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「」に対する検索結果が103件見つかりました

  • 国際モダンホスピタルショウ2022 DX推進サービスの展示企画「スマート院内マネジメント」に出展します

    一般社団法人日本経営協会(東京都渋谷区、会長:高原 豪久)が開催する、医療・介護・福祉の総合展示会「国際モダンホスピタルショウ2022」のDX推進サービス展示企画 「スマート院内マネジメント」に、株式会社OPEReが参加します。 『国際モダンホスピタルショウ2022』 会期:展示会:2022年7月13日(水)~15日(金) 3日間 10:00~17:00 会場:東京ビッグサイト 東展示棟:東2・3ホール、会議棟 詳細は、一般社団法人日本経営協会のプレスリリースをご覧ください。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000078820.html

  • 円滑な入退院のためのスクリーニング・支援に集中するために | ポケさぽ導入事例 川崎幸病院様

    導入のポイント 入院支援センターの大事な目的である「円滑な入退院のためのスクリーニング・支援」に時間を割くためにも、理解度の高い患者さんに「ポケさぽ」をご案内。 初めての入院の方も多い婦人科では、「なんどでも入院説明を見返せる」というニーズが高い。その要望を、ぽけさぽが解決。 メッセージで問い合わせできるという安心感を患者さんに提供しつつ、入院案内の時間を短縮し、電話のお問い合わせも減少。 お客様情報 社会医療法人財団 石心会(川崎幸病院)患者支援センター https://saiwaihp.jp/hospital/visit/medical_support/support.php 患者支援センター副センター長 橋本 理恵子 様 ー 石心会 川崎幸病院様の入院支援センターについて、教えてください。 石心会 川崎幸病院の入院支援センターは、患者支援センターという大きな組織の中にあります。患者支援センターは、入院から退院までを支える組織として、入院支援センターのほかに、地域医療連携室、医療相談科、入退院支援科、病床管理課で構成されています。 入院支援センターは、特に入院の案内部分に特化した部署で、看護師、医療ソーシャルワーカー、事務、薬剤師といった職種で構成されています。 ー 患者支援センターおよび入院支援センターについて、貴院ならではの特徴はありますか? わたしたち石心会は、外来機能と入院機能を分離して運営しています。 外来機能を川崎幸クリニックと第二川崎幸クリニック、さいわい鹿島田クリニック、川崎クリニックが担い、入院機能を川崎幸病院が担っています。 クリニックと病院をつなぐ組織として、石心会に直接所属する形で患者支援センターは位置づけられています。 ー 入院支援センターの主な業務を教えていただけますか? 主な業務は「患者さんが入院するにあたって必要なことを説明すること」と、「患者さんの円滑な退院のためのスクリーニングをすること」の2つです。 入院にあたって必要な説明では、 必要な荷物、書類 必要な金額 治療内容 などをお話しします。 円滑な退院のためのスクリーニングでは、 身体機能 食事の介助 介護が必要 病気の症状 経済的な状況 などの項目を質問しています。 スクリーニング後退院支援を行うのは、入院支援センターで入院案内する患者さんの中の15%前後ほどです。 ー ポケさぽ導入の経緯を教えて下さい。 私たちの業務で特に重要なのは、円滑な退院のためのスクリーニングです。 退院困難になりそうな方をどのようにスクリーニングし、どう病院スタッフに共有するかが業務の根幹にあります。 幅広い患者さんに、入院にあたって必要な説明を行います。一連の説明の流れの中で、スクリーニングを実施していきます。 説明していく中で私たちが時間をかける必要があると思っているのは、説明への理解が足りない方や、入退院のための支援が必要な患者さんです。 同時に、十分理解でき、支援の必要のない患者さんにも、適した説明が必要です。 そういった理解度もあり、入退院が円滑にできる患者に適切な説明を行えるシステムが、ポケさぽでした。それが導入の経緯です。 ー 婦人科からスモールスタートした理由を教えていただけますか? 開始する診療科を選定するにあたって、1ヶ月ほどアンケートを実施しました。 LINEの利用の有無について調査を行いまして、利用率が一番高かったのが婦人科でした。 婦人科の医師は、ポケさぽでの入院案内について理解がありました。加えて、婦人科入院患者は必ず入院支援センターを利用するという業務フローになっていたのも、大きな理由です。 実際にスタートして、婦人科の患者さんの約75%の方にポケさぽをご利用いただいています。 ー 婦人科に導入してみて、起こった変化はありますか? 婦人科の患者さんへの入院案内の時間は、かなり短縮されました。 合わせて、説明時間を短縮できたことで、入院支援センターの混雑も解消することができました。 時間短縮には、運用の工夫が必要でした。 導入直後は、入院支援センターに来てからQRコードの読み込みをしていただいていたため、登録に時間がかかっていました。 運用を変更し、入院支援センターに足を運ぶ前に、外来側で登録QRコードを配布する運用に切り替えました。 そうすることで、患者さんのタイミングで、先にQRコードを読み込んでいただけるので、入院支援センターでの案内時間を短くすることができました。 ー 患者さんの様子はいかがですか? 婦人科の患者さんは初めての入院という方が少なくなく、「入院案内の細かい部分を、あとからゆっくり確認したい」という声がありました。 また、患者さんは外来やIC(インフォームド・コンセント)を終えられたあと、入院支援センターにいらっしゃるので、お疲れの方もいらっしゃいます。 そのような状況に対して、動画とメッセージで入院案内できるポケさぽは、患者のニーズを捉えていると思います。 ー 副次的な効果もあったと伺っていますが、教えていただけますか? 婦人科については、お問い合わせの電話の件数が減りました。 新型コロナウイルスの影響で、滞在時間を少なくするために、説明時間を短くしました。 その代わりに、入院支援センターの電話番号をお渡しして、わからない部分についてはいつでも質問に答えられる体制にしていました。 ポケさぽの導入によって、婦人科の患者さんからお電話をいただくことは少なくなりました。 ー 電話が減った分、メッセージでの問い合わせが大変ではないですか? 診療科を絞っているのもあって、メッセージでの問い合わせは1日0〜2件です。 連続して質問を送られた患者さんも過去にはいらっしゃいました。 しかし、それらの質問を電話で受け答えたと仮定して比較すると、メッセージのほうがスタッフの時間を柔軟に使えます。 患者さんもメッセージに返事が返ってくることで、安心感を得ている印象はあります。 ただ文字に残ってしまう分、私たちは慎重にお返事しています。 ー 今後の診療科の広げ方について、考えていらっしゃることはありますか? 徐々に、対象の診療科を増やしていこうと思っています。 メッセージでの問い合わせ件数が読めない部分もあり、診療科ごとに運用が異なる部分もあるので、ひとつひとつ広げていこうと考えています。 ー 最後に、どんな医療機関にポケさぽをおすすめしたいですか? 入院支援、入院案内で人手不足を感じている医療機関におすすめです。 患者自身がスマートフォンユーザーでなくても、ご家族の方が付き添われる診療科の患者さんにも、ポケさぽは機能すると思います。 加えて、産科や小児科の患者さんとは、とても相性が良いと思います。 ー お話を聞かせていただき、ありがとうございました。 ありがとうございました。 「ポケさぽ」や「導入事例」に関するお問い合わせはこちらから

  • 病院のテレビ・冷蔵庫・Wi-Fiなどの利用申し込みをクラウド上で行う「PERS Pay」が、入院案内を半自動化する「ポケさぽ」とサービス連携

    2022年6月21日 株式会社 パースジャパン 株式会社OPERe 株式会社 パースジャパン(代表取締役:髙西正博、以下 パースジャパン)と株式会社OPERe(オペリ)(代表取締役:澤田優香、以下 OPERe)は、パースジャパンが提供する入院時のテレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の患者様直収日額レンタルサービス「PERS Pay」とOPEReが提供する入院案内を半自動化する「ポケさぽ」が、サービス連携したことをお知らせいたします。 【PERS Payとは】 病院の入院病棟では一般的に、患者自身が病棟でテレビカードを購入することで、テレビや冷蔵庫を利用できる仕組みが運用されています。 この度パースジャパンが提供を開始したPERS Payとは、パースジャパンと患者が入院前にテレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の利用申し込みをクラウド上で行うことで、患者がより安心・より便利な入院準備を可能にします。支払いはクレジットカードまたはコンビニ後払いのため、従来のテレビカードよりも簡便な方法での決済が可能となりました。 【ポケさぽとは】 「ポケさぽ」は、患者のポケットにあるスマートフォンから、動画やチャットを用いて入院案内を半自動的に行うシステムです。入院案内の「同じ説明を違う患者に」する部分をポケさぽが担うことで、患者は、いつでも・どこでも・なんどでも入院案内を受けることができ、より安心・より便利に入院に向けた準備を行えます。 【サービス連携の概要】 入院患者がテレビや冷蔵庫を利用する際に「テレビカードを現金で購入し、カードを差し込んで利用する」という従来の方法は、スマートフォンやキャッシュレス決済が普及した現在、入院患者が不便さを感じることが多くなってきました。 そこで、パースジャパンは「PERS Pay」を開始し、テレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の利用申込みをクラウド上で行うことで入院前の患者がスマートフォンで申し込みを行う事を可能としました。さらにはクレジットカードまたはコンビニ後払いで支払えるようにしたことで、患者は便利になり、病院でもこれまであった患者からのテレビカードのお使いの手間が無くなるという評価を頂いております。 一方で、スマートフォンでの申し込み操作方法を案内するのは病院の現場職員となります。患者が便利になれば、病院職員の説明内容が増加する現状の仕組みでは、患者と病院双方にとって、継続的に快適性を向上させていくことはできません。 入院案内を半自動化する「ポケさぽ」と、PERS Payがサービス連携することにより、病院職員の業務負荷を増大させることなく、患者は動画やチャットを通じてPERS Payについての仕組みや申し込み方法を理解し、自身のスマートフォンから入院時のテレビ・冷蔵庫・Wi-Fi等の利用を入院前に申し込めるようになります。 【パースジャパン 事業戦略部長 坂川のコメント】 OPERe様の理念である「医療現場のオペレーション刷新」に共感し、協議を重ねてまいりました。この度提携がスタートできることを非常にうれしく思っております。 両社でのサービス連携は、患者様と医療機関様の利便性の向上が図れ、皆様のお役に立ち、喜んでいただけるサービスとなると確信しております。 【OPERe 代表取締役 澤田のコメント】 入院療養環境の分野で日本トップシェアを誇るパースジャパン様と提携させて頂いたこと、大変光栄に感じております。このサービス提携によって、入院患者と病院のより快適な入院フローを構築すべく、患者様、病院様、パースジャパン様の協力の元、精進してまいります。 【会社概要】 株式会社パースジャパン 所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目26番4号 東京クリスタルビル 設立 :1984年4月27日 代表者:代表取締役 髙西正博 URL :https://persjapan.co.jp/ 株式会社パースジャパンは、1984年医療機関様向けコインタイマー式テレビのレンタル業務を開始しました。創業以来、顧客第一主義をモットーに先端テクノロジーを取り入れ、医療機関様とご利用いただく患者様の利便性向上に努めており、医療機関様向けに「病院向けレンタル事業」「病院向けソリューション」「商品販売・サービス」を提供しています。 株式会社OPERe 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F荒井倶楽部内 設立 :2020年6月 代表者:代表取締役 澤田優香 URL :https://www.opere.jp/ 株式会社OPERe(オペリ)は「医療現場のオペレーション刷新」をミッションとし、持続可能な病院運営を支援する企業です。新型コロナウイルス病棟用チャットツール「ちょいリク」や入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」を提供しています。 ----------------------------------------------- <本件お問い合わせ先> 株式会社パースジャパン 担当:安田 メールアドレス:shohin@persjapan.co.jp 株式会社OPERe 担当:小迫 正実 メールアドレス:pr@opere.jp ----------------------------------------------- 関連記事 病室でテレビを見るのにテレビカードはもういらない?! 病院での新しい決済方法 “PERS Pay”とは

  • 入院患者の不安を軽減。スタッフの「精神的なゆとり」も生まれ、新しい価値を提供 | ポケさぽ導入事例 熊本機能病院 様

    導入のポイント 導入前は、入院案内の説明に追われながら、書類準備も行い、時間的にも精神的にも余裕のない運用。 若年層の入院患者や小児患者のご家族に「ポケさぽ」を案内することで、入院案内の待ち時間が減少。 焦って説明する必要がなくなり、余裕が生まれたことで、患者対象に応じた配慮が可能に。 お客様情報 社会医療法人 寿量会 熊本機能病院 https://www.juryo.or.jp/ 入退院支援看護師 寺本 美千代 様 ー 熊本機能病院様の入院案内の業務について、教えていただけますか? 私たちの部署では、入院・手術が決まった患者さんへの「手術のリスク管理」と「入院生活のご案内」、それに加えて「入退院支援」の3つ業務を担当しています。 入院案内を行なう部署として3名が所属し、1日のシフトで説明を実施するのは常時2名という体制です。 主に整形外科や口唇口蓋裂を中心とした形成外科の患者さんとそのご家族への説明を担当しています。 ー ポケさぽ導入のきっかけとなる出来事はございますか? 看護師業務の見直しとコロナ禍で接触を抑えるため検討を行い、導入となりました。 入院案内業務では、以下のことが慢性的に起こっていました。 朝の10-11時に、一斉に入院案内の依頼が集中。 ブースの数が限られるため、患者さんの待ち時間が発生。 説明時、早口であったり患者さんの理解度を確認する余裕がない。 ある時は、小児患者さんのご家族に説明している際に、お子さんが泣き出してしまいご家族が入院案内に集中できないことがありました。 そのときは、「どうしてこちらの状況を配慮してくれないのか」というご指摘をいただき、ハッとさせられました。業務に追われ、患者さんへの配慮に欠けており、深く反省しました。 ー ポケさぽを導入して起こった変化を教えて下さい。 若年層の患者さんや小児患者さんのご家族に、ポケさぽのQRコードをご案内するだけで、案内を簡素化できるようになったことで、スタッフに精神的な余裕が生まれたことが一番大きいです。 一定の割合の患者さんがポケさぽを使うようになったことで、対面で説明が必要な方に時間を取ってゆっくり話せるようになり、さらにご自宅でご家族と何度もご覧いただけます。 私たちも、ポケさぽを選んでいただければ、その分資料を準備する量が減るので、とても助かっています。今までは、入院案内を患者さんごとに印刷・準備を行い、時には修正作業する業務も、負担が大きく時間を要していました。 ポケさぽは、動画や資料に写真を多く載せて説明を案内できるので、小児患者さんのご家族からの質問も少なくなりました。 ー 他部署への影響はありましたか? ポケさぽ導入の前も後も、入院後のトラブルは起きていません。 私たちの業務負荷が軽減されつつ、入院後のトラブルが起きてないというのは、部署として大変ありがたいです。 ー ポケさぽを導入したことで提供できた新しい価値などがあれば、教えて下さい。 実はポケさぽ導入以前は、検査説明や入院スケジュール説明を、私たちの部署ですべて受けることができない状況でした。 説明が難しいときは、他の外来看護師に説明をお願いすることがしばしばあり、外来業務に負担をかけていました。 ポケさぽ導入後は、検査説明や入院スケジュール説明がスムーズとなり、外来業務の改善にもつながっています。 また精神的にも時間的にも少し余裕が生まれたことで、高齢患者さんへの対応を手厚くしたり、事務的な業務の時間も取れるようになりました。 導入前は全く実施できなかったことを考えると、大きな変化です。 ー 最後に、どんな医療機関にポケさぽをおすすめしたいですか? たくさんの資料を説明する必要があったり、入院案内が人手不足の医療機関には、とても役に立つと思います。 また、患者さんご自身やご家族も若い方が対象となる、小児科等で手術を実施している医療機関やお産や産婦人科の医療機関に、とても向いていると思います。 ー お話を聞かせていただき、ありがとうございました。 ありがとうございました。 「ポケさぽ」や「導入事例」に関するお問い合わせはこちらから

  • 入院案内のその先へ PFMセンターのメリットと具体例 | PFMノート①

    こんにちは、オペリブログにアクセスいただき、ありがとうございます。 OPEReのコサコです。 オペリブログでは、医療機関の組織運営や業務改善にまつわるトピックを発信していきます。 今回のトピックは、「入院案内のその先へ PFMセンターのメリットと具体例」です。 入院案内は、多くの病院職員にとって身近な業務の1つではないでしょうか。そんな入院案内を、最近「PFMセンター」の職員が実施することが増えてきました。 この記事では、初めに入院案内やPFMについて説明し、その後PFMセンターを立ち上げるメリットについてお話しします。 【この記事を読んでわかること】 ・ 入院案内とPFMセンターの概要 ・ PFMセンターのメリット ・ PFMセンターの具体例 入院案内とは? 入院機能のある医療機関において、どんな施設でも存在する役割のひとつが「入院案内」です。主に急性期の医療機関では、下記の図のように患者が流れていきます。 急性期の医療機関の入口は、「紹介」「救急」「直接予約」などがあります。 患者が外来で診察や検査を受け、入院や手術を行なうことになった際に、医療機関が患者に実施するのが「入院案内」です。 入院案内では、患者が入院する前に、治療などを含む医療のことや、医療外のことである診療報酬や病院方針、部屋代などについての説明を行います。 PFMとは? Patinet Flow Management(以下、PFM)は病院経営改善のひとつの手段としてあげられる概念です。 PFMは、以下の図で示す「医療機関の入り口(外来での初診)から出口(術後の退院など)」までを管理して、病院経営を向上させる考え方です。 PFMの考え方を実際に実行する組織のことを、PFMセンターと呼びます。 入院案内はどの入院パターンでも実施されており、病院全体のPFMに大きく影響します。 ただ「医療機関の入り口(外来での初診)から出口(術後の退院など)」までのすべてを管理するのは、難易度も高く運用も大変です。そのため多くの医療機関では、入院案内をPFM介入のポイントとしておいています。それを専門部署として実践しているのがPFMセンターです。 ここからは、入院案内業務に留まらず、より業務範囲の広いPFMセンターが医療機関にどのようなメリットをもたらすかについて紹介します。 PFMセンターの業務とメリット 入院案内をPFMの介入開始のポイントとしている日本のPFMセンターは、以下の3つの業務を担っています。 入院準備の支援 入院医療の充実 早期介入による入院期間短縮 上記3つの業務をワンストップで管理することで、予定入院患者の情報を事前に把握し早期に問題を解決するとともに、医療機関の病床稼働を最適かつ効率的に運用することが可能になります。 通常の入院案内とPFMセンターで業務を集約した場合の以下の2つの図を、ご覧ください(弊社作成)。 通常の入院案内の場合 病棟看護師は患者が入院してから情報収集を行うため、気づいた人が気づいたタイミングで適切な部署(図の中では、栄養科やソーシャルワーカー)と連絡を取ります。加算等のスクリーニングも、病棟の看護師が実施します。これは看護師ひとりひとりの業務負荷になると同時に、管理者である師長や主任の多くの管理工数を必要とします。 PFMセンターに業務を集約する場合 病棟看護師が行なっていた入院後の情報収集を、入院前に行い、入院計画を立てます。今まで病棟からの連絡で患者への介入を行なっていた栄養士やソーシャルワーカーの方にとっては、入院する前に介入要否がわかります。そのため、業務の事前準備を行うことができ、より効率的な働き方を実施することができます。検査や加算のスクリーニングも、入院前にまとめて行うため、対象者をとらえやすい、早期介入が可能になる、外来収益につながる など、収益面でもメリットが大きくなります。 どんな医療機関がPFMセンターを設置しているの? ここまで、PFMセンターの良い部分を読んでいただきましたが、こんな疑問を持たれる方もいるかと思います。 「メリットはわかったけど、実現している医療機関はあるの・・・?」 そこで、PFMセンター設置している医療機関を、2つ紹介します。 東海大学医学部付属病院 佐久医療センター PFMセンターの始まりは、東海大学医学部付属病院です。田中豊医師が1999年にPFMを命名したと言われています*1。2006年の新病院開院と同時に、PFMセンターを全面稼働させました。 2022年4月時点の、東海大学付属病院のウェブページには、以下の説明と挿絵があります。*2 患者支援センターは、地域医療機関・施設からの紹介患者さんをサポートする部門です。「患者支援センター」では、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・管理栄養士・薬剤師等コメディカルと事務職員が協働して、地域医療機関・施設からの紹介患者さんの受診から入院、退院後の生活まで、安心した療養が受けられるよう、サポートしております。 (参照:東海大学医学部付属病院 患者支援センター) 続いては、長野にある佐久医療センターです 佐久医療センターでは「患者サポートセンター」という部署がPFM(PatientFlowManagement)をしています。 患者サポートセンターは、センター長(診療部)、入院支援室、地域医療連携室、持参薬管理室、外来栄養相談室、医療福祉相談室、医事課をひとつにした70名近い人数で構成されています。人数からも、佐久医療センターがPFMを病院経営の中枢に置いていることがわかるのではないでしょうか。 佐久医療センターの場合、医師が入院・手術を決定すると同時に患者サポートセンターの介入がはじまります。病歴確認から検査対応、入院におけるパスや説明、かかりつけ医への連絡、周術期周りのアセスメントやスクリーニング、入院準備支援等を行なっています。*3 佐久医療センターのPFMは、様々な雑誌でも取り上げられており、「お手本」とも言える事例でしょう。 PFMセンターの3つのフェーズ こうした医療機関の成功事例を受け、2018年度にPFMは診療報酬としての評価を受けるようになりました(入院時支援加算)。現在は急性期病院の約7割の施設が入院時支援加算を取得しており、多くの病院にPFMセンターが設置されていることがわかります*4。※急性期入院料1 急激に増加したPFMセンターですが、あまりにも急激に増えたこともあり、医療機関によって、担当する業務やその範囲はまちまちです。 オペリでは、日本のPFMセンターのフェーズは、「集約フェーズ」「機能拡大フェーズ」「経営大幅改善フェーズ」の3つがあると考えています(2022年5月時点)。 1. 集約フェーズ 多くの病院が該当するのが、集約フェーズです。このフェーズのPFMセンターでは、入院時支援加算の施設基準に則り「入院前に患者情報を収集する」「情報をもとに計画を立てる」「入院案内業務を実施する」ことが主な業務となっています。体制は施設基準に沿って、1~3人ほどのスタッフで構成される独立した組織になっていることが多いです。 2. 機能拡大フェーズ 2つ目の「機能拡大マネジメント」フェーズでは、「術前検査」「加算・指導料のスクリーニング」など入院医療の一部も担っています。 具体的には、入院中であれば包括されてしまう検査を外来で実施することにより、「入院コスト」を「外来収益」に転換する取り組みを行なっています。加算・指導料に関しても、対象症例を確実にとらえ早期からの算定開始につなげることで、病院収益に貢献しています。業務内容から、スタッフを拡充している施設が多くなるのも特長です。 3. 経営大幅拡大フェーズ 3つ目の「経営大幅改善」フェーズでは、「医師業務のタスクシフト」「指導料・加算の算定」「フロー最適化によるベッドコントロールの改善」などを実行し、PFMセンターが病院経営に大きなインパクトを与えます。スタッフの数もかなり多くなっていますが、病床回転率の向上等にも貢献し、病院経営に億単位での効果を与えることも、少なくありません。 まとめ 今回の記事では、「入院案内のその先へ PFMセンターのメリットと具体例」について、説明しました。 入院機能のある医療施設では当たり前のように行われている入院案内業務。 医療機関は入院案内をPFMの介入開始のポイントとして、患者の入院の流れをワンストップで管理することで、予定入院患者の情報を事前に把握し早期に問題を解決するとともに、病床管理の効率的な運営も可能にできます。 経営改善のひとつの手法として、PFMセンターの役割や業務を再度見直してみるのはいかがでしょうか? 参照 PFM (医療) https://ja.wikipedia.org/wiki/PFM_(%E5%8C%BB%E7%99%82) 東海大学医学部付属病院 患者支援センター https://www.fuzoku-hosp.tokai.ac.jp/service/kanja/ HOSPITAL VIEW Vol.41 (2020年3月) https://www.jbpo.or.jp/med/jb_square/hospital/pdf/HV41.pdf 令和3年度 第5回 入院医療等の調査・評価分科資料https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000823767.pdf

  • 川崎幸病院が入院説明を半自動化するサービス「ポケさぽ」の運用を開始、患者や家族が入院前の必要情報を好きな時間に簡単に入手可能

    2022年5月18日 株式会社OPERe 株式会社OPERe(オペリ)(代表取締役:澤田優香、以下 OPERe)は、社会医療法人財団石心会 川崎幸病院(理事長:石井暎禧、院長:山本晋、以下 川崎幸病院)の婦人科の入院手術案内にて、医療機関の入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」の運用を開始したことをお知らせいたします。 【ポケさぽとは】 「ポケさぽ」は、患者のポケットにあるスマートフォンから入院案内を行い、入院準備をサポートするシステムです。動画やチャットによる入院案内を半自動で行います。入院案内の「同じ説明を違う患者に」する部分はポケさぽが担うことで、患者はいつでも・どこでも・なんどでも入院案内を受けることができます。 【川崎幸病院での導入経緯】 川崎幸病院について 川崎幸病院は、神奈川県川崎市に位置し、急性期医療を担う地域の中核病院として365日、24時間「断らない救急」を実践しています。地域のニーズに答えながら世界トップレベルの医療を展開し、将来の有能な医療人を輩出するという使命のもと、医療を提供しています。 導入経緯 救急車を約1万台受け入れている川崎幸病院では、できるだけ多くの患者を安全に受け入れるためにも、スムーズな入退院が絶対条件となっています。とくに入院に関しては、患者側にも十分な入院準備に協力していただかないといけません。昨今の新型コロナウイルスの流行により「感染対策が万全であること」も入院準備に加わり、医療従事者は説明事項とともに、患者に理解してもらったり、準備してもらったりする内容も増え続けていました。 今回、川崎幸病院は、患者が万全な入院準備をするために、自宅でもチャットや動画による入院案内を受けとり、より入院に必要な情報を理解していただくことができるのであればと、「ポケさぽ」を導入しました。また、感染対策に関して、患者に適切なタイミングで「感染対策に則った行動の依頼」と「感染兆候の確認」が行われる事で、双方が的確に情報共有ができることも導入のポイントでした。体調確認の他にも、入院案内における一部の説明内容も、スマートフォンから動画やチャットで案内することで、結果的に、事務職員による説明内容及び説明の時間が削減されました。 導入初期となる現在は、婦人科に絞ってポケさぽを導入しています。今後は他診療科においても動画やチャットを利用した半自動化をおこない、スマートフォンから入院案内できるようにする予定です。 【川崎幸病院 入院担当者からのコメント】 コロナになって、患者さんやご家族が理解したり、やっていただいたりすることが大変増えてしまいました。すべてを一度に理解し、やっていただくことは難しいと思っていたところ、スマートフォンで患者さんの都合のいい時間や好きな時に情報を取得いただくことに加え、毎日報告が必要な体調管理の連絡については、入院前に記録の確認が出来て入院手続きの短縮となる当サービスを導入することにしました。患者さんからは、「繰り返し視聴して確認できる」、「後日気づいた質問を気軽にLINEできる」など、好評をいただいております。また、結果的にLINEから質問が来ることで電話問い合わせ件数が減るなどに二次的効果もありました。 【会社概要】 株式会社OPERe(オペリ) 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山7-3-6 南青山HYビル 7F荒井倶楽部内 設立 :2020年6月 代表者:代表取締役 澤田 優香 URL :https://www.opere.jp/ 株式会社OPERe(オペリ)は「医療現場のオペレーション刷新」をミッションとし、持続可能な病院運営を支援する企業です。新型コロナウイルス病棟用チャットツール「ちょいリク」や入院案内を半自動化するサービス「ポケさぽ」を提供しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ <本件お問い合わせ先> 株式会社OPERe 担当:小迫 正実 メールアドレス:pr@opere.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 「ポケさぽ」製品ページをリニューアルしました

    製品のアップデートに伴い、入院案内を半自動化するシステム「ポケさぽ」の製品ページを更新しました。(こちらから)

  • 「Nスタ」に取り上げられました

    2021年9月2日に、TBS Nスタにて弊社「ちょいリク」の活用事例を取り上げていただきました。

  • モダンホスピタルショウに出展しております

    モダンホスピタルショウに出展しております。オンラインブースを設けておりますので、お気軽にお立ちより下さい。オンラインブースはこちらから。

  • M3ニュースに掲載されました

    弊社製品が、M3東京ニュース「【東京】COVID-19患者の看護業務の効率化をスマホアプリで実現‐高橋由美子・日産厚生会玉川病院看護部長らに聞く」として掲載されました(記事はこちらから)。

  • ホームページを更新しました

    ホームページを更新しました。

  • 「月刊/保険診療」2021年3月号に弊社代表が寄稿致しました

    「月刊/保険診療」2021年3月号に弊社代表が寄稿致しました(3月10日)。https://www.igakutushin.co.jp/products/magazine/1168

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