する事業者(=本件ではB病院)が報告義務を負うことになる点に注意する必要があります。 個人情報に困ったら、どこで調べればいいの? 個人情報保護委員会のウェブサイトが参考になります。主に以下の3点が役立つでしょう。 個人情報保護委員会 法令・ガイドライン・Q&A 個別分野ガイダンス 啓発資料・社内研修用教材等 です。 法令・ガイドライン・Q&Aは、以下のURLからご覧いただけます。 https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/ ガイドライン・Q&Aは、個人情報保護法の解釈における当局の見解が示されているため、疑問点が生じた場合に、一次資料として参照する価値の高い重要な資料です。ただし、頻繁に改定されており、記載の追記・削除があるので、逐次最新版をチェックいただくのがよいでしょう。 個別分野ガイダンスは、以下のURLからご覧いただけます。 https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines/ 個別分野ガイダンスには、上記で挙げたガイドラインやQ&Aに記載していない、医療機関向けのより具体的な記載があるので、こちらも重要性が高い資料です。 啓発資料・社内研修用教材等として、個人情報保護委員会のウェブサイトには、広報資料(出版物・動画)というページがあります。 https://www.ppc.go.jp/news/publicinfo/ こちらを活用して、医療機関内の研修や勉強会のコンテンツを拡充するのもおすすめです。 まとめ 今回は、2023年10月6日に開催した病院管理職向けプロフェッショナルウェビナー「改めて学ぶ個人情報保護法及び次世代医療基盤法」から、講演内容を抜粋しながら記事にしました。 個人情報と個人データ、第三者提供、クラウド例外など、押さえておきたいポイントを少しだけ共有しました。 (執筆協力:南谷 健太 弁護士 ) OPEReでは、病院管理職向けプロフェッショナルウェビナーとして、専門家を招いたウェビナーを継続的に開催していきます。次回開催のお知らせを受け取りたい方は、この記事の下にあるメルマガ登録フォームから、ぜひOPEReのメルマガにご登録ください。

  • ポケさぽ導入を機に入院説明の予約制を本格稼働。その背景とメリットとは? | ポケさぽ導入事例 近江八幡市立総合医療センター 様

    導入のポイント 近江八幡市立総合医療センターの入院受付と入院支援室では、多いときは1日40人の入院説明を実施。ポケさぽ導入前は、入院・手術が決定した患者さんが当日中に入院説明を受けるため、ご案内する時間が午後に集中。 ポケさぽ導入を機に、入院支援室での予約制を導入。1日の説明枠のうち半分を予約制に切り替え。 患者さんは後日入院説明を受けられるようになることで、気持ちの整理する時間や家族と相談する時間を持ったのちに、入院説明を受けられるように。 入院支援課も予約制により業務をコントロールできるようになり、記録業務を翌日に持ち込んでバタバタする状況が減少。 お客様情報 近江八幡市立総合医療センター https://www.kenkou1.com/ 患者総合支援課 谷川様、同課 入退院支援室 塚本様、医事課 入院受付小松様、医事課 兼DX推進室 吉村様 総務課経営企画グループ 兼DX推進室 池田様 ― 2022年度の院内展示会ではありがとうございました(参照:院内展示会でDX推進 〜近江八幡市立医療センターの取り組み〜 | 病院管理職の仕事術③/病院DX⑤)。今日参加されたみなさんが「ポケさぽ」を知ったのは、院内展示会が初めてでしたでしょうか? 初めは、オンラインの打ち合わせでの、ポケさぽのデモンストレーションだと思います。そのあと、院内展示会に来てもらって、みんなで触った感じです。 ― 実際にポケさぽの話を聞いて、患者総合支援課で「これは使えるな!」という感じだったのでしょうか。 それがそんなことはなくて、当時は、医事課の入院受付が楽になるし良いかな、くらいしか考えてなかったのです。 ― えええ、そうなのですか。それがどうして今のような活用スタイルになられたのですか? 入退院支援室 塚本様)私が育休から復帰したタイミングで、ポケさぽのことを知り、「あの説明も入れたい、この説明も入れたい」と進言して、適応範囲が入院受付から入院支援室まで広がった形です。 ― そんな背景があったのですね。入院支援室は、ポケさぽ導入前どのような課題がございましたか? 近江八幡市立総合医療センターでは、平均して30名、多いときで40名の患者さんに入院説明を実施しています。以前は、入院や手術が決定した患者さん皆さんが、当日中に医事課の入院受付および入院支援室に来て、入院説明を受けて帰るやり方でした。 このやり方をすべての患者さんに適応すると、大きく3つの問題が起きていました。 入院や手術が決まった患者さんの中には、治療のことで頭がいっぱいなったり、術前検査で疲弊してしまったりして、入院説明の内容を覚えることができないこと 当日中に患者さんへ入院説明を行なうため、必然的に午後に説明業務が集中してしまうこと 記録業務は翌日午前中になることや、当日の患者さんへの入院説明開始時間が読めず、いつもバタバタしてしまうこと ― それらの状況に対して、ポケさぽを導入することで変化がありましたか? ポケさぽ導入に際して一番変わったのは考え方です。いままですべてお話して伝えていたことを、「だれが」「どこで」「なにを伝える」かを分けて考えるようになりました。 「人が伝えるのか、動画で伝えるのか、紙やPDFでいいのか」「入院受付で伝えるのか、入院支援室で伝えるのか、自宅に帰って見てもらえばいいのか」と選択肢を持って業務を組むことができました。 そのうえで、入院説明の「予約制」を導入しよう、ということをみんなで決めました。 もともと予約制は検討していたのですが、きっかけがなく・・・。 せっかくポケさぽを入れて患者さんが入院説明のコンテンツをご自宅でも見られるようになったのだから、予約制に挑戦してみよう、と。 先にお話した3つの課題に対して、効果がありそうという仮説も持っていましたので。 ― 入院説明をすべて予約制に変更されたのでしょうか? いえ、50%が予約枠で、50%が当日枠で、入院説明を行なっています。 当日説明を受けて帰りたい患者さんもいらっしゃいますし、私たちもすべてを予約制にしてしまうとシフトの柔軟性が下がることもわかりまして。 予約枠と当日枠を半々にするのが、現状の最適解です。 ― 50%を予約枠にすることで、3つの課題は解決に向かいましたでしょうか? はい、少しずつ改善しています。 1つ目の「入院・手術が決定した当日では、患者さんが動揺・疲弊して入院説明を受け止められない」課題についてお話しします。入院説明を後日にすることで、ご自宅で気持ちの整理する時間や家族と相談する時間を持てるようになりました。ご自宅では、ポケさぽを通じて入院説明のコンテンツを事前にご覧になられた状態で入院支援室にいらっしゃるので、患者さんが入院に向き合っていただけるのを感じます。 2つ目の「入院説明が午後に集中してしまう」課題と3つ目の「記録業務が翌朝になり、バタバタする」課題は同時に解決に向かっています。午前の時間も患者説明の予約が入ることで午前の時間を有効に使え、予約があることで業務を前もって準備し進めることができるようになりました。おかげで、記録業務を翌日に持ち込んでバタバタする状況が減少しました。 ― 予約制と同時に、ポケさぽ自体から得られたことはありますか? 医事課の入院受付では、説明時間が5分から2−3分へと短くなっています。 入院支援室では、話すことに関する疲労感が違います。入院支援室で今まで一番時間を掛けていたのが、「書類の書き方」でした。この部分を動画にしていただいたことで、「あぁー、たくさん説明して、疲れたなぁー」という回数が減っています。 病院自体の入院患者が増えているのもあるのと思いますが、予約制とポケさぽの組み合わせによって、入院受付と入院支援室が1日で対応できる患者さんが確実に増えていることは確かです。 ― 最後の質問です。実際に貴院で導入されてみた実感を通して、どんな病院にポケさぽをおすすめしたいですか? 予定入院が多い病院にとって、ポケさぽは便利だと思います。あとは、入退院支援で困っている病院でしょうか。 国の方針で、タスクシフト・シェアが推進される中、病棟でかつては実施していた業務がどんどん入院前に実施されるようになっています。ですが、入院前の部署の人員はそう簡単に増えないのも事実です。 その場合、何かの業務を減らさないといけないのですが、まず考えられるのが同じことを何回も繰り返し行なっている業務です。入院案内は決して無駄な業務ではありませんが、同じ内容を何回も繰り返し説明する”行為”は無駄だと思ってポケさぽを導入しました。 ただデジタル化するのではなく、現場と一緒にDXのX(Transformation:トランスフォーメーション)を実行していきたい医療機関に、ポケさぽはおすすめです。 ― ありがとうございます。ポケさぽをきっかけに予約制を稼働させ、患者さんの体験をトランスフォーメーションするお話、とても刺激的でした。

  • 術前説明・手術のご案内を動画化した3病院。それぞれの背景と狙いとは? | ポケさぽ導入事例 近江八幡市立総合医療センター 様、同愛記念病院 様、川崎幸病院 様

    本記事の狙い これまでのポケさぽ導入事例では、ひとつの医療機関様に焦点をあてて、患者説明やPatient Flow Management (PFM)における課題をお伺いし、ポケさぽを導入してどう解決してされているかを記事にしてきました。 PFMの観点から、術前説明・手術のご案内を動画化し、ポケさぽで患者さんにお届けする医療機関様も増えています。 今回は、「術前説明・手術のご案内」をテーマに、ポケさぽを導入された3病院からいただいたコメントを紹介する記事です。 「術前説明・手術のご案内」をテーマに、3つの病院からコメントをいただきました。 近江八幡市立総合医療センター 様 同愛記念病院 様 川崎幸病院 様 各病院様には、以下の質問にご回答いただいています。 術前説明・手術のご案内を動画化した背景 実際に動画化して感じること 動画の中で気に入っている部分 それぞれご紹介します。 近江八幡市立総合医療センター 様からのコメント コメントしてくださった方:入退院支援室 看護師 塚本 章子 様 術前説明・手術のご案内を動画化した背景 当院では、入院前面談で「入院時問診の聞き取り」「入院生活のご案内」「手術前説明」を行っています。 そのうち、「入院時問診の聞き取り」に関しては、患者様の生活状況等の把握のため、ご本人・ご家族と直接お会いして聞き取る必要があります。 一方で「入院生活のご案内」「手術前説明」は、個別性のない決まった内容ではありますが、患者様に知っておいてほしい内容、また患者様が知っておきたい内容であり、省略することはできません。 この説明内容は正に「個別性のない決まった説明をする」ポケさぽを利用するのに適した内容であり、導入に至りました。 実際に動画化して感じること 「禁煙の必要性」「肺血栓塞栓症の予防について」「術前のワクチン接種について」「手術室入室時の注意事項」等の説明をポケさぽで視聴いただいています。 動画のナレーションでの説明に加えて、大きな文字やわかりやすいイラストの表示があり、どの世代の患者様にも理解しやすいと感じます。 従来使用している説明用紙には、細かい文字で文章が長々と記載されているのですが、動画化により、患者様の理解を得るのが早いと感じます。 動画の中で気に入っている部分 以前は、手術室入室前の注意事項として、「義歯・眼鏡・補聴器等を外す」「化粧をしない」「ネイル除去」「すべての装飾品を外す」等の細かい説明をしていました。 今は、「安全に治療を受けていただくために」というページのイラスト2枚で説明しています。口頭で話すよりも一目瞭然で非常にわかりやすいので気に入っています。 また、肺血栓塞栓症の予防についての説明も、高齢の方には伝わりにくいことが多く、口頭で仕組みを説明していましたが、わかりやすいイラストがあり気に入っています。 同愛記念病院 様からのコメント コメントしてくださった方:患者サポートセンター 矢島 朋子 様 術前説明・手術のご案内を動画化した背景 これまで当院では、患者さんの入院後に病棟看護師が直接、術前説明を行っていましたが、入院前に患者さんが手術についての詳細を知る機会はなく、不安を抱えたまま入院の日を迎えていました。 そこで、手術室の看護師から「入院前に術前説明ができないか」と提案がありました。 患者さんが手術について予め理解した上で入院することで、患者さんの不安の緩和や術後合併症の予防につながりますし、看護師の業務負担の軽減も期待できます。患者さんと看護師の双方にとって有益だと考え、術前説明・手術のご案内を動画化することにしました。 実際に動画化して感じること 動画化することで、患者さんは分からない部分を何度でも見返して確認できるのでイメージしやすく、理解が深まると感じています。 また、看護師が直接説明しなければならない内容が減って効率化が図れると同時に、特に重要な説明などに時間をかけられるようになりました。患者さんから届く「動画に対する理解度」を病棟看護師と共有することで、理解度が低い患者さんにはより丁寧に説明するなどのフォローもできるようになりました。 また、動画を作る工程で、事務員が術前説明の内容を把握できたという副次的なメリットもありました。患者さんから手術室についての質問を受けた際に、事務員もスムーズに回答できるようになりました。 動画の中で気に入っている部分 事前の歯科受診の必要性が分かりやすいです。 入院当日の説明では間に合わないため、事前にアナウンスすることが有効だと感じています。 実際の手術室の写真を挿入している部分では、手術室にむかっているイメージができるようになっており、不安軽減につながっていると感じます。 川崎幸病院 様からのコメント コメントしてくださった方:川崎幸病院 麻酔科部長 高山 渉 様 術前説明・手術のご案内を動画化した背景 ■説明をする医療者側からの考え 患者さんに入院説明と問診をするとき、やりとりされる情報には、その患者さん特有の情報(以下、特有情報)と、おしなべて皆さんに共通している情報(以下、共通情報)があるといえるでしょう。 特有情報に関しては、診療方針を変える因子となりうるため、得た情報から関連事象を想像して線を引くように繋いでいきます。特有情報は患者さんから得る情報を多く含みます。 一方、共有情報に関しては、患者さんに伝える情報の割合が多く、その内容はみなほぼ同じですが、そこにうっかりと抜け穴を作ってはいけません。 川崎幸病院では従来、入院案内を紙のパンフレットで行っていました。しかし、この方法では説明の質が一定しないという問題がありました。我々の忙しさの程度によって、説明が急ぎ足になったり、省略されたりすることで、患者さんへの情報提供が充分でない場合がありました。 共有情報においてはこのブレをなくし、患者さんにとって普遍的かつオンデマンドの情報源とすることで、安定化・効率化を図り、そのかわりに我々が特有情報に関与する機会を増やす。ポケさぽを導入し、動画を使って入院案内を行うようにしたねらいはここにあります。 ■説明を聞く患者側の状況を想像する 患者さんは自身の病状を知り、その後にまっている治療や手術・入院生活など、日常生活とは大きく異なるイベントに向けて、医療者から説明を聞くことになります。心の動揺もあるでしょうし、そんな中で聞き慣れない言葉も多く混じっているであろう説明を聞いて、医療者が意図している「意味」を患者さんが受け取れているかどうか…一度の説明ではそれが実現できているとは言い難いでしょう。 上記の共有情報においては広範囲の情報であることが多く、その把握は薄くなりやすいでしょう。ご自身の状況や病歴などの特有情報を探索して、疑問や質問をきちんと医療者側に伝えられるか不明確なところがあると想像します。 共有情報においては情報をオンデマンド化することで、患者さん自身は、受け入れやすいタイミングで情報を繰り返し得ることができ、面談時にはきちんとピックアップすべき特有情報の情報にクローズアップしやすくなる。ポケさぽを導入し、動画を使って入院案内を行うようにしたねらいはここにもあります。 実際に動画化して感じること 動画化による効果は大きく、三つの点で特に顕著です。 第一に、患者さんが事前にすきなタイミングで動画から情報を得ることで、待ち時間のストレスや不満が減少しました(共有情報に関する患者さんへの効果)。 第二に、動画コンテンツを通じてスタッフも病棟の情報を深く理解できるようになり、教育効果も発揮されました(共有情報に関する医療者への効果)。 第三に、対面での説明時間が大幅に短縮され、より質の高いコミュニケーションに時間を割けるようになりました(特有情報に関する医療者と患者への効果)。 動画の中で気に入っている部分 個人的には、手術麻酔説明の動画の部分が最も気に入っています。患者さん自身が眠ってしまっている麻酔中の状況については、ご自身が実際に確認することは簡単にはできない状況です。 だからこそ、麻酔計画についての説明はより丁寧に、そして携帯できてオンデマンドで確認できる状況にセットすることの意義はとても大きいと考えています。術前の訪問の際には、動画での事前チェックを前提に、詳細説明と問診(特有情報)に集中できるので、安全と効率の向上につながっています。 まとめ 3つの医療機関の術前説明・手術のご案内についてのコメント、いかがでしたでしょうか? 近江八幡市立総合医療センター様では、注意事項についてスタッフが繰り返し行なっていた部分を、動画でわかりやすく伝えられることで、患者さんは理解度を高め、スタッフは効率的に入院説明を実施できていることがわかります。 同愛記念病院様では、手術室看護師と患者サポートセンターが連携し、病棟での説明業務を入院前の業務にタスクシフトするという業務改善を実施しています。 最後に、川崎幸病院様では、麻酔科の医師の術前外来において、患者さんの安心安全の提供と外来の効率化向上を実現されています。 ひとえに、術前説明・手術のご案内といっても医療機関ごとに課題も異なれば目的や解決策も異なります。医療機関様の、より良いPatient Flow Management (PFM)実現のために、この記事がご参考になると嬉しいです。 お客様情報 近江八幡市立総合医療センター 様 https://www.kenkou1.com/ 許可病床 407床 同愛記念病院 様 http://www.doai.jp/ 一般病棟病床数330床 川崎幸病院 様 https://saiwaihp.jp/ 病床数 326床

  • 14の産院に導入し、業務効率化を実現しながら、妊婦様とのつながりを再定義する経営企画 | ポケさぽ導入事例 医療法人葵鐘会 ベルネット 様

    導入のポイント 愛知県を中心に20の産院を展開する医療法人葵鐘会ベルネット。管理オフィスの経営企画は各施設と連携しながら新しい価値を創造するべく、横断的に業務にかかわっている。 2022年は経営企画として、14施設にポケさぽを導入する業務を遂行した。産院の現場では、説明業務の負荷が軽減し、ペーパレスも推進している。 一方で、オフィスが目指すのは「妊婦様とのつながりの再定義」。より妊婦様にとってよいサービスを提供すべく、データ分析やそれをもとにした施策を今後は実行していきたい。現状はオフィスの管理機能としては課題もあり、ポケさぽの今後の改善に期待している。 お客様情報 医療法人 葵鐘会 https://www.kishokai.or.jp/ CPO 川岸 卓也 様、経営企画部 村上 千恵子 様、藤田 裕香 様 ― 医療法人葵鐘会(通称 ベルネット。以下ベルネット)について教えていただけますか? 私たちは、愛知県を中心とした産婦人科グループで「安心して産み、育てる社会へ」を掲げ、地域の特性に応じた産科医療施設を各所に整備し、「ベルネット」として相互連携の上、どこでも高いレベルの医療とサービスを受けられる環境を提供することで、地域医療に貢献したいと考えております。 グループ全体で誕生した赤ちゃんは、2006年8月から2024年1月1日までで10万人を超えました(ウェブサイトでは、106,808人)。年間約9,400人の赤ちゃんが生まれています。 ― ベルネットは愛知県を中心に展開されていますが、どの産院からスタートされたのでしょうか。 一番初めの産院は愛知県稲沢市のセブンベルクリニックです。 ― ただ、名古屋以外の地域にも展開されていますが、それはどのように展開されているんでしょうか。 例えば、11月にベルネットとして開院した神奈川県秦野市のアクアベルクリニックという施設があります。こちらは、「地域から分娩施設がなくなってしまう」という状況を知り、秦野市との連携協定を結び、市民の皆様が安心して出産できる環境を整えるべく、産婦人科の開院を実現いたしました。 全国的に産科医療を提供する施設の地域偏差が拡大している中、こうした地域への貢献の形はベルネットの使命だと考えています。 ― グループの展開および複数施設の経営管理を考えると業務の幅も広そうですね。皆様の所属される経営企画の機能について教えていただけますか。 経営全般に関わる事務を担う部署として、経営方針に基づいた、中期ビジョンや中期事業計画の策定、経営戦略の立案、予算策定及び統制が主な業務内容ですが、計画を推進する中で、新しい価値を創造し、各部署と連携しながらこれらを推進していくことが求められる部署です。 そうした役割を担う部署なので、メンバーも多様です。入職前に当法人の施設での妊娠・出産を経験し、利用者としての目線を持つことができるメンバーや、これまではずっとシステム開発側として現場でのシステム構築などにかかわってきたメンバーもおり、多角的に物事を見ることのできる人材が豊富です。 それ以外にも幅広く社内の業務に関わっており、新規施設の立ち上げもあれば、プロジェクトマネジメントという業務もあります。直近でいうと、今回お世話になった「ポケさぽ」を14施設に導入したり、「予約システム」の導入をサポートしたりというようなDX関連の仕事も私たちの守備範囲です。 ― そんな経営企画機能を担う皆様の「やりがい」はなんでしょうか。 メンバー全員がベルネットで働く上で、「安心して産み、育てる社会へ」というメッセージにとても共感しており、それがやりがいの源泉と言えると思います。 経営企画は、会社全体の中期的なビジョンを確実に実現させるために足並みを揃えて前進させるべく時に各部署をリードし、時に後方から支援したりしています。 ですので、その都度、目標を達成するために必要なアクションやタスクを各部門の実務業務に落とし込んでいくのがとても重要な役割だと思っています。 今回導入させていただいたポケさぽも導入が完了すれば、その先は運営部門の業務になっていきます。経営企画部門としては、導入後の運営、運用状況をウォッチし適切に助言をしていくのも私たちの役割です。 ― 新規業務の一貫として、ベルネット14施設にポケさぽをご導入いただいていると思います。ポケさぽ導入の目的や狙いについて教えていただけますか? ポケさぽの機能は、妊婦様に必要な情報を適時的確に動画やメッセージの形式でスマートフォンにお送りし、安心して出産を迎える準備をサポートすることだと認識しています。私たちは、その機能にとどまらず、ポケさぽを使った「妊婦様とのつながりの再定義」が最も重要だと考えています。 ベルネットでは、出産予定日が確定する前の外来の段階から、ポケさぽを通院者様にご利用いただいています。 できるだけ早いタイミングから「ポケさぽ」を通じて接点を構築し、より多くの有益な情報を妊婦様にお届けすることで、一層安心してベルネットにご来院いただける環境づくりを考えています。 従来機能である、妊婦様への必要情報の定期的な提供においては、業務効率化に著しい成果を得ている施設も出てきています。 LINEのインターフェイスを通じて、妊婦様に必要な動画や資料をデータでお届けすることによって、ペーパーレス化は着実に推進されました。加えて、事前にこれらの情報を妊婦様がご覧になったうえで妊婦健診にいらっしゃるので、現場の説明にかかる時間も短縮されています。これは妊婦様の大切な時間を守りつつ、スタッフの負荷軽減にもつながっております。 ― 14施設への導入は、ご苦労もあると思いますが、特にどのあたりが大変でしょうか。 同じグループといえど、地域や施設が異なれば施設内で使用してきた資料の情報や内容にも特徴があり、まったく同じとは言えません。すなわち同一のシステムを導入するとしても、動画の内容も、LINEのメッセージの内容も異なります。標準化すべきところは整えつつ、各施設が今まで築きあげてきたコンテンツを守りながら、日勤夜勤などシフトによって勤務の違う現場スタッフ一緒に作り上げていくのが一番大変でした。 また1つの施設の資料修正でも、実は横断的に相互に連動していたりするものもあるので、メンテナンスにも気遣いが必要です。全体最適と個別最適を絶妙にバランスさせることも腐心した点ですね。 ― 最後の質問です。今後、OPEReに期待することを教えてください。 まず経営企画としては、様々なデータが抽出できるようにしなければなりませんし、そうしていきたいと考えています。医療システムの多くは、各クリニックや病院の運営に特化したシステムが多く、ベルネットのように「グループ」として集計・管理できるようなシステムは、多く存在しないと思っています。 だからこそ、データを整備し、精度を上げ、数字に基づく正確な判断をもって、現場を支援できるようにしていきたいです。ポケさぽにおけるデータも、更に正確に収集していきたいと考えています。妊婦様の中には、転院や、里帰り等、途中からご自身の選択が変わられる方もいます。その「変化」の理由は何なのか。それを把握し、判断できる材料を整理していかないといけません。これらの課題を克服するために、つながりを再定義し、妊婦様とのより積極的かつ発展的な相互コミュニケーションの構築に取り組んでいきます。 妊婦様の妊娠・出産に関する理解が促進され、同時に現場業務が軽減されてその時間を妊婦様により良いサービスが提供できれば、それらはとてもよいことだと思っています。経営企画としては定量的な数値を根拠に、現場が活動しやすいように支援していくことを目指しているので、OPERe様には引き続きお力添えをいただきたいと思っています。 ― 率直なご意見をくださり、ありがとうございます。わたしたちも、皆様の「妊婦様とのつながりの再定義」に協力できるよう、精進します。今日はお話を訊かせていただき、ありがとうございました。 また、すぐ、会議しましょう!

  • 病院DXの初めの一歩は、妊娠期間の定型コミュニケーションから | 病院リーダーシップインタビュー④ 聖路加国際病院 鈴木看護部長

    患者説明を動画とメッセージで半自動化する「ポケさぽ」を提供するOPEReでは、ポケさぽの導入事例に加えて、病院運営に役立つノウハウの発信を行なっています。 「病院リーダーシップインタビュー」では、ポケさぽをご導入いただいた医療機関の経営層の皆さんに意思決定・組織運営にまつわる話を伺っていきます。 ポケさぽを導入いただいている聖路加国際病院は、日本看護協会が運営する「看護業務の効率化先進事例アワード2023」において、産科でのポケさぽを活用した妊婦への説明と情報提供について、最優秀賞を受賞されました。この度、受賞に際して、聖路加国際病院の鈴木看護部長と産科で働く助産師のみなさんにインタビューを行ないました。 本編は、前編として、鈴木看護部長への病院リーダーシップインタビューをお届けします。 ― この度は、「看護業務の効率化先進事例アワード2023」において最優秀賞のご受賞、おめでとうございます。 ありがとうございます。2023年に導入したポケさぽを活用して実践している活動が、このような形で評価され、本当に嬉しいです。 ― 今回は、アワード受賞記念ということで、インタビューさせていただきます。よろしくお願いいたします。初めに、ポケさぽを初めに見たときの印象を教えていただけますか? ポケさぽ以前に、日ごろから医療業界のICT活用・DXは他業界より遅れていると感じていて医療の外にあるものをうまく活用できないかなと考えていました。 例をあげると、飛行機に乗るときの事前情報の通知はとても便利で、それを病院の案内に使えないかなどです。 ポケさぽを初めてみたとき、「LINEは日常的によく使っているし、メッセージを受け取った感じがあってすごく良い。」と思いました。 同時に看護領域におけるICT活用・DXは、収支につなげるのが難しいことも考えると、そこまで大きな投資をせずに始められるポケさぽは、大変魅力的に感じました。すぐに産科で活用できそう、活用したいと思いました。 ― どうして産科*なら活用できそうと思われたのですか? * 聖路加国際病院では、女性総合診療部という診療部門で診療を提供しています。 出産をするということは、妊娠の決められた期間の中で、自分の体の変化や赤ちゃんに関すること、出産の準備など、妊婦さんに伝えないといけないことがたくさんあります。その内容は定型的な部分が多くあります。 定型的な説明に助産師の時間を使うのも、なんだかもったいないなというのも考えていたところでした。 同時に、産科の外来部門では、問い合わせの電話が多く対応が大変というのも知っていました。 そんなところにポケさぽを紹介してもらったので、定型的なコミュニケーションはポケさぽに寄せて、個別の対応に助産師の時間を充てられそうだなと思いました。 ― 鈴木看護部長が良いなと思ってから、どのようにして現場や周りを巻き込んで、ポケさぽ導入を進められたのでしょうか? ポケさぽを知ってから、産科病棟と外来のナースマネジャーに紹介してみると、すごくポジティブな反応でした。助産師チームの実力も良く分かっていたので、一番手を任せられると思いました。 そこで、経営企画室を巻き込み、経営企画室と院長や副院長とで行っている会議にOPEReさんのプレゼンを強引に入れ込みました。とにかく早く確実に成功が見える良いDX事例をひとつ作り、現場の職員にしめし、良い方向につなげたいという思いが強くありました。 ― 今回、ポケさぽを活用した妊婦への説明と情報提供が、アワード最優秀賞受賞となったわけですが、成功要因をどう考えられていますか? 成功の要因として、いくつかありますが、取り組んでくれたチームがとてもよかったと思います。 産科に関わる看護管理者やスタッフに加えて、副看護部長がリーダーシップを発揮してくれたのも大きかったです。多職種のみなさんも、大変協力的でした。 スモールスタートとして、病院全体の運用を巻き込まず、産科のみに適用して開始できたのも、導入から運用開始までスピーディーに行うことができた要因です。 オールインワンでなんでもできるシステムについて腰を据えて考えたいという話も出ましたが、現場にメリットがあるものを早く開始させる、ということを優先しました。 ― 今後のポケさぽについても教えてください。産科の次は、どういう活用をお考えですか? 聖路加国際病院の乳腺外科は、医療圏の中でもTOPクラスの手術数なので、乳腺外科での活用により、患者さんの利便性があがればいいなと考えています。 他には、入退院支援も考えていますし、ガン治療のオンコロジーセンター、外来での検査説明、健診センターなどでの活用も可能性としては沢山あります。 ただ、どういう優先順位で誰がリーダーをやるのか、という組織的な課題もあるのが正直なところです。 ― ICT化・DXを進めるのに、課題もあるんですね… いまの病院というのは専門分化していて、病院の全体を把握して意思決定するのがとても難しいです。 どの部門・どの診療科にも配置されているのが看護師なので、全体的な情報は看護部に集まってきますが、ICT化・DXを看護部だけが主導できるか・するかというと、それもちょっと違うな…と。 組織的課題に加えて、医療が高度化していくにつれて、複合的な数値データを分析して判断していかないといけなくなっています。 単独の数値を集計して判断することができますが、複合的なデータをどう扱っていくかというのは、まだまだ未知の領域であり、課題ですね。 ― 最後に、聖路加国際病院の看護DXの未来について教えていただけますか。 私たちのICT化・DXは始まったばかりで、ナースコールの刷新やバイタルサインの電子カルテ連携など、他院で導入が進んでいる事例を後追いしていることも少なくありません。 同時に、病院の重点課題として、収益・利益の増加のために、病床稼働率の向上や手術件数の増加を掲げていますが、看護部に期待される部分も大きいです。 結果を出さないといけない経営的な課題に対しても、課題を解決するための戦略のひとつとして、ICT・DXを使って現場をどうサポートしていくかが大事だと考えています。 本日はお忙しい中、貴重なお話ありがとうございました。 このあと、助産師のみんなへのインタビューですよね。具体的なエピソードは、彼女たちにぜひ訊いてみてください。 後編はこちらから 「スマホ活用で、妊婦さんが週数に応じた内容を健診前に理解できるように | ポケさぽ導入事例 聖路加国際病院 様」

  • スマホ活用で、妊婦さんが週数に応じた内容を健診前に理解できるように | ポケさぽ導入事例 聖路加国際病院 様

    ポケさぽを導入いただいている聖路加国際病院は、日本看護協会が運営する「看護業務の効率化先進事例アワード2023」において、産科でのポケさぽを活用した妊婦への説明と情報提供について、最優秀賞を受賞されました。この度、受賞に際して、聖路加国際病院の鈴木看護部長と産科で働く助産師のみなさんにインタビューを行ないました。 本編は、後編として、産科で働く助産師のみなさんへインタビューした内容を導入事例としてお届けします。 導入のポイント 聖路加国際病院の産科*では、スマートフォンを使った妊婦への説明と情報提供として、ポケさぽを導入。 週数に合わせた配信を行なうことで、健診にいらした妊婦さんが「LINEで、この案内は見ました」と追加説明が容易に。 事前に動画とメッセージを配信できることで、受診時の質問・意見や問い合わせの電話が減少。 妊婦さん・産婦さんの為になる新しいことを、面白がって取り組むのが病院のひとつの文化。変化に適応しやすい環境を築いてきたことが、今回の導入でも役立った。 お客様情報 聖路加国際病院 https://hospital.luke.ac.jp/ 女性総合診療部 助産師 黒川様、深山様、田中様、込山様、上田様 ― この度は、「看護業務の効率化先進事例アワード2023」の最優秀賞ご受賞おめでございます。受賞を記念して、ポケさぽ導入にまつわるお話をお聞かせください。鈴木看護部長に、導入に至る経緯を伺いました(参照:病院DXの初めの一歩は、妊娠期間の定型コミュニケーションから | 病院リーダーシップインタビュー④ 聖路加国際病院 鈴木看護部長)。 現場でポケさぽを導入してみようと思った背景はありますか? コロナ禍に入り、私たち助産師が困ったタイミングがありました。それは母親学級が開催できなくなったときでした。 母親学級が開催できない旨を妊婦さんにお電話しようと思ったのですが、なかなか繋がらなかったんです。 患者さんとのコミュニケーション手段が電話だけというのは、本当に大変だなと実感した瞬間でした。 母親学級が再開すると、今度は予約の問題が出てきました。 母親学級は受診日とは別に予約を取る必要があり、なんとか簡単なWEB予約にできないかと考えていたところでした。 そんなときに、ポケさぽのことを看護部長から聞いたので、それらの問題を解消するためにもやるべきだな、と思いました。 ― 導入にあたって、大変だったこと・ご苦労されたことは何でしょうか? 納期ですね。 スマートフォン向けのコンテンツをOPEReさんと一緒に作っていくこと自体は、そんなに大変じゃなかったのですが、締切までに内容を確認するのが大変でした。 ― コンテンツの確認は、今日ご参加の5人で確認されていたんですか? 産科の助産師スタッフ全員で、確認していました。 みんなのシフト勤務をしながらも、納期と自分のシフトを睨めっこして、コメントをまとめてOPEReさんに送る日々でした。 ― スタッフ全員で確認されていたのは存じ上げなかったです…。その節は本当にありがとうございました。 伝えたいこと、スマートフォンで届けたいことは明確にありました。 というのも、私たち自身も、妊婦さんに育てていただいているからです。 日々、妊婦さんたちから多くの質問をいただいていて、私たちが考えてなかった質問を頂くことがあります。 コンテンツの作成では、受診される妊婦さんにご満足いただきたいことと、よく頂く質問などの内容を事前にお伝えしたいという思いがありました。 ― 実際に「ポケさぽ」を導入してみて、変化はありましたか? 妊婦さんにとって利便性があがったのだろうな、と感じることがいくつかあります。 ひとつめは、「LINEで、この案内は見ました」と言ってくださる方が増えたことです。おかげで説明不要なこともありますし、追加の説明も容易になりました。 もうひとつは、お問い合わせが全体的に減ったことです。 もともと多かった外来への電話での問い合わせに加えて、健診を受診されるときの問い合わせも、かなり減っています。 ご意見いただくことも減ったので、スタッフの心理的負担も軽減されています。 ポケさぽ導入に合わせて、母親学級をWEB予約制にしたのも大きかったです。 最後に、紙のパンフレットをなくして、ポケさぽからの案内に変更したのも、大きな変化ですね。 当院の助産師が実際に聖路加国際病院で出産したときにポケさぽを使ってみた感想なのですが、「ポケさぽ良いですね。『いま、妊娠何週なんだ!』って思うことがあります」と話していました。週数に応じた通知が実際に機能しているなと感じています。 ― 「看護業務の効率化先進事例アワード2023」へのご応募はどういった理由で? ポケさぽの稼働が開始したくらいのタイミングで、看護部長から「アワードも出してね!」って言われまして、アッハッハッハッハハ(笑)。 締め切り目掛けて、みんなでデータを集計して、資料を作っていった感じです。 ― こうやってお話していると、なにかを始めるのに、とてもポジティブなようにお見受けします。それは、師長だけでなく、スタッフみなさんの雰囲気からも。 患者さんの為になる新しいことを面白がって取り組むのが、病院のひとつの文化だと思います。 看護部長もざっくばらんなタイプですし、スタッフもとても協力的です。 やろうと思っていいな!と思ったら、とりあえずやってみよう、という精神があります。それを面白がってやろう、という感じです。 もちろん変化が起きるときは大変です。ただ最終的に、妊婦さん・産婦さんに良いことにつながり、それが実現できることがわかると、ワクワクします。 ― 病院の文化なのですね! ポケさぽについて、実際に実現して嬉しかったエピソードがあります。 週数に応じて配信しているコンテンツの中に、胎動モニタリングについて説明しているものがあります。 そのコンテンツを事前にみた妊婦さんが、こちらが提示する週数より少し早い段階から胎動モニタリングを始めたいとおっしゃられて。 コンテンツの意図を妊婦さんが汲み取ってくれたのは、とても嬉しかったです。 ― それは私たちも嬉しいです。 もちろん、新しいことを面白がれるかについて個人差はありますが、 ポケさぽ導入を通して、スタッフは変化していくことが聖路加国際病院の魅力・メリットだと理解しているな、感じます。 いつも新しいことをやっているので、1年後話を聞いてもらったら、運用も全然変わっているかもしれません。また見に来てください! ― ありがとうございます!引き続きよろしくお願いいたします。 前編をまだご覧になってない方は、こちらから 「病院DXの初めの一歩は、妊娠期間の定型コミュニケーションから | 病院リーダーシップインタビュー④ 聖路加国際病院 鈴木看護部長」

  • 病院で働いているなら把握しておきたい著作権基礎〜事例を交えて〜

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 OPEReが2023年12月20日に主催した、病院管理職向けプロフェッショナルウェビナー(略して、“プロウェビ”)と称して、「そのポスターや動画は大丈夫?! ~病院のための著作権基礎知識~」ウェビナー弁護士の南谷健太先生をお招きして開催しました。本ブログは、ウェビナーの内容をまとめたものです。 ※内容は2023年12月20日時点のものであり、情報を参考にする際は最新情報をご確認ください。 著作権の知識ってどんなときに必要なの? 著作権は、イラストや曲などを作り出した際に発生する権利であることから、パンフレットや広報物を作成する場合には著作権法上のリスクが無いかをチェックすることが重要です。また、場合によっては、著作権以外の法的な問題にも気を付ける必要があります。具体的なケースを用いながら、どのような場面でどのような点に気を付ければよいのか見ていきましょう。 事例1:院内で写真撮影した際に、患者さんが写ってしまったとき あなたはA病院の広報担当者です。あなたは病院が発行している広報誌に普段の病院の様子を伝えてイメージアップを図ろうと院内の様子を写真撮影し、広報誌に掲載しようと考えています。周囲にこの案を伝えたところ「患者さんが写ってしまうと、法律上のリスクがあるのではないか?」との反応がありましたが、具体的にどのような法律上のリスクがあるのでしょうか?また、患者さんの顔写真が映っていなければ、掲載しても法律上のリスクは小さいといえるでしょうか? A病院の広報担当者になった場合、主に以下の法律上のポイントを検討する必要があります。 ① 著作権 著作権とは、著作者に対して付与される法律上の権利で、自身の制作した著作物を無断で複製・翻訳・上演・公衆送信等されない権利を指します。 著作権は、様々な内容の権利の集まりで、大きく分けると以下の3つに分類されます。 著作財産権(複製や上映など、著作物の経済的な利用に関する権利) 著作者人格権(著作物の公表や氏名の表示など、著作者の人格的な利益を保護ずるための権利) 著作隣接権(俳優やレコード会社、テレビ局など、著作物の創造や伝達に関与する者が、その貢献に対して与えられる権利)に分類されます。 著作権は、保護される期間が決まっており、著作物の創作と同時に発生し、原則として著作者の死後70年間存続します。特許権のように申請等の手続きを行わなくとも自動的に発生する権利である点に注意する必要があります。 著作権は、「著作物」に発生する権利であるため、本事例の場合に何が著作物かを検討する必要があります。 著作物とは、思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの(著作権法第2条1項1号)をいいます。何が著作物に該当するかは、この定義に照らしてケースバイケースで判断されます。著作物ではないと判断されやすいものとして、歴史上の事実(思想又は感情を表現した物)、アイデア(表現物ではない)、短いフレーズ(創作的ではない)などが挙げられます。 今回のケースですと、大きく ①写真に写った対象が著作物か  ②写真そのものが著作物か という2つの点が問題となります。 ①について、患者さんの顔そのものは著作物ではないですが、それ以外に写り込んだ物(イラストなど)が著作物ではないか確認する必要があります。 ②について、写真は著作物に該当しますが、病院の仕事として撮影した場合、基本的に著作権は病院に帰属します。 以上から、このケースにおける著作権法上のポイントとしては、著作物と判断されるようなものが撮影した写真に写り込んでいないかをチェックすることが重要となります。著作物性の判断は難しい場合もあるので、迷う場合には弁護士などの専門家に相談しつつ検討すると良いでしょう。あるいは、イラスト等の映り込みがある場合、写真の差し替えや、サイズの変更、写り込んだ物へぼかしを入れるといった対応を行うことが考えられます。 ② 肖像権 著作権とは異なりますが、本件のように写真を撮影・利用する場合に問題となる権利として、肖像権があります。 肖像権とは、自分の容貌をみだりに撮影・公表されない権利です。 問題となり得るのは、人の容貌を写真やビデオ、似顔絵などで勝手に利用された場合となります。所蔵権違反については、撮影・公開されることで被写体の個人が被る精神的苦痛が社会通念上受入れるべき限度を超えるか否かが基準にされ、個別具体的な事情ごとに判断されます。 今回のケースですと、患者さんは自身の通院を知られたくないと考えている場合があり、勝手に公表されることによって大きな精神的苦痛を被る可能性がありますので、肖像権違反と判断されてしまう可能性がある事例といえます。 そのため、患者さんの同意を取るほか、要望が明らかにならないようにぼかしを入れたり顔が映らないようにするといった対応を行うと良いでしょう。 なお、仮に写り込んでいる人物が著名人の場合、パブリシティ権という別の権利が問題となる点にも注意する必要があります。パブリシティ権とは、有名人の肖像や名声などの利用によって得られる財産的価値を保護する権利です。例えば、本人の許可なく有名人の写真を利用して病院の宣伝やブランディングに使う場合には、パブリシティ権の違反が問題になる可能性があります。 ③ その他気を付けておくべきポイント 患者さんの許可なく要望を撮影してパンフレットに掲載することは、肖像権だけではなくプライバシー権を侵害する可能性もあります。プライバシー権は、私事をみだりに公開されないことを保障する権利であり、その対象は容貌に限りません。 具体的には、 私生活上の事実またはそれらしく受け取られるおそれのある事柄であること 一般人の感受性を基準にして当該私人の立場に立った場合、公開を欲しないであろうと認められる事柄であること 一般の人々に未だ知られていない事柄であること の3つの要件を満たした場合にプライバシー権侵害が成立するとされています。 本件でも、患者さんの中には、通院の事実を周囲に打ち明けておらず知られたくない人もいるでしょうから、写真の公開がプライバシー権侵害に該当する可能性があります。 以上から、院内で撮影した写真にイラストや患者さんの顔が写った状態の写真を広報誌に掲載する場合は、著作権、肖像権やプライバシー権を侵害する可能性があります。イラスト・顔写真の差替えや患者さんからの事前承諾を得た撮影等の対応を取るのが妥当な判断を言えそうです。 事例2:大人気アニメキャラを使ったポスター作成 あなたはBクリニックで病院事務をしています。ある時、院長から「インフルエンザ予防接種のためのポスターを作ろう。いったんたたき台を作ってみて。」と言われました。単に予防接種の紹介をするだけだと訴求力が無いと考えたあなたは、大人気アニメのキャラクターのイラストをインターネット上で見つけて、背景等を加工してうまくチラシになじむようにしました。出来上がったチラシ案を院長に見せたところ「これって著作権的に問題ないのかな?」と言われましたが、著作権侵害になるのでしょうか? Bクリニックの担当事務として検討するべき著作権法上のポイントは、以下のとおりです。 アニメキャラクターのイラストは基本的に著作物性が認められるので、無断で使用することは著作権侵害となる可能性が高いです。 保護期間は70年とされています(つい先日、ミッキーマウスの登場する一部作品について、著作権の保護期間が終了したことが話題になりました)ので、保護期間が経過していない可能性も高いのではないかと思います。 例外的に著作権侵害とならない場合が著作権法上定められています(権利制限規定)が、今回の場合、そのうちの「引用」に該当しないかが問題となります。「引用」に該当するかはケースバイケースですが、今回のような事例の場合、コンテンツの主従関係の「従」として掲載し、かつ引用する必要性が高い、というのは厳しいように思われますので、利用は控えるべきでしょう。仮に「引用」として整理できる場合は、出所(出典)を明示するのを忘れないようにしましょう。 代替案としては、フリー素材の利用が考えられますが、フリー素材を掲載するサイトによって利用規約が異なるため、できるだけ大きな信頼できるサイトを利用し、「商用利用可能」で、フリー素材が「第三者の権利を含んでいないか」を確認する必要があります。また素材に改変を加えたい場合、「改変や組み合わせの許可」を確認するとともに、「著作者への帰属(クレジット表示)の要否」まで確認する必要があります。 病院で働くうえで何に気をつけるべきなのか 著作権法や肖像権などの問題は、どうしても法律用語が出てくるため、理解し実践するのはなかなか難しいでしょう。白黒つけるのが難しい場合には弁護士等の専門家に相談することも選択肢に入れると良いかと思いますが、あらかじめ以下のような大枠のイメージをつかんでおくことは、相談時に役立つでしょう。 院内で写真撮影するとき 院内で撮影した写真に顔が写ってない状態の写真を広報誌に掲載する場合は、イラスト等の著作物の映り込みに注意する必要がある。患者さんの顔が映っている場合は、肖像権の侵害の可能性があるが、顔が映っていない場合でもプライバシー権を侵害する可能性があるため、できる限り患者さんの許可を得て容貌を撮影するよう気を付ける。 患者さんを撮影する必要がある場合、承諾書などを用意して、広報誌への掲載許可を患者さんから得ておくとトラブル回避につながる。 イラストをポスターなどに挿入したいとき イラストは著作物であるため、著作権侵害のリスクがあるのではないか、という問題意識を持っておく。 事前にイラスト作成者の許可を得ることは難しいことも多く、時間・コストがかかる可能性があるため、できるだけ信頼できるサイトのフリー素材を利用することが考えられる。 フリー素材サイトの素材を利用する場合、使用に当たって商用利用が可能であるか、素材が第三者の権利を含んでいないか、使用する場合における著作者への帰属表示(クレジット表示)の要否といった諸条件を確認することが重要。なお、改変や他イラストとの組み合わせを検討している場合には、その許可が必要になる可能性もあるので、その点も確認する。 知らず知らずのうちに侵害している可能性があるのが著作権。裁判等の紛争になれば、時間もお金も消費し、病院の評判(レピュテーション)にも影響を及ぼします。 備えあれば憂いなし。著作権に関わる領域を再度見直し、職員の方が著作権を侵害しないような業務プロセスを確認してみましょう。 (執筆協力:南谷 健太 弁護士 ) 最後に… OPEReでは病院運営に役立つ情報や弊社サービス「ポケさぽ」の導入事例などを発信しています。この記事の下にあるメルマガ登録フォームから、ぜひOPEReのメルマガにご登録ください。

  • 医療DX4社でワークショップを開催 | 6月6日(木) 18:00〜 @ミライラボパレット大手町駅直結

    株式会社OPERe(以下、OPERe、読み方 オペリ)は、株式会社YOUTRUST が運営する「すごいワークショップ 医療DX編について」に参加いたします。 OPEReで働くことにご興味をお持ちの方がいれば、ぜひご応募いただければと思います。 すごいワークショップ 医療DX編について 【開催日程】 2024年6月6日(木) 18:00〜21:00(※17:45受付開始) 【応募期間】 2024年5月23日(木)〜2024年6月5日(水) 【定員】 先着70名 【場所】 MIRAI LAB PALETTE(大手町駅直結) 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目6−1 大手町ビルヂング 2階 【タイムスケジュール】 17:45:受付開始 18:00~18:30:4社による課題提示含めたピッチ 18:30~20:00:ワークショップ 20:00~21:00:懇親会 ※途中休憩を挟みます。 ※記載の内容は変更される場合がございます。予めご了承ください。 【登壇企業について】 株式会社ARCH 様 ARCHがプロデュースする「torch clinic(トーチクリニック)」は、医療とテクノロジーを融合した不妊治療専門クリニック です。「先の見えないトンネルを歩いているよう」と例えられる不妊治療患者の道を照らせる松明のような存在を目指しています。専用アプリを用いたスムーズな受診体験、2人目以降を見据えた治療計画の提案、高い妊娠率を誇る質の高い医療を通して日本の出生率改善を目指してまいります。 https://arch.social/ 株式会社OPERe 患者のスマートフォンを使って、PFM(Patient Flow Management)の視点で、外来や入院における患者説明を行なうコミュニケーションツール「ポケさぽ」を開発・提供。動画やメッセージを活用し患者説明を適切なタイミングで半自動化することで、現場の業務負荷軽減と患者満足度向上を目指します。 https://www.opere.jp/ 株式会社ドクターズプライム 様 「人を救うことに向き合う医師を仕組みで増やす」というミッションのもと、医師・病院・患者、そして医療に関わる全ての人々を幸せにするサービスの提供を行っていきます。救うことに向き合った医師が報われる仕組みを作り、日本の医療をより良くしていくのがドクターズプライムです。 https://drsprime.com/ 亀田医療情報株式会社 様 昨今注目の集まっている『IT × 医療』の分野で20年前より、その中心的な存在である「電子カルテ」を日本で初めて開発・運用した、病院をルーツとする会社です。 https://kameda-hi.co.jp/ 参加申し込みは、以下よりお願いいたします。 OPEReで働くことに少しでも興味がある方にぜひご参加いただきたいです。

bottom of page