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「」に対する検索結果が82件見つかりました

  • [メディア掲載] Healthtech DBに「ポケさぽ」に関する記事が掲載されました

    アイリス株式会社が運営する Healthtech DB の記事「患者向け説明ツール・ICツール領域の現状と今後」に、弊社「ポケさぽ」が掲載されました。 【記事URL】https://healthtech-db.com/articles/report-of-communication-tools-for-healthcare-providers-and-patients 医療機関の皆様と、患者さんとご家族に対して更なる価値を提供し続けられるよう、事業を進めてまいります。

  • 病院の患者向け説明動画を作成する際に重要な3つのこと

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 前回のブログ「病院の患者向け説明動画の「ナレーション」で大切な3つのこと」に続き、今回は、動画全体の話である「病院の患者向け説明動画を作成する際に重要な3つのこと」についてご紹介します。 弊社のサービス「ポケさぽ」では、動画とメッセージを組み合わせて、患者説明を半自動化するサービスを提供しています。 患者説明に動画とメッセージを利用することで、業務のタスクシフト/シェアしつつ、患者さんの満足度を高めることができます。 今回は、多くの患者向け説明動画をはじめとするコンテンツ作成を担当するスタッフに、「病院の患者向け説明動画を作成する際に重要な3つのこと」を訊きました。 ----- 病院の患者向け説明動画を作成する際に重要な3つのことについて、先に結論をお伝えすると、以下の3つにまとめられます。 散らばっている情報を整理し、情報を再構成する 細かい情報は紙やPDF、ナレーションで補足し、動画自体はシンプルにする 患者さんに行動を起こしてもらうお願いには、理由を添える 重要な3つのことについて、それぞれ深ぼっていきます。 大前提:患者さんが理解できてアクションいただける動画作り 気をつけていること3つをお話する前に、大きな前提について共有します。 病院から説明したい内容と、患者さんが理解できる内容には、大きな差があります。なぜなら「置かれている立場が違う」からです。 病院のスタッフは そもそも医療に関する知識を持ち合わせている 病院のルール・暗黙知を知っている 繰り返し説明をしている という状況です。 一方、患者さんは 検査や入院について、経験が少ない・無い 病院に関するルールや決まりについて、初めて知ることばかり そもそも知識や経験がないので、理解がするのに労力がかかる この差を埋めていくのが、患者向け説明動画の役割です。 患者さんが理解するのに労力がかかる状況を、1段1段理解度を上げながら、病院のルールや決まりをご理解いただき、最終的には病院がお願いする「アクション」に気持ちよくご協力いただくのが、大切です。 これを前提に置きつつ、患者説明動画を作成する上で気をつけていることをお伝えします。 散らばっている情報を整理し、情報を再構成する 患者向け説明動画を作成するにあたって、一番労力がかかるのは、病院中に散らばった情報を整理し、情報の流れを再構成することです。 現在、病院では、 広報誌 紙での説明 ホームページ 口頭伝達 掲示板 など、あらゆる媒体で患者さんに情報を伝達しています。 医療者が患者さんに伝えている内容を動画でお伝えする際に、病院のみなさんにヒアリングすると、多くの場合、情報は媒体を横断しています。その理由として、各部署や委員会が高度な専門性をもって病院運営をしている裏返しでもあります。それがゆえに、患者の理解度と関係のない資料構成になってしまうことが少なくありません。 患者向けの説明動画として、患者さんの理解度を1段1段あげながらアクションしていただくことを目的とするには、 動画の目的に応じて 動画に盛り込む内容を院内からかき集め 情報の取捨選択を行い 知識・経験のない方でもスムーズに理解できる順序に情報を並び替える 必要があります。 細かい情報は紙やPDF、ナレーションで補足し、動画自体はシンプルにする 患者さんの理解度をあげるために、効率の良い手段は動画です。 動画は、以下の点で優れています。 説明のクオリティーを標準化できる 図や写真を用いて、見る方が想像できる 映像にナレーションを乗せることができる 繰り返し見ることができる ただ、病院からの説明において、患者の理解度向上を最大化させるためには、動画のみに完結しないことも重要です。 具体的には、 書類 PDF ウェブサイト 病院内の運用(動画前後のスタッフによるコミュニケーション) を組み合わせる必要があります。 動画だけで完結しないという意味には、 外来で配られる説明同意書 アメニティーなどの申込書 詳細な指示書や検査/入院時間・場所 など、個別事象を動画に盛り込めないことという背景もあります。 患者さんが手元の動画を見ながら、手元資料と照らし合わせやすい動画・振り返りやすいPDFを考慮して、弊社では患者向け説明動画を作成しています。 また、患者向け説明動画を作成する際は、 細かい情報はできるだけ省く 動画内の「絵」は、シンプルにする どうしても伝えたい細かい情報はナレーションに乗せる という点に気をつけています。 ナレーションという音声情報に加えて、紙やPDFを活用することで、より伝えたい内容についての理解が深まります。 患者さんに行動を起こしてもらうお願いには、理由を添える 3つ目の気をつけていることとして、「行動を起こしてもらうお願いには、理由を添える」というのがあります。 入院案内の動画を作成していると、患者さんにお願いすることは、最低でも10個はあります。 お願いする数が多いからといって、箇条書きに あれをやってほしい これをもってきてほしい それはやらないでほしい と書いても、患者さんは納得できず、結果的に病院側のルールや決まりに則さない形で来院されてしまうこともあるのではないでしょうか。 そのため、お願いする際は、どうしてそういうお願いをしているのか理由を添えるようにしています。 病院としては、当たり前であったり暗黙知になっているルールも、言語化して伝えることが大切です。 1例として、入院における履物のお願いの「絵」を共有します。 「入院の際は、スリッパはやめてください」とお伝えするのではなく、「転倒の予防のためにも、靴でいらしてください」と伝えることが大切です。 まとめ いかがでしたでしょうか。 改めて、病院の患者向け説明動画を作成する際に重要な3つのことをまとめると、 散らばっている情報を整理し、情報を再構成する 細かい情報はナレーションや紙やPDF、ナレーションで補足し、動画自体はシンプルにする 患者さんに行動を起こしてもらうお願いには、理由を添える です。 最後に宣伝になってしまうのですが、、、 弊社コンテンツ担当スタッフに話を訊くと、ブログではお伝えできない動画作成のコツがまだまだたくさんあります。 お知りになりたい方は、ぜひ、弊社までお問い合わせください。

  • 医療実務研究会の第468回勉強会に代表の澤田が登壇しました

    2023年1月31日 2023年1月27日、一般社団法人 医療実務研究会様が運営する「第468回勉強会」に、弊社代表の澤田が登壇しました。 「業務改善/入院説明の半自動化」をテーマに 入院案内・PFMセンターを取り巻く医事の環境 ポケさぽのご紹介 うまくいく病院DXの共通点 についてお話させていただきました。 一般社団法人 医療実務研究会様のウェブサイト:http://www.ijitsuken.com/index.html 弊社では、医療機関の皆様が集まって開催されている勉強会での「登壇」「講演」のご依頼を積極的にお受けしています。 勉強会の人数規模に上限下限はございませんので、ポケさぽやOPEReにご興味のある方は、ぜひお声掛けいただけると嬉しいです。 お問い合わせは、ウェブサイト下部のお問い合わせフォームからお願いします。

  • 患者向け説明動画の「ナレーション」で大切な3つのこと

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は、病院が提供する患者説明動画の「ナレーション」について取り上げます。 ----- 患者向け説明動画の「ナレーション」で大切な3つのこと 本稿は、音質・ナレーションの効果の話をご紹介しながら、弊社の動画コンテンツの音声監修を行なっているSAEKIアナウンススクール代表の佐伯さんに話を伺いながら、患者向け説明動画のナレーションで大切なことを紹介します。 患者向け説明動画のナレーションで大切なのは、以下の3つです。 クリアな音質で録音すること 「不安」と「面倒」に寄り添いながら、理解の助けとして提供すること 顔をあげさせてくれる「声」で提供すること なぜこの3点なのかについて、詳しく説明していきます。 WEB会議の疲労感の原因は音にあった 動画のナレーションに入る前に、わたしたちが日々接している、音質の話をします。 新型コロナウイルスの蔓延にともない、一般企業のみならず、医療機関でもWEB会議が当たり前になりました。 筆者自身も医療機関の方とお話する際に、オンラインで会話することがとても多いです。 そのときにどうしても感じてしまうのは、「疲労感」。 対面の会議ではそこまで疲れない気がしますが、オンラインでの会議が続くと、なんとなく疲れてしまいます。 NTTデータ経営研究所とシュア・ジャパンが2022年に行った調査によると、Web会議の「疲労感」や「会議内容の理解不足への不安感」の要因は、以下と報告しています。 1. 音質が悪い会議は、内容が理解されないだけでなく、参加者にストレスを与える。 2. ストレスの原因として、特に認知機能に対する負荷が高まる傾向がある。負荷が継続すると認知機能が低下し、理解力や判断力、反応のスピードといった会議参加にとって重要な能力が鈍くなる。 3. 会議の内容が理解できないことによるストレスは、会議の後半にかけて蓄積されていく。 病院の患者向け説明動画に置きかえると 音質が悪いと、患者の認知力は低下する可能性がある。 音質のせいで、説明内容を理解してもらえない可能性がある。 と考えられるため、 クリアな音質でわかりやすい音というのが大切なことがわかります。 YouTube広告でもナレーションが重要 私たちが日頃触れているYouTube内の広告でもナレーションは重要なポイントとして考えられています。 YouTubeを視聴する方は、動画コンテンツの前に表示される広告に嫌気をさすことが少なくありません。 ネガティブな感情を抱きやすい視聴者に、YouTube広告として伝えたいメッセージを伝えるのは容易ではありません。 そんなときに効果的なのが「ナレーション」です。 YouTube広告において、ナレーションあり・なし を比較した場合、 ナレーションありのほうが、なしより、視聴率が2 points 増加した 広告視聴後の商品ページクリックについては、ナレーションありは、なしより3倍の効果があった というデータもあります(Infinity Agent Lab)。 つまり、動画にナレーションが乗ると、視聴者の興味や理解を深めることができることがわかります。 患者向け説明動画の「ナレーション」で大切なこと 前段が長くなりましたが、動画において音質とナレーションが重要であることはご理解いただけたかと思います。 では、病院が提供する患者説明動画では、どういうところに気をつければいいでしょうか? 弊社ポケさぽの動画コンテンツの音声監修を行なっているSAEKIアナウンススクールの佐伯さんに、患者説明動画の音声録音のポイントを訊いてみました。 ※SAEKIアナウンススクールは、東京キー局や全国の放送局に高い内定率でアナウンサーを送り出しているアナウンススクールです。 ー 弊社OPEReが提供する「ポケさぽ」内の動画コンテンツのナレーションを監修いただき、ありがとうございます。佐伯さんが患者説明動画のナレーションを監修する上で気をつけていることはありますか? 動画コンテンツに音声を乗せていくときに、患者さんの「面倒」と「不安」に寄り添いながら、理解の助けになるというのを一番意識しています。 病院に通う方々は、私の認識では「面倒」と「不安」を抱えられています。 病院に通う方々が面倒と不安を抱えた状態で、動画のナレーションを聞くと説明がくどすぎると、「わかってるよ」という感情をいだきやすく 説明が淡白すぎると、「なんでもっと説明してくれないの?」と感じやすい と考えています。 監修する際は、病院の伝えたい側と患者の受け取る側の間に立つような形で音声を届けたいと思っています。 ー 伝え方もありますが、声自体にも大きな役割があると思います。動画における「良い声」とはどんな声なのでしょうか? 私が考える良い声とは、顔をあげさせてくれる声です。 動画を通して受け取る側と時間を共有すると考えているので、声も時間を共有するための重要な要素の1つだと考えています。 先にも言いましたが、患者さんは面倒と不安を抱えた状態で、患者説明の動画を見ることになります。 面倒と不安に対して、寄り添いながらも適切な距離感で声をお届けできるかが、患者説明動画の音声では重要だと思います。 ー 「感情を乗せてながら、聞く人を惹きつけなければならない」プロの仕事というのがよくわかりました。お話を聞かせていただき、ありがとうございました。 佐伯さん監修の音声の例 まとめ 今回は、WEB会議の音質やYouTube広告の話から、弊社の動画コンテンツの音声監修を行なっている佐伯さんに話を織り交ぜ、病院が提供する患者説明動画の「ナレーション」について紹介しました。 改めて患者向け説明動画のナレーションで大切なことをまとめると、以下の3つです。 クリアな音質で録音すること 「不安」と「面倒」に寄り添いながら、理解の助けとして提供すること 顔をあげさせてくれる「声」で提供すること 多くの病院で、患者説明動画を作成されていると思います。 今後新しく動画を作成していく際に、「映像」だけでなく「ナレーション」にもこだわってみてはいかがでしょうか。 参考文献 IT Leaders編集部. “Web会議のストレスは音質の悪さから、理解力や反応速度に影響─NTTデータ経営研とShure”. IT Leaders. https://it.impress.co.jp/articles/-/23316 (2023. 1. 20) Infinity Agent Lab. “【YouTube広告】 ナレーションありなしでの効果の差は?”. https://infinity-agent.co.jp/lab/youtube-narration/ (2023.1.24) SAEKIアナウンススクール https://saeki-announce.jp/ (2023. 1. 20)

  • [メディア掲載] EPSONのDXイノベーションサイトに弊社CTO小川へのインタビュー記事が掲載されました

    セイコーエプソン株式会社様が運営する「DXイノベーション」サイトに、弊社Chief Technology Officer (CTO)の小川 博教のインタビューを掲載いただきました。 【記事URL】https://openinnovation.epson.com/topics/20230126/ 小川の、CTO就任の想いや今後の展望について語っています。

  • 院内展示会でDX推進 〜近江八幡市立医療センターの取り組み〜 | 病院管理職の仕事術③/病院DX⑤

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は、「院内展示会でDX推進」というテーマで、近江八幡市立総合医療センター 総務課経営企画グループ兼DX推進室の池田 裕樹さんに、病院のDXを進めるうえで実行している「院内展示会」についてインタビューしました。 -------------- ー 弊社が近江八幡市立総合医療センターの院内展示会に参加させていただいたことをきっかけに、今回、インタビューをさせていただくことになりました。取材を受けていただき、ありがとうございます。 こちらこそ、ありがとうございます。 近江八幡市立総合医療センター 総務課経営企画グループ兼DX推進室の池田 と申します。 ー 本題の院内展示会に入る前に、 総務課経営企画グループやDX推進室では、日頃どんな仕事を行われているんでしょうか? 大きく4つの仕事をしています。 病院機能評価プロジェクトチームの事務局 広報誌・ウェブサイトの管理 経営分析(DPC分析、クリニカルパス作成など) DX推進 DX推進室では、月に1回の定例会議を実施しながら、DXに関するサービスの検討・導入を進めています。本年度はRPAを導入し、院内の多くの部署での活用を検討している最中です。 定例会議で多くのDXサービスを検討していく中で、院内の多くの方にデモを見てほしいという思いから「院内展示会」をはじめました。 ー 院内展示会は、今年から開始されたということでしょうか?その背景にはどんなものがあったのでしょうか? はい、2022年度に初めて実施した企画です。 院内展示会を企画した背景は、新型コロナウイルスです。 コロナ禍になり、オンライン会議が普及したことで、DXサービスの会社からオンラインでのデモンストレーションを受ける機会が増えました。 デモンストレーションには、役職者は都合をつけて参加できるものの、現場スタッフは業務が忙しくみんなが参加できない課題がありました。 ただ、サービス導入で重要なのは現場の方の意見です。 直接ベンダーの方に来てもらい1日デモンストレーションしてもらえれば、現場スタッフは業務の空き時間で自由に参加できますし、どうせなら複数の会社に来院いただき、学会の企業展示会のようにできないか、と考えたのがこの「院内展示会」でした。 ー 「重要なのは現場の方の意見です」というのは、ほんとそのとおりですね。実際、どのくらいの職員の方が、院内展示会に参加されたのですか? 開催したのは1日で、当日は50名以上の職員が参加しました。 提案をしてくださっている4社に関連する職員で、もともと業務を途中で抜けられず時間の調整が難しかった人たちが中心です。 ー 今後この記事をみて、「院内展示会を開催してみたい」と思う病院向けに、アドバイスなどございますか? アドバイスというより、コツになりますが、 開催日当日に職員が来ないというがもっとも避けたい事象でしたので、その対策として ● 院内周知(ポスターを作成し院内の掲示板に貼る) ● 事前に所属長や職員に声掛けをする ● 開催日当日は、医局や関連部署に足を運び、声掛けを行なう ということを実施しました。 当日は思ったよりあっという間でした。職員とベンダーが画面越しではなく対面でお話しできたことでDXサービスを肌で感じることができましたし、何よりオンライン会議よりもコミュニケーションが取りやすかったです。また、ベンダー同士のコミュニケーションが生まれてたのは良かったなぁと思いました。 ー この度はインタビューに応じていただき、ありがとうございました。 ありがとうございました。 -------------- 近江八幡市立総合医療センター の池田さんの話、いかがだったでしょうか。 サービス導入する際に、日中稼働している職員のみなさんを巻き込むのはとても大変です。 検討中のサービスを一気に横並びで検討するのは、実際にサービスを利用するみなさんにとって素晴らしい取り組みと考え、今回記事にしました。 最後に、企業側・ベンダー側のメリットについてもお伝えすると、 実際に利用する方々の意見や業務に取り組む上での価値観を知ることができる 多くの部署の方との会話を通じて、病院の雰囲気や文化を知ることができる 患者さんの導線や利用する方の部署の部屋など、ハード面を把握できる 同時導入の可能性があるサービス提供者同士で話をするため、後日連携しやすい などがあげられます。 病院内でDXやプロジェクトを推進する方々の、お役に立てれば幸いです。

  • ポケさぽの患者満足度を公開します

    2023年1月10日 株式会社OPERe 株式会社OPERe(読み方:オペリ、代表取締役 澤田 優香)が提供するサービス「ポケさぽ」をサービスリリースして、約1年が経過しました。 現在、ポケさぽは「業務改善」だけではなく「サービス改善」のために導入頂くことも多くなっています。そのため、医療機関と患者さんがより良い信頼関係が構築できるよう、サービス改善に向けた取り組みとして入院・通院する患者さんおよびご家族のみなさんに対し、アンケート調査を実施しています。 今回は、2022年12月にアンケートご回答いただいた105名の患者満足度(家族を含む)を公開します。 患者さんとご家族の満足度は、95.2% でした。 以下、アンケート内で、患者さんおよびご家族のみなさんからいただいた声です。 「空き時間を使って手軽に利用できる点がよかった」 「いつでも気になることを調べられる点が良かった」 「分からないことを質問したら回答を頂けて、とても便利だった」 「一覧で見やすく、必要な情報をすぐに探せた」 一方、以下のようなご意見も頂いています。 「音声再生のみなど、オーディオのように聞けるとより便利」 「持ち物リストに関しては、チェックリストアプリのようにしてもらえると管理しやすい」 アンケートにご回答いただいた皆さまには、改めて御礼申し上げます。 ありがとうございます。 「ポケさぽ」は医療機関と患者さんのデジタルコミュニケーションを担うサービスとして、医療機関側の業務負荷軽減・利便性向上はもちろんのこと、患者さんとご家族にも満足いただけるサービスを目指しています。 医療機関の皆様と、患者さんとご家族に対して更なる価値と感動を提供し続けるために、日々改善を重ねて参ります。 「ポケさぽ」や「導入事例」に関するお問い合わせはこちらから

  • [メディア掲載] 国際規格 ISO/IEC 27001を基準としたISMS認証を取得 | 導入事例としてSecureNavi に取材していただきました

    株式会社OPERe(オペリ)は、2022年10月に、国際規格 ISO/IEC 27001に基づいた情報セキュリティ体制を構築し、ISMS認証を取得しました。 取得に際して、ISMS構築・運用を効率化し誰でも簡単にISMS認証取得ができるクラウドサービス「SecureNavi」を利用しました。 この度、弊社のISMS認証の取得までのストーリーを、SecureNavi様の導入事例として取材していただきました。 SecureNavi様の導入事例 SecureNaviを活用しISMSの知見を蓄積しながら認証取得「サポートも充実していて本業に支障なくやりきれた」 弊社ホームページの最下部に、ISMS認証マークを掲載しています。 今後もセキュリティと向き合い、 ISMS認証等を活用しながら、顧客価値の向上と事業の成長に努めてまいります。

  • 委員会が変われば、病院が変わる| 病院管理職の仕事術②

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は、組織としての病院を専門に研究されている、簗取 萌さんに、病院管理職が知っておくべき知識として、病院の意思決定の仕組みを解説いただきます。 --- こんにちは、簗取です。 私は、組織の観点から病院の意思決定の仕組みやマネジメントについて研究を行なっています。 病院で頻繁に起こる問題として、「物事が決まらない」「決めたはずのことがきちんと実行されない」といったことがあります。 今回は「病院における意思決定」について解説していきます。 なぜ病院では物事が決まらない?! 病院で勤務されておられる方々にとって、次のような場面に遭遇することが少なくないのではないでしょうか。 医療現場では様々な医療スタッフが協力しながら仕事を進めているが、病院全体のことを決めようとすると議論が全く進まない。 医療スタッフが病院全体に関わる議論に積極的に参加しようとしない。 病院全体で決めたはずのことがきちんと実行されない。 こうした状況は「自分勝手な医療スタッフ」や「仕事のできない事務スタッフ」のせいで生じるのではありません。むしろ、「病院」という組織の特性上生じやすい問題と言えます。 このような問題を回避するためには、病院の特性や意思決定の仕組みをきちんと理解することが重要です。 まず、病院の組織構造を簡単に見てみましょう。病院では、医師、看護師、薬剤師などの様々な医療専門職が勤務しており、それぞれが各領域に特化しながら専門的な業務に従事しています。図1は、病院の組織図を簡単に表したものです。病院によって組織の構成パターンは異なりますが、大きくは診療部、看護部、薬剤部や検査部などの診療支援部、事務部に分かれ、院長等の最高意思決定者(機関)の下にぶら下がります。このような組織構造は、一般企業で多くみられる事業部制組織に近いものです。 病院や企業などの組織では、この組織図のハコとハコをつなぐ線が指揮命令系統となり、全体の調整が行われます。通常はその経路に従って全体を効率的にコントロールすると想定されています。 ミニ解説:事業部制組織とは 事業部制組織(divisional organization)とは、事業部(division)を構成単位とする組織形態のことを意味します。事業部とは製品別、地域別、顧客別に関連職能を束ねた、独立性・自立性の高い部門を意味します。例えば、日本で初めて事業部制を導入したのは松下電器産業(現 パナソニック)です。創業者の松下幸之助は、所有する工場群を「ラジオ部門」「ランプ・乾電池部門」「配線器具・合成樹脂・電熱器部門」に分けて事業部門化しました。 しかし病院では各部門に大幅に権限が委譲されている場合が多く、組織の上層部が各部門の情報を吸い上げたり、各部門の専門性の高い情報を理解したりすることが難しい状況があります。また独立性の高い各部門では、お互いに干渉しないという状況もあります。図2は、ある病院の診療科間の医師の様子の例です。部門間が分断しているような状況を「たこつぼ化」とよぶことがあります。病院に勤務経験がある人であれば、これに類似した場面に遭遇することもあったと思います。 この会議、意味あるのだろうか... 病院では命令系統に沿った調整や部門間の理解が不十分な状況にあるため、組織全体に関わる問題の解決は容易ではありません。そこで病院では委員会やプロジェクトを設置して、各部門の代表者の直接的な協議の場で問題解決を図ろうとしています。近年は患者ニーズが多様化・複雑化しているために、病院全体として対応しなければならないトピックスが多岐にわたります。ある総合病院では院内に70を超える委員会を設置しています。 では、実際の委員会はどんな様子なのでしょうか。私がこれまでに見てきた委員会では、「誰も発言しない」、「居眠りしている」、「そもそも出席しない」ことがしばしば起こっています。それらの委員会は、会議としては機能していません。その一方で、医療スタッフが職種を超えて活発に議論している病院も存在しています。 委員会が変われば、病院が変わる 病院での委員会が機能した例を紹介します。 病院全体で取り組むべき課題の1つに費用の適正化があります。医療機器や医療材料の高額化や消費税増税に伴い、病院の費用は年々増加傾向です。医療材料の適正な調達や管理の実現に向けて、多くの病院では医師などの医療スタッフから構成される委員会を設置しています。この委員会が実質的に機能するか否かが、病院全体のコスト意識や医療スタッフの行動に大きな影響を与えているのです。 ある病院の医療材料調達に関する委員会は、委員はコスト削減に向けた対策について全く議論せず、診療科医師が好き勝手に申請する高額な医療材料を全て承認していました。それに対して、別の病院の委員会では医師や看護師や臨床工学技士がそれぞれの知識を活かしながら医療材料のコスト削減のアイデアを積極的に共有し合い、実現可能性の高いコスト削減策を次々と決定していました。それらの対策はすぐに各部門に通達され、さらに実際の効果の検証まで行われていました。その様な委員会のプロセスの徹底により、「医療材料を無駄にしない」というコスト意識が各部門のスタッフに浸透していたのです。この2つの病院の例は、委員会の運営が病院全体の文化、意識、さらには経営にも大きな影響を与えることを示しています。 つまり、委員会が変われば、病院が変わる、と言えるでしょう。 まとめ 今回は「病院の意思決定」をテーマに、病院の特性や意思決定の仕組みについて記事を書きました。今回の記事のポイントは以下の3つです。 病院では部門間がたこつぼ化しており、病院全体として意思決定を行うことがそもそも難しい。 病院では、部門間の調整を図るために委員会やプロジェクトチームが活用されており、その重要性も高まっている。 委員会が実質的に機能するか否かが、病院全体の文化や医療スタッフの行動に大きな影響を与えている。 病院で勤務されている人たちにとって、委員会は副次的な業務で面倒くさいと思われていることも多いです。しかし、病院経営改善や医療の質の維持・向上にはそうしたヨコの連携が極めて重要です。この記事が、病院組織の特性や病院の意思決定の際に留意すべきことを理解する上で、お役に立てば幸いです。 参考文献 植草 徹也. BCG流病院経営戦略: DPC時代の医療機関経営. 2012. エルゼビアジャパン. 榊原 清則. 経営学入門. 日本経済新聞社. 2002. --筆者-- 簗取 萌 新潟医療福祉大学 医療経営管理学部 医療情報管理学科 助教 国立看護大学校看護学科卒業、一橋大学大学院商学研究科経営学修士コース修了(MBA)、一橋大学大学院商学研究科博士後期過程 単位取得後退学 ナショナルセンター集中治療室の看護師として勤務後、MBA取得し、病院経営コンサルティング会社にて大規模病院の手術室や看護部の業務改善プロジェクトに従事する。その後現職。

  • 「ポケさぽ」ページをリニューアル〜サービス拡大の背景とリニューアルへの想い〜

    2022年11月29日 株式会社OPERe 株式会社OPEReが提供する「ポケさぽ」の、製品ページをリニューアルしました。 リニューアルの背景 2022年1月にサービスリリースをした「ポケさぽ」。おかげさまで、製品ページからの問い合わせや医療機関様からのご紹介を通じて、多くの医療機関様へ「ポケさぽ」をご案内させていただいています。 多くの医療機関様との会話の中で、製品の活用方法が入院案内にとどまらなず、検査案内や産科案内へ活用範囲が広がったのきっかけに、この度「ポケさぽ」製品ページをリニューアルしました。 サービスの活用範囲の拡大 いままで「ポケさぽ」は入院案内にフォーカスしたサービスでしたが、 今回のリニューアルで、対象範囲を 入院案内 検査案内 産科案内 の3つに拡大しました。 活用範囲に合わせて事例を公開 入院案内、検査案内、産科案内それぞれに合わせて、導入医療機関様の事例を公開しました。 入院案内:同愛記念病院様の事例 検査案内:深瀬医院様の事例 産科案内:茨城西南医療センター病院様の事例 「外来業務をタスクシフト」に込めた想い 私たちは、医療機関の皆様が日々行っている「患者説明」について、「ポケさぽ」が補助的に行うことを通じ、皆様のタスクシフト・シェア先になれたらと想っています。 ポケさぽを、タスクシフト・シェア先としてご活用いただきたい背景として、 2019 年 4月1日の「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」があります。医師の時間外労働に関する上限規制が設けられ、2024年4月から法律が施行されます。 法律の施行により、医療機関におけるタスクシフト・シェアの取り組みは今後ますます推進されることが予想されます。その際のタスクシフト・シェアの調整は、人的資源が限られる以上、調整が難航することもあると考えています。 タスクシフト・タスクシェアの定義(日本看護協会) 「タスク・シフト/シェア」は「従来、ある職種が担っていた業務を他職種に移管すること又は他職種と共同化すること」 私たちは患者説明を半自動化する「ポケさぽ」が、皆さまの経営課題の1つを解決すると信じ、医療法・診療報酬・医療の質・サービスの質等を考慮しながら、日々システムとサポートの改良を積み重ねています。 経営課題を解決しようとしている皆さまに、より良いソリューションを届けられるように、導入から定着・課題解決まで、しっかりと支えられるように精進してまいります。 「ポケさぽ」製品ページ ぜひ、リニューアルしたポケさぽページをご覧ください。 参考文献 公益社団法人 日本看護協会 "看護の専門性の発揮に資するタスク・シフト/シェアに関するガイドライン及び活用ガイド" https://www.nurse.or.jp/nursing/shift_n_share/guideline/pdf/tns_guideline.pdf (2022.11.26)

  • 妊婦さんへのお知らせをメッセージでご案内し、助産師の事務的業務がスムーズに | ポケさぽ導入事例 茨城西南医療センター病院 様

    導入のポイント 茨城西南医療センター病院の産婦人科では、SNS時代に合わせて、InstagramやYouTubeを活用して、分娩件数増加にむけた集患活動を行なっています。 妊婦健診での説明は、ルーティンのものが多いことや、案内用紙をデジタル化することでペーパーレスも推進できることに注目し、ポケさぽを導入しました。 ポケさぽを用いて、妊婦さんへのお知らせをメッセージで配信。助産師の事務的業務がスムーズになりました。 お客様情報 茨城県厚生連 茨城西南医療センター病院 https://www.seinan-mch.or.jp/index.php 産婦人科医師 野口 里枝 先生 助産師 谷島 恵理子 様、髙橋 茜 様 ― 茨城西南医療センター病院での働きがいを教えてください。 茨城西南医療センター病院は、地域周産期母子医療センターとして、茨城県の県西地区の周産期医療を支えています。NICUの体制を整えていて35週以降のハイリスクの分娩を受け入れることができますが、多くの分娩はリスクのない分娩です。 この茨城西南医療センター病院での働きがいは、小児科のバックアップ体制がある中で、産科医療を提供できることです。 分娩時赤ちゃんに、もしものことがあっても、母児分離しないで一緒の病院にいられるため、お母さんや赤ちゃんを共にケア・サポートできるところが、当院の良いところです。 実際、友人にどの病院で出産するのがいいか訊かれることがありますが、きちんと当院を薦めることができます。 ― 貴院は、SNSの発信にも積極的ですが、その背景はなんでしょうか? 先程も申し上げましたが、地域周産期母子医療センターであるがゆえに、リスクのない分娩を受け入れてないのでは?という勘違いをされている妊婦さんもいらっしゃいます。 そこで、SNSを通して、リスクのない妊婦さんも受け入れていることを発信しています。 InstagramやYouTubeの発信は、助産師がチームに分かれて運用しています。SNSの運用を始めてから、外来などで「インスタで見たんですけど…」と話しかけられるようになりました。 ― ポケさぽ導入の経緯を教えてください。 妊婦健診では、お渡しする書類や説明する内容が妊娠週数ごとにあり、毎回その週数に必要な指導を行います。 子どもたちの学校や習い事のお手紙のペーパーレス化が参考になりました。学校のお手紙がペーパーレスになっているのなら、同じコミュニケーションを繰り返す妊婦健診もデジタル化できないのだろうか、と思っていました。 また、患者さんに説明する内容はこのコロナ禍で更に増加しました。ルーチンの業務は自動化し、限られた外来での時間は助産師本来の業務内容に使うことが求められています。 そんな背景もあって、ポケさぽを導入しました。 ― 実際に、ポケさぽの登録をどんな場面で促していますか? 分娩予定日が確定し妊娠届を渡すタイミングで、ポケさぽをご案内しています。つまり、初回妊婦健診のひとつ前の外来時にご案内しています。 妊婦健診は通常の外来とは違って、血圧・体重測定、尿検査など診察前に妊婦さん自身に行っていただくことがたくさんあるのが特徴です。分娩予定日が決まったときに、これからの妊婦健診について説明する内容が多く時間も必要とします。 ただ、どんなに丁寧に説明しても、妊婦さんにとっては情報量が多いので、その場ですべてを理解するのは難しいと思います。 ですので、初回の妊婦健診の診察前に、ポケさぽをご案内しています。動画やメッセージを用いて、妊婦健診のご案内をすることで、妊婦さんの理解度をあげられたらと思っています。 ― ポケさぽを導入して、実感したことはありますか? 実は、導入直後なのもあってか、今まで書類でお渡ししていたときと比べてわかりやすいのか、きちんと見てくれているのかはまだよくわからないのが正直なところです。 でも、ひとつあるとすると、分娩保証金など事務的な手続きがスムーズになりました。 コロナ禍となり対面での指導やケアなどができなくなりました。そのため健診中に妊婦さんがされた質問などに対し、ポケさぽを通しメッセージで送ったりと、新たなコミュニケーションツールとして活用できました。 ― ポケさぽの導入時に大変だったことや工夫したことはありますか? 新型コロナウイルスの流行真っ只中だったので、すべてオンラインでやりとりをして、導入を進めていくのはなかなか大変でした。 対面で話せばすぐ伝わることも、テキストで伝えるには考えないといけないことも多くて…。 工夫したことと言いますか、ポケさぽ導入を機に、何年も更新されてなかった資料を見直しました。 見直しをしてから、ポケさぽチームの皆さんにお渡しして、動画やPDFを作ってもらいました。 ― だから、私たち(ポケさぽチーム)が資料を受け取ったときは、かなり整理されている状態だったんですね! ありがとうございます。 ― 最後に、ポケさぽについて、コメントをいただけますか? 私たちも導入したばかりではありますが、ポケさぽにはこれからの機能改善に期待しています。 ただ、私がポケさぽの導入の過程ですごく嬉しかったのは、自分たちが一生懸命作った資料が、動画やPDFとして視覚的に見えたことです。 自分たちのオリジナルのものが、視覚的に表現されたのを見たときは本当に嬉しかったです。 ― お話を聞かせていただき、ありがとうございました。

  • 1日1,000件のワクチン接種を行なう病院運営の裏側〜大切なのは、患者の流れを「一筆書き」にすること〜 | 導入事例 深瀬医院様

    導入のポイント ワクチン接種やPCR検査において、患者満足を保ちながら効率的な運用を実現するために、患者の流れを「一筆書き」にすることを意識。 業務改革の結果、1日200件までのワクチン接種上限が、1日1,000件まで上昇。 そのタイミングで、「ポケさぽ」を導入。ワクチン接種前に自宅で動画説明を見ていただくことで、来院時の滞在時間を最小限に。動画説明の結果、院内の迷子も防止。 事前に動画を閲覧した患者さんに、アンケート調査を実施。結果はとても満足している模様。 お客様情報 医療法人 鴻仁会 深瀬医院 15床(一般病床)、コロナ病床4床 http://www.fukase.or.jp/ 副院長 二木 克明 様、システムエンジニア 奥 亮介 様 ― 深瀬医院様における、二木副院長の役割について教えていただけますか? 深瀬医院には、1年前に着任しました。 私が深瀬医院に来た頃は、ワクチン関連の仕事の大部分をアナログでおこなっていて、職員も長時間まで残業するような状態が続いていました。 この1年間で、当院の念願であった業務オペレーションの合理化、院内のRPAシステムの構築、予約システム、ポケさぽなどを組み合わせて、患者満足を保ちながら効率的な運用を実現する仕事をしています。 横にいる奥が当院関連会社である株式会社パルスのリードエンジニアである高橋社長のもと、システムエンジニアとして私の企画を具現化してくれています。ほぼ毎日一緒に仕事していて、文字通りのパートナーです。 ― 二木副院長が着任されて多くの改革をされてきたようにお見受けしますが、どのような変化があったのでしょうか? 先ほど申し上げた残業についてですが、医事請求業務(自費診療)にRPAを用いることで、残業時間を圧縮することができました。 ワクチン接種についても、着任前は1日300件程度が上限でしたが、デジタル化やワクチン接種の流れの合理化を進め今では、1日1,000件まで実施できるようになりました。 おかげさまで多くの患者さんにご来院いただき、2022年末には、新型コロナワクチンは累計10万件を突破する予定で、PCR検査も累計6万6000件実施して、北海道屈指の件数を誇っています。 ― そんなに多くの患者さんがご来院されているのですね。その患者数に対応するコツがなにかあるのでしょうか? 運用を考える際は、患者さんの流れを「一筆書き」に描けることを意識しています。 深瀬医院は、スムーズな運用のために、2日後には壁がなくなっていることもあるほど、患者さんの流れを考えています。 運用改善を継続していくためにも、毎週月曜日に部門間ミーティングを行なっています。 前の週に起きた問題の抽出、システムの稼働状況の把握などの週次レビューを行ない、日々改善サイクルを回しています。 ― 運用大改革の際に、弊社のポケさぽに出会われたのですね。ポケさぽの導入を決めたのは、どういう経緯があったのでしょうか? 2022年7月の国際モダンホスピタルショウで、社長の澤田さんの講演を聞いて、声を掛けました。一筆書きで患者さんが回るのに、その当時2つのボトルネックがありました。 予診票を書かずに来院される患者さんがいることと、事前の説明に5−10分の時間がかかっていたこと、そして導線の問題です。 予診票を書かずに来院する問題は、予約システムを導入して解決しました。 事前説明について「どうしようか」考えていたときに、ポケさぽが使えるんじゃないかと思い、導入することにしました。 導線については、これから接種する方と接種した方の通路が1つだったことや、受付→問診票記入→受付など流れが良くない点があったので、それらを解消することで一筆書き完成を目指しました。 ― ポケさぽを導入するにあたって、大変なことはありましたか? 正直、絵に描いていたことを実現するだけでしたので、大変だった印象はありません。 こちらが決めたスケジュールがタイトだったので、その部分は少しハードでした。 逆に思ったより楽だと思ったのは、患者さんへの案内です。LINEを使ったシステムなので、患者さんへの案内も楽で、導入全体を振り返っても、とても簡単だった印象です。 ― ポケさぽを導入しての効果は、いかがでしょうか? ワクチン接種を受けに来た患者さんが、院内で迷子になることがなくなりました。 これは事前に説明動画を自宅で見てきてくれているおかげだと思います。 患者さんへのアンケート結果をみても、動画を見た患者さんに関しては満足の高い結果をいただけているな、と思っています。 ― 今後、ポケさぽを使ってどうしていきたいですか? 院長先生よりの提案でポケさぽ および LINE登録と、今後重要視されるであろうかかりつけ医登録をうまく結びつけ、さらには患者さんに満足して頂ける診療へと続けていきたいと思っています。 LINEを使った、外部への積極発信も実施していきたいです。 深瀬医院は、医療法人として他にも20ほど施設を思っています。 グループとしては将来的に、専門医医療機関モールを作って、患者さんにより便利で安心する医療を提供していきたいと考えています。 ― 最後に、どんな医療機関にポケさぽをおすすめしたいですか? 専門に特化した医療機関(特に、自覚症状を重視する科)に向いていると思います。 循環器専門の医療機関は、患者説明に動画を作っているところも多く、ポケさぽとの相性がよいのではないでしょうか。 専門に特化していれば、導入もスムーズですし、患者さんのメリットも大きそうです。 ― 経営論、運用方針など、幅広いお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

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