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- 患者さんから絵文字のメッセージが嬉しかった。デジタル化と患者満足を両立する患者サポートセンター | ポケさぽ導入事例 同愛記念病院 様
導入のポイント 新棟への移転をきっかけに、いままで各診療科の外来看護師や薬剤師、事務がそれぞれ違う場所で行なっていた入院案内を、患者サポートセンターに集約。他職種合同で患者サポートを実施。 ポケさぽの導入により、A4、B5などのサイズ違いの用紙を準備・整理する業務を削減。 患者満足と職員の働きがいの向上に、ポケさぽが貢献。 メッセージで質問した患者さんに丁寧に対応し、最後は絵文字でお礼のメッセージを。 急いでいる患者さんがポケさぽを利用することで予定に間に合うことができ、笑顔でお帰りになられた。 お客様情報 社会福祉法人同愛記念病院財団 同愛記念病院 http://www.doai.jp/ 患者サポートセンター 矢島様、根津様、百武様、新棟建設準備室 木村 浩司 様 ー 同愛記念病院様の入院案内の業務について、教えていただけますか? 私たちの業務は大きく3つに分かれています。ひとつは入院案内するための説明準備と、もうひとつは後日入院案内を行なうための日程調整と予約、そして入院案内そのものです。 入院案内にいらっしゃる患者さんの人数は、曜日ごとに異なっています。水曜日・木曜日・土曜日が特に忙しく、ひっきりなしに患者さんがいらっしゃいます。 水・木・土以外の曜日で、資料の準備やその他の業務を、時間を見つけておこなっています。 ― ポケさぽ導入のきっかけを教えてください。 2022年8月に新棟が開設しました。新棟開設と同時に、デジタル化の取り組みを進めています。特に、何度も同じことを手書きで繰り返す業務について、紙の保管場所の問題と業務の非効率さの問題の両方が存在するので、より積極的にデジタル化を進めていきたいと考えています。そんなときに出会ったのが「ポケさぽ」でした。 ― 新棟開設の際に、患者サポートセンターを新設されていますが、旧棟との運用の違いはございますか? 旧棟と新棟では、そもそもの運用の前提が異なっています。 旧棟では、手術や入院が決まった患者さんに対して、各診療科の外来で看護師が説明し、その後薬剤師のいる場所へ行き、ときには診察室にもどって、最後に事務が入院案内を説明するという流れとなっていました。また、各外来で看護師が説明する範囲も統一されてない運用でした。 入院案内の書類も、A4、B5などの用紙のサイズがバラバラなものを使っていて、患者さんにお渡しする書類を準備するのに手を取られていました。 新棟では、患者サポートセンターとして、他職種が合同で入院案内をできるブースを新設しました。患者さんをワンストップで入院案内できるので、患者満足を高めることができましたし、職員の横の連携にも繋がりました。 その状態でポケさぽを導入したので、動画を使った説明で案内内容を標準化することができました。入院案内資料をデジタル化したおかげで、患者さんにご案内する書類の準備業務を削減することもできました。 ― 新棟での患者サポートセンター立ち上げ直後から、ポケさぽをご利用いただいていますが、導入してよかったことはございますか? 入院日にあわせたリマインド機能がとても良いです。同愛記念病院では、新型コロナウイルスの流行にともない、入院1週間前のチェック表の記載をお願いしています。2ヶ月前に入院案内を行なう患者さんもいらっしゃるので、チェック表の記載のリマインドは、とてもメリットを感じています。 患者さんの問い合わせにメッセージで対応できるのも、よい点だと思っています。スマートフォンの時代、患者さんによっては電話することのハードルが高い方もいらっしゃいます。メッセージはお互いの好きな時間にやりとりができるので、コミュニケーションのハードルが下がった実感があります。 実際に受けた質問の例をあげると、部屋の希望や入院前PCR検査の質問がありました。 ひとつ嬉しかったことを共有すると、メッセージをやりとりした患者さんが、最後に絵文字付きのメッセージをくださいました。 対面でお話ししたことを覚えていた患者さんでもあったのですが、絵文字を使ってお礼を言っていただけたのは、とてもうれしく、「今日もがんばろう」と思えました。 ― 貴院は、ポケさぽを初めて、多くのデジタルサービスを導入されていると伺っていますが、今後の病院運営のビジョンについてお聞かせ願えますか? 病院のデジタル化・DXは必須だと考えています。ビジョンとしては、デジタル化・DXすることによるデータに基づいた病院経営です。 また、繰り返し同じことを行なう作業的な業務については、どんどんデジタル化したいと思っています。私たちが業務をデジタル化し、業務改善することで、職員は患者さんに向き合う時間を増やすことができます。それが最終的に患者さんの笑顔につながると思っています。 ― 最後に、どんな医療機関にポケさぽをおすすめしたいですか? 急性期病院に、ポケさぽをおすすめしたいです。急性期病院は、患者さんへの説明内容も多く、時間もかかります。説明内容が多いということは、職員ごとに説明の内容や質にムラ・忘れ・漏れが発生しやすい状態であると言えます。 ポケさぽを使えば、説明内容を動画化・PDF化して標準的な説明にすることができますし、患者さんに提供するリマインド機能やメッセージ機能によって、職員の働き方もよりよくできます。 忙しい急性期病院にこそ、導入をおすすめします。 ― ありがとうござい・・・ 最後にひとついいですか?! 嬉しかったことがもうひとつありまして。先日、若い患者さんが入院案内に来られたのですが、患者さんの後ろのご予定がどうしても動かせなくて。 その際にもポケさぽにご登録いただき、説明時間を短縮したことで、結果的に患者さんはご予定に間に合うことができました。患者さんはすごく笑顔でお帰りになりました。 患者さんから笑顔をいただけるのが、一番嬉しいですね。 ― いい話ですね。今日はお話をきかせていただき、ありがとうございました。
- 病院でプロジェクトを始めるときに気をつける3つのこと | 病院管理職の仕事術①
こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 コサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 わたしは、キャリアの中で過去2つの医療機関で働きました。2つの医療機関ではどちらもプロジェクトベースの仕事が多く、私の専門性のひとつにプロジェクトマネジメントをあげるくらい、プロジェクト単位で仕事を行なってきました。 いまの仕事もITサービスの導入支援という、角度からプロジェクトに関わることが多く、今回は「病院でプロジェクトを始めるときに気をつける3つのこと」をテーマにブログを書こうと思います。 ※「この写真、だれ?」って感じですが、ストック写真専用サイト"unsplash"に、 米国National Cancer Instituteの写真があったので、利用しました。 病院でプロジェクトを始めるときに気をつける3つのこと いきなり本記事の結論ですが、病院でプロジェクトを始めるときに気をつけることが、3つあります。 プロジェクトの目的と大義を決めること 適切な関係者に事前に話をしたあと、キックオフミーティングを開催すること 参加者の積極性を高めるための、コミュニケーションの仕組みをつくること 病院では多くの職種、多くの部署、多くの委員会が存在し、いろんな立場や物の見方があると思いますが、上記3点は私の経験上共通して、気をつけるべきことといえます。 そもそもプロジェクトってなに? 気をつけること3つの詳細を説明する前に、プロジェクトの定義について説明させてください。 プロジェクトの定義は、以下の定義が病院でしっくりくると思っています。 プロジェクトを 2 つの要素で定義しています。「有期的であること」、そして「独自性があること」です。 「有期的」とは、文字通り、期日があるということです。その作業をいつまでに 終わらせなければならないかが決まっている。それが「有期的であること」です。 一方「、独自性」というのは、ほかの定常業務と比べて、何かしら新しい要素が加 わっ ているということです。これまでやってきた仕事の機械的な反復では済まない 作業。 それが「独自性がある」仕事です。この 2 点に適合していれば、その仕事は プロジェ クトであるといっていいのです。 (「Webプロジェクトマネジメント標準」より引用) 繰り返しになりますが、終わりがあって定常的に繰り返さない業務をプロジェクトといいます。 プロジェクトの例 上記の定義を読んでみたものの、小難しくてピンとこない、、、という印象を受けられると思いますので、いくつか病院内でのプロジェクトの例を出してみます。 病院の収支に影響を及ぼすほど、ある診療科の診療報酬の査定額が大きすぎるため、業務フローを見直すプロジェクト 病棟用のエコーがどこにあるのかわからなくなり、研修医が探し回って時間を浪費している問題を解決するプロジェクト CTやMRI、手術用ロボットなどの高額医療機器の購入が、集中してしまう年度があるので、購入を分散させるプロジェクト 上記にあげた例は、定常的な業務ではなく、独自色が強く複数部署にまたがる課題ですが、解決すれば平常運転にもどれそうなものが多いという印象ではないでしょうか。 では、プロジェクトマネジメントをする際に気をつけるべきこと3つを掘り下げていきましょう! プロジェクトの目的と大義を決めること プロジェクトを始める際に、一番はじめに行うのは、目的と大義を決めることです。 課題を無茶振りされ、振られた側は「院長に言われたから…」「事務長命令で…」と言いたいこともありますが、そこはぐっと堪えて、目的と大義を言語化し、プロジェクト化しましょう。 目的とは、プロジェクトの最終的なゴールです。 大義とは、プロジェクトを通してそのゴールを目指す理由です。 先に挙げたプロジェクトを例に、目的と大義を考えてみましょう! 課題:病棟用のエコーがどこにあるのかわからなくなり、研修医が探し回って時間を浪費している問題を解決するプロジェクト 目的:研修医が病棟でエコーを利用したいときに、すぐに見つけられる状態を作ること 大義:研修医の時間を無駄にしないだけでなく、患者にも素早く検査を実施できる。さらにはエコーという医療機器が決まったルールで管理されるので、MEがメンテナンスしやすく、用度課(物品管理課)が買い替えの際の調査が容易になる。 もしかしたら、「院長からの命で『研修医の先生が、病棟エコーが散らばってて困ってるからなんとかしてよ』というものだったとしても、上記まで言語化することが大切です。 適切な関係者に事前に話をしたあと、キックオフミーティングを開催すること プロジェクトの目的と大義を決めたあとは、まず関係者個別に、キックオフミーティングに向けて話をしましょう。 複数部門に跨る課題ほど、キックオフミーティングを開くハードルがあがりますが、何事も初めが肝心。 ときには「そんなことやるなんて、聞いてない!」という人が後から出てくることもあります。 そんなリスクを避けるためにも、事前の声掛けは重要です。 声掛けが終わったら、プロジェクトに関わる人に声をかけてキックオフミーティングを開催しましょう。 秘密のプロジェクトではない限り、キックオフミーティングは関係者であれば誰でも参加できる形にしましょう。 参加者や該当部署が当事者意識を持つことはとても大切です。関係ありそうな部署に声をかけて、できるだけ多くの方に、キックオフミーティングで目的と大義を共有しましょう。 参加者の積極性を高めるための、コミュニケーションの仕組みをつくること キックオフミーティングを開催する際に、一緒に決めておきたいのは、プロジェクトにおけるコミュニケーションの仕組みです。 コミュニケーションの仕組みとは、以下のようなものです。 プロジェクトの連絡、進捗共有、疑問・質問などは、TeamsのXXチャンネルを用いること 議事録は、会議後24時間以内に発信すること 議事録は、誰もがアクセスできる場所(Sharepointや共有フォルダ)にアップすること 会議ができるだけ、パソコンを投影し、リアルタイムに議事録を起こすこと ありがちなのは、月の第X曜日の、16:30-17:00 で開催。事務局は誰々さん、とだけ決めるケースですが、これではプロジェクトの参加者のコミットメントを高めるのは難しいです。 プロジェクトに関する情報を透明化することも重要です。コミュニケーションもオープンにおこなうことで、互いの進捗状況がわかることで、メンバーの各タスクが前に進みます。 また情報の透明性を担保すれば、コミュニケーションの効率性もあがります。コミュニケーションがスムーズに行えれば、それだけプロジェクトの成功確率も高まります。 たとえ、プロジェクトのメンバー間での立ち話や電話などで決まった内容でも、Teamsのチャットや関係者メールにその内容を共有するのが望ましいでしょう。 まとめ 今回は「病院でプロジェクトを始めるときに気をつけること」をテーマに、記事を書きました。 改めて、プロジェクトを始めるときに気をつける3つのことは、以下のとおりです。 プロジェクトの目的と大義を決めること 適切な関係者に事前に話をしたあと、キックオフミーティングを開催すること 参加者の積極性を高めるための、コミュニケーションの仕組みをつくること ひとそれぞれ、プロジェクトを始めるときの大事なポイントは違うかもしれませんが、この記事がどなたかの参考になったり、ご自身の仕事を振り返るきっかけになると嬉しいです。 参考文献 The National Cancer Institute's (NCI) Visuals Online. “National Cancer Institute”. Unsplash. https://unsplash.com/ja/@nci (2022.11.04) 林千晶、高橋宏祐. (2018) “Webプロジェクトマネジメント標準 PMBOK®でワンランク上のWebディレクションを目指す”. https://loftwork.com/jp/group/creative_project_management (2022.11.04)
- [メディア掲載] パースジャパン商品ブログにて「ポケさぽ」が紹介されました
株式会社パースジャパンが運営する商品ブログにて、弊社の「ポケさぽ」が紹介されました。 【記事URL】https://persjapan.co.jp/blog/pokesapo/ パースジャパンが提供するPERS Pay と ポケさぽのサービス提携内容についても、記事内で触れています。 パースジャパンの提供するサービスをご利用の医療機関様は、是非一度ご一読くだださい。
- 入院案内を半自動化する「ポケさぽ」の紹介動画を公開しました
「ポケさぽ」紹介動画 3分半でご覧いただける動画です(音声付き)。 動画公開の経緯 ポケさぽ紹介動画は、資料をダウンロードいただいた医療機関の皆様にご案内していました。 2022年11月末に「ポケさぽ」サイトはリニューアルを予定していて、リニューアルを機に本動画はお蔵入りになってしまいます。 2022年夏の国際モダンホスピタルショウに際して作成した動画でして、リニューアル前により多くの方にご覧いただきたいと思い、ウェブサイト上に公開することにいたしました。 3分半でご覧いただける動画です(音声付き)。ぜひ一度、見ていただけると嬉しいです! 「ポケさぽ」や「導入事例」に関するお問い合わせはこちらから
- OPERe社が、医療・ヘルスケア領域の支援プログラム Vision Hacker Association(VHA)に採択されました
2022年10月26日 株式会社OPERe 入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」を提供する株式会社OPERe(読み方:オペリ、代表取締役 澤田優香、以下、OPERe)は、ファミリーヘルス財団とNPO法人ETIC.が合同事務局にて運営する医療・ヘルスケア領域の共創組織 Vision Hacker Association の支援プログラム第一期に採択されました。 OPEReは支援プログラムを通して、「患者と医療者のコミュニケーションハブになる」というビジョンに、顧客である医療機関(病院・クリニック)への提供価値を高めて参ります。 Vision Hacker Associationとは Vision Hacker Associationは、医療・ヘルスケア領域を起点にして社会変革に挑むビジョンハッカーが集う共創組織です。ファミリーヘルス財団、NPO法人ETIC.共催にて、2022年6月よりスタートしました。 医療機関、企業、NPO/NGO、研究機関、政府、行政自治体などセクターや立場を問わず、多種多様な主体者がフラットに交わり、次世代のリーダーを迎え育み、共に学び構想し合いながら、10-20年後の医療を創っていきます。 https://vha.jp/about VHA支援プログラムとは VHA支援プログラムでは、約6ヶ月にわたり様々なサポートを活用しながら、実践とフィードバックを繰り返し、事業のブラッシュアップに取り組むことができます。 6ヶ月間のプログラムが終了した後もアソシエーションに所属し続けることができ、VHA Labへの参加、事業提携などのマッチング、出資・ファンドレイズなど、様々な機会にアクセスできます。 https://vha.jp/program OPEReについて 株式会社OPERe(オペリ)は「患者と医療者のコミュニケーションハブになる」というビジョンとし、持続可能な病院運営を支援する企業です。入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」を提供しています。 ■会社概要 【会社概要】 株式会社OPERe(オペリ) 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F荒井倶楽部内 設立 :2020年6月 代表者:代表取締役 澤田 優香 URL :https://www.opere.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ <本件お問い合わせ先> 株式会社OPERe 担当:小迫 正実 メールアドレス:pr@opere.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 病院SNS活用事例 | 病院DX番外編
こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 コサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は「病院SNS活用事例 | 番外編」として、筆者がインターネット上で見つけた病院のSNS活用事例をご紹介します。 SNS単体を活用する病院と、SNSを組み合わせて活用する病院をわけて紹介していきます。 SNS単体を活用する病院例 Twitter × 亀田メディカルセンター はじめにご紹介するのは、病院Twitter界で知らない人はいない、亀田メディカルセンターのTwitterです。 おはようございます、というやわらかいコミュニケーションから 会計時の駐車券の運用についてといった、病院の細かいオペレーションまで 病院に通う人だけでなく、同じ業界の私達も楽しませてくれるアカウントです。 地域の医療圏の患者さんのための発信が基本のようですが、患者さんのためというメッセージが医療圏を超えて、日本から愛される病院のひとつとして、ブランドをきちんと構築していることがわかります。 Instagram × ベルネットグループ 次に紹介するのは、愛知県を中心に産科クリニックをグループ展開しているベルネットグループ。 ホームページ:https://www.kishokai.or.jp/ その中のクリニックのひとつ「アイリスベルクリニック」のinstagram がとても素敵です。 https://www.instagram.com/irisbell_bellnet/ 胎教や無痛分娩については、複数画像をアップして、2枚目から写真と文字を組み合わせた解説スライドになっています。 産科のような若年層の患者さんが多い医療機関で、かつ、独立した広報チームがある場合は、是非真似したいSNS活用施策ですね。 note × まちだ丘の上病院 まちだ丘の上病院。この病院は、『第68回日本web大賞!』で協会特別賞を受賞するほど、ウェブ施策にチカラをいれています。 ホームページはこちら:https://machida-hospital.com/ まちだ丘の上病院が運営するSNSが、noteです。 ホームページには載せきれない、やわらかいコンテンツをnoteに掲載しています。 病院DX④で紹介した「紙の広報誌の代替」に加えて、採用広報という目的も含んで、発信しているのではないかと筆者は推察しています。 Tiktok × 日本医科大学附属病院 病院DX③「採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ 」でも紹介した、日本医科大学附属病院のTiktokを使った看護師採用動画をご紹介します(タップ・クリックすると動画に遷移にします)。 看護師という、20代の理解しやすい文脈として、Tiktokを利用して採用動画を作成されているのは、素晴らしいと思いました。 SNSを組み合わせて活用する病院 病院DX④「SNSを活用した病院広報誌のデジタル化」で、SNSを活用したデジタル広報誌の3つのレベルを紹介しました。 初級:紙の広報誌をnoteに記事化する 中級:noteで作成したコンテンツをLINEで配信する 上級:noteでの記事化に合わせて、インタビューを動画でも作ってYouTubeにし、noteやLINE内に組み込む これら3つのレベルの上級を実践しているのが、次に紹介する小倉記念病院です。 LINE+YouTube × 小倉記念病院 病院広報といえば小倉記念病院といってもいいくらい、小倉記念病院は広報にチカラを入れています。 読み応えたっぷりの病院広報誌、一度ご覧になってください。 http://www.kokurakinen.or.jp/press/ そんな小倉記念病院は、LINEとYouTubeという複数のSNSを活用して、市民講座を展開しています。 実際、筆者が登録したLINEの画面。 病院としてチカラを入れたい診療科の講演を、YouTubeを使って配信をする。そのお知らせにLINEを使う。わかりやすいですが、継続するのはなかなか難しい。 SNSを組み合わせた仕組みを実行されているところからも、小倉記念病院の組織力が垣間見えます。 まとめ 今回は「病院SNS活用事例 | 番外編」として、筆者がインターネット上で見つけた病院のSNS活用事例を紹介しました。 「うちの病院の患者さんは、、、まだSNSって感じでもないし…」と思われるかもしれませんが、病院には家族・友人・知人などあらゆる方が関係しています。 目には見えないブランド価値は、一朝一夕では構築されません。3年後の病院のために、今からSNSの活用を始めてみるのはいかがですか。 その他、病院DXに関する記事はこちら 病院DXに取り組むときの3つのコツ | 病院DX① 無料で始める病院DX〜HubspotとConfluence〜 | 病院DX② 採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ | 病院DX③ SNSを活用した病院広報誌のデジタル化 | 病院DX④ 参考資料 亀田総合病院(ちっとばあり公式).https://twitter.com/kmc_pr. (2022.09.27) アイリスベルクリニック. “アイリスベルクリニック【公式】” https://www.instagram.com/irisbell_bellnet/ (2022.10.13) まちだ丘の上病院 “ 一般財団法人ひふみ会 まちだ丘の上病院 note”. https://note.com/machioka. 一般財団法人ひふみ会 まちだ丘の上病院. (2022.09.27) kangocareer. “人気病院解説!日本医科大学附属病院ってどんな病院?#看護師 #病院” https://www.tiktok.com/@kangocareer/video/7019572019020844290?is_from_webapp=v1&item_id=7019572019020844290 (2022.10.13) 小倉記念病院. “LINE@”. http://www.kokurakinen.or.jp/byoin/line_at/ . 一般財団法人 平成紫川会 小倉記念病院. (2022.09.27)
- SNSを活用した病院広報誌のデジタル化 | 病院DX④
こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 コサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は、病院DXに関する記事の第4回。「SNSを活用した病院広報誌のデジタル化」というテーマでお届けします。 復習:病院DXとは? 病院DXとは、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革することです。 変革を推し進める際のコツとして、以下の3つを紹介しました。 患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること 組織的に小さく始めること 金額的に小さく始めること DXしやすい広報部門 筆者個人として、病院DXにもっとも手をつけやすい領域は、「広報」だと考えています。 病院の広報部門は以下の特徴があります。 独立した部門がある 過去のアーカイブコンテンツがデジタル化されている 患者さんへの情報発信・コミュニケーションを目的としている つまり、すでにデジタル化されたコンテンツを持ち、小さな組織で始められ、患者さんへの提供価値の形態を変化できるということです。 こんなにDXに向いた組織はないのではないか、と筆者は考えます。 広報誌をDX!紙とデジタルのハイブリッド運用 前提 多くの病院では、周辺クリニックに配布したり、院内のラックに配置するようの紙の広報誌を運営していると思います。 本ブログでは、紙の広報誌をデジタルに置き換えよう!という提案ではなく、あくまでも、既存の紙の広報誌をベースに、デジタル広報誌をハイブリッド運用してはいかがでしょうか?という話です。 デジタル広報誌のメリット デジタル広報誌を立ち上げるメリットは3つあります。 過去の記事を検索できるようになること ホームページなどでリンクを貼るなど、利活用しやすいこと 記事ごとの閲覧数を評価することで、患者ニーズがわかること 患者さんは、患者さん自身にとって突然のタイミングで病院に通院するケースが多々あります。 その際、「自分の担当する医師はどんな人なんだろう?」「自分の通う病院ってどんなところ?」と感じる方も多いはずです。 残念ながら、現行の紙の広報誌では、過去の記事をさかのぼって、担当の医師のインタビューを探すのは難しいのが現状です。 病院にとっても、人気の診療科や伸ばしていきたい診療科の特集を紙の広報誌で組んでも、その記事がどのくらい読まれたか可視化できず、PDCAを回せないのが現状です。 それらを解決できるのがデジタル広報誌です。 デジタル広報誌の目指すところ 筆者としては、3つのSNSを活用した、デジタル広報誌を3段階で提案します。 初級:紙の広報誌をnoteに記事化する 中級:noteで作成したコンテンツをLINEで配信する 上級:noteでの記事化に合わせて、インタビューを動画でも作ってYouTubeにし、noteやLINE内に組み込む 以下が、デジタル広報誌の運用全体像です。 それぞれのSNSの目的 まずは、note。 noteの良いところは、記事の更新のしやすさと、出した記事を月別でまとめられるところです。 ホームページと違って、広報部門が独立して、コンテンツを管理・運営できるのが、一番のメリットです。 過去2−3年の、紙の広報誌のコンテンツを転載していけば、デジタル広報誌の立ち上げとして充分でしょう。 細かいところで、各記事とは別に、その月やその季節の「号」としてまとめたい場合は、文藝春秋Digitalの配信方法をご参考ください。 https://bungeishunju.com/n/n88e555070073 つぎに、LINE。 LINEは、病院と患者の、1対Nのコミュニケーションを実現できる便利なツールです。 患者向けの広報LINEと、医療機関向けのLINEのチャネルを分けて運用すれば、情報発信の幅が広がります。 こまめに発信しすぎると、患者からブロックされる可能性もあるので、月1回くらいの配信で、noteのまとめ号を添付する運用を、筆者としてはおすすめします。 最後に、YouTube。 動画の時代、文字だけでなく、動画による患者とのコミュニケーションは避けられなくなっています。 広報誌で、病院で働く方にインタビューする際に、同時に動画を回して、2−3分の動画にするのがおすすめです。 また、院内のイベント(盆踊りやクリスマス会)を映像にするのもよいでしょう。 まとめ 今回は、病院DX第4弾として「SNSを活用した病院広報誌のデジタル化」というタイトルで、筆者がおすすめするデジタル広報誌の運用案についてご紹介しました。 本記事で紹介した、note、LINE、YouTubeは、すべて無料で始められるサービスです。 必要なのは、始める勇気と続ける胆力。 患者を取り巻く情報環境が変化する今、病院DXとして、広報誌から始めてみるのはいかがですか? 続きは、こちら「病院SNS活用事例 | 病院DX番外編」。 --- 病院広報デジタル化「LINE公式アカウント立ち上げ支援」事例は、こちら 参考資料 文藝春秋digital.”『文藝春秋digital』2022年9月ラインナップ”. https://bungeishunju.com/n/n88e555070073. 文藝春秋. (2022.09.27)
- [メディア掲載]セイコーエプソン株式会社の転職採用記事に弊社との取り組みが掲載されました
セイコーエプソン株式会社様が転職サイトBizReachに掲載した記事「【#01】オープンイノベーションで新事業を次々と生むエプソンの魅力」に、弊社OPEReとの取り組みが掲載されました。 【記事URL】https://www.bizreach.jp/job-feed/public-advertising/88ytmng/ 記事中段の「オープンイノベーションで顧客価値を高めるソリューションを創出」の見出しの中で、言及いただいています。
- 採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ | 病院DX③
こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は、病院DXに関する記事の第3回。「採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ」というテーマでお届けします。 第1回「病院DXに取り組むときの3つのコツ | 病院DX①」はこちら。 第2回「無料で始める病院DX〜HubspotとConfluence〜 | 病院DX②」はこちら。 復習:病院DXとは? 病院DXとは、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革することです。 変革を推し進める際のコツとして、以下の3つを紹介しました。 患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること 組織的に小さく始めること 金額的に小さく始めること 1つ目のコツである「患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること」は、DXの定義である顧客ニーズにあったものを提供するという部分を参考にしています。 日本の医療機関の多くは、世の中一般的なデジタルの流れに沿ってサービスを提供できていないのが現状ですが、今回はスマートフォンの縦型動画に対して、どう策を講じていくかについて紹介していきます。 デジタルの流れ:スマホの普及 令和2年の総務省「通信利用動向調査」では、スマートフォンの普及率が全世帯で83.4%となり初めて8割を超えたと発表されました。 年代別にみても、69歳までの個人の多くがスマートフォンを利用していることがわかります。 社会の流れ、患者のニーズを考えると、スマートフォンを中心とするデジタルコミュニケーションは無視できなくなっています。 スマホの動画は、縦型動画 ウェブサイトが、パソコンの画面中心に作られていた時代から、スマートフォンでの閲覧を前提に移り変わったように、動画の世界も、縦型動画を見かける機会が大幅に増えています。 代表的な例はTiktokやInstagram ストーリー、YouTube Shortsでしょうか。 短い動画は、縦で見る 先の例で挙げたアプリ(Tiktok、Instagram、YouTube Shorts)では、縦型動画として見せるのは、尺の短いものです。 アプリごとの動画の長さの違いはあるものの、1分以下の動画の場合、縦型動画に寄せていきたい流れが見て取れます(LISKUL)。 実際、筆者も日頃からSNSで縦型動画を見ていますが、スマートフォンへの没入感やテンポから動画を見入ってしまうことが多いです。 病院に縦型動画をどう応用するのか? Tiktok、Instagram、YouTube Shorts なんて10-20代向けの話で、うちの医療機関は関係ない、と思う方もいらっしゃるかもしれません。 ただ、縦型動画の、短くテンポよいコンテンツは 確実に最後まで視聴され 理解もしやすい だからこそ、世の中に受け入れられている側面もあります。 世の中を見渡すと、縦型動画に挑戦している病院があります。 今回はその例を4つほど紹介します。 採用動画 こちらは、日本医科大学附属病院の看護師採用動画です(タップ・クリックすると動画に遷移にします)。 看護師という、20代の理解しやすい文脈として、Tiktokを利用して採用動画を作成されているのは、素晴らしいと思いました。 患者説明 続いてご紹介するのは、湘南藤沢徳洲会病院のInstagramアカウントの、患者確認動画です(タップ・クリックすると動画に遷移にします)。 医療安全において、患者の氏名と生年月日の2つの情報を尋ねるのがスタンダードになりつつありますが、患者にとっては初めてだったり、その意味がわからないこともあります。 instagramというやわらかいコミュニケーション手段を通じて、患者に協力していただきたい内容を説明していくのは、とても好感が持てますね。 職員紹介:Mayo Clinic(メイヨークリニック) まず紹介したいのが、Newsweek World’s Best Hospital で1位を獲得したMayo Clinic。 Mayo Clinicでは、職員紹介の一貫で、YouTube Shortsに動画をアップしています。 病院の広報誌でよく職員紹介の記事を載せられてますが、数年で簡単なショート動画による職員紹介の時代が来そうですね。 患者説明(妊婦):Cleveland Clinic(クリーブランドクリニック) もうひとつは、Newsweek World’s Best Hospital 第2位のCleveland Clinic。 Cleveland Clinicは、出産の初期の合図について、YouTube Shortsに動画をアップしています。 自分が近い将来体験することを、動画を使って説明するのは、さすが世界トップレベルの病院だと思いました。 まとめ 今回は、病院DX第3弾として「採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ 」というタイトルのもと、これからの病院はスマホ動画時代にどう対応していくかをご紹介しました。 採用活動や患者説明を、縦型動画で行なう時代はもうそこまで来ています。 実際に、縦型動画は、短くテンポもよく 確実に最後まで視聴され 理解もしやすい というメリットがあります。 初めは慣れないかもしれませんが、始めないことにはクオリティーも上がらないのが現状です。 病院DXとして、縦型動画を始めてみませんか? 続きは、こちら「SNSを活用した病院広報誌のデジタル化 | 病院DX④」 参考文献 デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会. “デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX 推進ガイドライン)Ver. 1.0”. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/dx/dx_guideline.pdf (2022. 08. 05) 総務省 "令和2年通信利用動向調査の結果". https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/210618_1.pdf (2022. 09. 14) LISKUL. “SNS運用するなら知るべき縦型動画とは?メリットや作成方法を解説”. SO Technologies株式会社. https://liskul.com/vertical-movie-2-102555 (2022. 09. 14) Newsweek, “World's Best Hospitals 2022”. Newsweek. https://www.newsweek.com/worlds-best-hospitals-2022 (2022. 09. 15)
- 無料で始める病院DX〜HubspotとConfluence〜 | 病院DX②
こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は、病院DXに関する記事の第2回。「無料で始める病院DX〜HubspotとConfluence〜」についてお届けします。 第1回「病院DXに取り組むときの3つのコツ | 病院DX①」はこちらから。 復習:病院DXとは? 病院DXとは、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革することです。 変革を推し進める際のコツとして、以下の3つを紹介しました。 患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること 組織的に小さく始めること 金額的に小さく始めること 金額的に小さく始める…無料でできることは? いざ病院でDXを始めようと思っても、「今年度の予算はない…けど、なにかしなきゃ」「上層部はDXに懐疑的で、説得に時間がかかるのも…」と考える病院職員の方もいらっしゃるでしょう。 そんな病院でも小さく始めることができるのが、フリーミアムの製品です。 フリーミアムとは(ウィキペディア) 基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。 つまり、基本機能を無料で提供しているソフトウェアで、病院DXをはじめられます。 私もかつて病院事務職員として働いていましたので、今回のブログでは、病院職員時代を振り返って、「このツールがあればよかったのに!」と心から思ったフリーミアムなソフトウェアを2つ紹介します。 おすすめ1:HubSpot Sales Hub 病院DXを無料で始めるのに、第一におすすめするのが、営業支援ソフトウェアのHubSpot Sales Hubです。 HubSpot Sales Hubを使うと、外部の人とのメールのやりとり(ログ)やミーティングのメモを、会社ごとや個人ごとに自動で管理し、チームで共有・閲覧することができます。 外部ベンダーや取引先とやりとりしていると、以下のような課題はありませんか? 引き継いだばかりで、前任者がおこなったコミュニケーションを把握できない 各企業とのやりとり履歴を、上司の立場として把握できない 前方連携先のクリニックの医師と、どういうやりとりをしたか忘れてしまった… HubSpot Sales Hubをチーム全員で導入して外部とやりとりをすれば、上記の課題は一気に解消されます。言った言わない・把握してるしてないという問題がなくなり、仕事の質・スピードが向上するでしょう。 HubSpot Sales Hubの良いところは、無料で利用できる機能が多いところです。 無料の範囲でありながら、セールス機能以外にも、マーケティングやCRM(顧客管理)機能も、充実しています。 また、導入が簡単なところもおすすめの理由です。メールサービスとして、GmailやOutlookを使っていれば、HubSpotとの連携に多くの時間は取られません(※情報部門に、決裁書は回してくださいね!)。 筆者自身もHubSpotユーザーで、Gmailのアドオン機能を使ってメールのログを記録したり、打ち合わせの議事録や電話対応の記録をHubSpot上に入力し、チームで業務を冗長化しています。 個人や会社単位だけでなく、案件ごとにメールを仕分けることも可能です(取引という機能を使います)。 病院によっては、前方連携や後方連携に関して、やりとりを可視化するのにも、活用可能でしょう。 ※メールのドメインを指定して、メールのトラッキングを外すことができます。病院内のメールのやりとりが、HubSpot内に記録されないよう設定するのをおすすめします。 https://www.hubspot.jp/products/sales?hubs_content おすすめ2:Confluence 病院DXを無料で始めるのに、もうひとつおすすめしたいのが、Confluenceです。 Confluenceは、社内用のドキュメントツールです。 Confluenceを導入すれば、部署やプロジェクトチームで、 マニュアル・ルール・手順書 調査結果・議事録・プロジェクトの最新情報 など Wordを作る感覚でウェブサイトのような見た目に仕上げることができます。 特に、情報システム室や物品管理室・用度課など、部署内で記録しておかないといけない業務が多い部署におすすめです。 病院内で働いていると、以下のような課題はありませんか? 委員会を引き継いだが、最新情報がどこで管理されているかわからない… システムのドキュメントの記録がWordやExcelで管理されてて、情報をいつどう更新したかわからない… 部署の業務範囲が広すぎて、どこに何の情報を格納しているかわからない… Confluenceを用いれば、Word感覚で、情報を一元管理できるため、部署の掲示板やプロジェクトマップとして、利用可能です。 また、ドキュメントの履歴や更新差分も確認できます。 Confluenceのよいところは、もちろん無料で始められることです。 10名までは、無料で利用することができます。 また、ドキュメントに階層構造をもたせることで、ページの行き来がしやすく、閲覧しやすいのが特徴です。 部署単位だけでなく、委員会や組織横断のプロジェクト(新棟建設、人事制度改革、広報室立ち上げなど)で、大量の調査や意思決定を記録に残して置く際に、とても役に立ちます。 プロジェクトが終われば、すべての記録をPDFにエクスポートすることも可能です。 Confluenceを導入すれば、大量のWord文書やPowerpointを開いて、過去の履歴を追う必要はなくなります。 部署やプロジェクトチームのメンバーは、常に最新の情報をみて、仕事を進めることができるようになるため、仕事のスピードや質の向上に寄与するでしょう。 https://www.atlassian.com/ja/software/confluence まとめ 今回は、病院DXのコツの1つである「金額的に小さく始めること」に焦点を当て、無料で始めるDXと称して、私自身がかつて病院職員だったときに使いたかったソフトウェアを2つ紹介しました。 HubSpot Sales Hub:外部の人とのメールを一元管理 Confluence:部署やプロジェクトのドキュメントを一元管理 皆さんの病院でも、小さく始められる病院DXとして、無料で始められるソフトウェアを導入してみませんか? 続きは、こちら「採用情報や患者説明は、縦型動画の時代へ | 病院DX③」 参考文献 ウィキペディア フリー百科事典. "フリーミアム”. Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0 (2022.09. 09) Sales Hub. HubSpot. https://www.hubspot.jp/products/sales?hubs_content (2022.09. 09) Confluence. Attlassian. https://www.atlassian.com/ja/software/confluence (2022.09. 09)
- 病院DXに取り組むときの3つのコツ | 病院DX①
こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回は、「病院DXに取り組むときの3つのコツ」というテーマでお届けします。 病院DXと聞いて… 病院関係者からすると、病院DXと聞くと、こんなことを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 「DXなんて、どうせ流行り言葉でしょ?」 「DXの前に、電子カルテをなんとかして…」 「職員がメールアドレスさえもってないのに、DXなんて考えられない」 「他病院さんとのやりとりは、まだまだ電話とFAXですけど…」 どちらかというと、ポジティブな期待より、現状を改善しなければならないプレッシャーや日々の運用のシワ寄せによるネガティブな想いのほうが強いかもしれません。 情報システム部門としては、 PHSサービスも終了したし、うちの病院もスマホに切り替えないと… SlackやZoomを使いたいという声が医師から出てるけど、病院全体へ適応するには、費用もかかるし、運用を決めるのも大変… DXって言うけど、既存の電子カルテのメンテナンスでいっぱいいっぱいだよ... 部門システムは正直、各部門で導入・管理してくれないかな… と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回のブログでは これから病院DXに取り組もう、もしくは、DXに取り組んでいるがなかなか前進しないという関係者向けに、「病院DXに取り組むときのコツ」についてお伝えします。 そもそもDXとは? そもそも、DX(Digital Transformation)とはなんでしょうか。 経産省が2018年12月に発表した “デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX 推進ガイドライン)Ver. 1.0” によると以下のように定義されています。 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。 DXの定義で特に重要なのは、以下の点です。 「製品やサービス、ビジネスモデルを変革」 つまり、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革するのが、病院DXです。 病院DXに取り組むときのコツとは? では、患者へ提供する価値をデジタルを使って変革する際に、何を前提にプロジェクトを進めればいいでしょうか。 いきなり大風呂敷を広げて、たくさんのメンバー・大きな計画・大きな予算でスタートするのはおすすめしません。 病院DXに取り組むときのコツとして、以下の3つを考慮するのはいかがでしょうか。 コツの1つ目は、「患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること」です。 DXの定義である顧客ニーズにあったものを提供するという部分を参考にしています。 コツ2つ目の「組織的に小さく始めること」というのは、まず結果を出すことが組織全体をDXしていくうえで重要だからです。DXを主導する担当者が責任者を巻き込んで一緒に汗をかく姿を職員に見せることは、中期的に全体を巻き込んだDXを進める際の土台になります。 コツ3つ目の「金額的に小さく始めること」は、失敗のリスクを最小限にする意味です。小さく始めても、うまくいかない可能性はつきまといます。失敗を許容しながらPDCAを回し、うまくいく体制を作ってから、全体のDXを始める必要があります。 病院DXの事例 実際に、患者や取引先へ提供する価値をデジタルを使って変革している例を2つほど紹介し ます。 聖隷浜松病院「LINE公式アカウント」 病院からのお知らせやイベント情報、LINE限定のメッセージなど、週1回の頻度で配信している、聖隷浜松病院のLINE公式アカウント。 以前は広報誌が担っていた役割を、LINEをコミュニケーションの柱にして展開しています。 LINEだけでは伝えるのが難しいコンテンツは、YouTubeも組み合わせることで、コミュニケーションの幅を広げています。 https://www.seirei.or.jp/hamamatsu/guidance/public-relations/line/ 東京医科歯科大学:Zoomによるセカンドオピニオン 東京医科歯科大学では、携帯電話のSMS機能をフックに患者にEmailアドレスを登録してもらい、最終的にZoomでセカンドオピニオンを実施する仕組みを構築しています。 既存のツールを組み合わせて、患者へのサービスをデジタルを変革していることが見て取れます。 ウェブページに詳しいフローも掲載されていますので、ぜひご覧になってください。 https://www.tmd.ac.jp/medhospital/patient/online_second.html まとめ 今回は、「病院DXに取り組むとき3つのコツ」というテーマで、考慮いただきたいコツと実際の事例2つをご紹介しました。 改めて、病院DXに取り組むときのコツは、以下です。 患者への提供「価値・スピード・質」に関わる部分から始めること 組織的に小さく始めること 金額的に小さく始めること 皆さんの病院でも小さく始められそうな部分から病院DXをおこない、患者への提供価値を向上していきませんか? 続きは、こちら「無料で始める病院DX〜HubspotとConfluence〜 | 病院DX②」 参考文献 デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会. “デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX 推進ガイドライン)Ver. 1.0”. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/dx/dx_guideline.pdf (2022. 08. 05) 聖隷浜松病院. “聖隷浜松病院「LINE公式アカウント」”. 聖隷浜松病院. https://www.seirei.or.jp/hamamatsu/guidance/public-relations/line/ (2022. 08. 29) 東京医科歯科大学. “オンラインセカンドオピニオン外来”. 東京医科歯科大学 https://www.tmd.ac.jp/medhospital/patient/online_second.html (2022. 08. 29)
- [メディア掲載] 看護のお仕事 に「看護師さんの業務効率アップやスキルアップをサポートする企業」として紹介されました
レバレジーズ株式会社様が運営するメディア「看護のお仕事」に、弊社OPEReが「看護師さんの業務効率アップやスキルアップをサポートする企業」として掲載されました。 【記事URL】https://kango-oshigoto.jp/media/article/16684/ 弊社の他にも、株式会社カルディオ様や日本メディカルネクスト株式会社様も、紹介されています。